| 『いちばんすてきなクリスマス』 | ||
ところが、この絵本のちいさいくまくんのお父さんは失業中。家族のためにクリスマスプレゼントを買うことができない。 それでも、なんとかツリーをかざり、釣ってきた魚を料理して、楽しい夕食をする。よーく絵本を眺めているとわかるのだけど、末っ子のちいさいくまくんは、ほとんどのページのすみっこに登場している。ここがこの絵本のとても大切なしかけなのだ。最後まで読み終えて感動したら、またページをもどってじっくり眺めてほしい。 さて、クリスマスの朝、ツリーのそばには家族みんなのプレゼントが置かれていた。おねえちゃんには、なくしたはずの傘。お父さんには、風にとばされた帽子。それぞれ探していたすてきな何かだったのだ。 そして、そのツリーの下には小さな足あと。サンタクロースっておじいさんだと思っていたけど、子どものサンタもいたのだ。このすてきなラストシーンは、この冬いちばんのクリスマスのおはなしだ。 |