| 『アストンの石』 | ||
困ってしまったのは母と父である。しかし、この絵本のすばらしさは、この困った顔の描き方にある。困っているのだが、母はいつもギターを弾いており、父はあみ物をしているのだ。どのページでも、母はギターを離さず、父はあみ物。 父の思いつきにより、石たちを連れて、ピクニックに行くことになり、水辺で父は「どうだい、アストン?ここには、おおぜい、石のなかまがいるだろう。おまえの石たちも、ずっと、ここにいたんじゃないかな.....」 さあ、父の説得はどうなるのか。母は木の下で相変わらずギターを弾いて歌っている。なんてすばらしい。このおおらかな世界。ラストは最高、読んでからのお楽しみ。 |