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東京・秋葉原の通り魔殺人事件をはじめ、動機不明の凶悪事件がこのところ頻発している。四日市市諏訪栄町、認定危機管理士関本蘭子さんは、自ら関わった事例からみて、この事件も容疑者の育った家庭環境に問題がありそうという。家庭の危機管理について聞いてみた。
―家庭の危機管理を考えたきっかけは
家族に障がい者がいたことや、常に相談を持ちかけられやすい性格だったことがあります。以前勤めていた会社が倒産しそうになり、経営者や従業員が受けた精神的、内面的な悲惨さを目の当たりにしたのが、直接のきっかけです。
―家庭の危機管理とはどのようなものですか
家庭の中で家計、仕事、健康などの問題が起きた時、どう対処するのかを考えるのが家庭の危機管理です。そして、そのほとんどが家庭環境から派生する問題です。
外で働くお父さんやお母さんには、常に健康面のリスク、危険が付きまといます。そちらを重視し過ぎてストレスをため、病気になりやすい。そのあげく収入が減り、家計が苦しくなり、家族関係がぎくしゃくする。夫婦や親子の関係もまずくなる。問題がこのようにつながって行きます。
―家庭の危機管理で、事件が防げますか
事件を他人事と思わず、自分の家にもあり得ると考えるのが、家庭の危機管理の基本です。
秋葉原の事件でも、なぜ見ず知らずの人を殺したのか。私たちの町で起きないようにするにはどうするか。家族の一人ひとりが考えてください。
悲劇が起きてしまってから、いくら騒いでも仕方ありません。その前にどうするかを考えて、対策を立てるのが危機管理です。どこかに、何か変だなという予兆があります。それに気付いたら、出来るだけ早く、私たちに相談して下さい。
―現在の情況で、私たちに出来る危機管理とは
物の豊かな時代になるにつれ、危機状況は逆に増えています。精神的に弱い人、意思決定が苦手な人、自己管理が出来ない人など、心にリスクを抱える人が増えています。
事件報道に接した時にまず自分自身の問題ととらえ、それを家族全員で話し合い、問題意識を共有して下さい。それが犯罪の予防にもつながって行くと思います。
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