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【6面】
 
一緒に活動しませんか 次世代に残す森づくり
 

グリーンボランティア間伐や枝打ち手伝う
  人と自然が共生する緑豊かな森づくりのために、県内各地で活動しているグリーンボランティア「森林づくり三重」は、1月から菰野町根の平にある私有林で活動している。
  グループが保全作業を有償で請負ったのは、約0・7ヘクタールに2100本のヒノキが手入れされないまま茂っている林。木が密集し、太陽光が中まで届かず、このままだと木が成長せず、弱ってしまう恐れがある。このため、ヒノキの約25%を間伐し、残りを枝打ちして、風通しをよくしてやる。森を生き返らせる作業だ。
  密着している木や傷んだ木で、伐採する木には、目印のリボンが付けられている。この日参加した50〜60歳代の男女10人が、分担して作業に当たった。
  間伐は1本ずつ安全を確認しながら、チェーンソーで切り倒す。枝打ちは、4bのはしごの上で命綱をかけての作業で、無駄な枝を切り落とす。
  7年前からこの活動に参加している鈴鹿市の服部紀子さん(59)は「女性でも山で出来る作業がある。森を守るために木を切っています」と間伐作業に汗を流していた。
  「森林づくり三重」は、豊かな森を次世代に残したいという思いで小林貞佳会長らが県の協力を得て2000年に設立した。230人のグリーンボランティアが県内各地で活動。森林の間伐などの手入れを始め、林や公園の整備、草刈などをしている。このほか木工教室を開いて樹木への関心を深めてもらう活動などもしている。
  小林会長は「放置されている山が多い。小規模の森の再生もお手伝いします」と、森づくりに熱意を込める。
  設立当初は県から補助金が出ていたが、現在はなくなり、活動資金に困っている。グリーンボランティアでは一緒に活動するメンバーを募っている。
  問い合わせ同ボランティア事務局TEL059・224・9100

ミニチュア竹細工展 ギャラリーのこのこ 13日から
 

 四日市市大谷台2丁目の阿部正夫さん(71)が趣味で作っているミニチュア竹細工の作品展を、3月13日(木)から23日(日)まで、亀山市太岡寺町のかめやま美術館内「ギャラリーのこのこ」で開く。入場無料。
  阿部さんは定年退職してから、子どものころに親の竹かご編みを手伝ったことや、竹とんぼや水鉄砲を作って遊んだことを思い出し、竹細工を始めた。
  材料の竹は近辺で集め、作品に合わせて太さの違う竹を使い分けたり薄く削ったりする。タケノコの皮で屋根を葺いたり、竹のふしを容器の底にしたり、小枝を昆虫の足に使ったり、竹の持つ魅力を引き出すよう工夫する。
  手本や設計図はなく、形や細工方法も全部頭の中で考え、本物そっくりの形を作る。開閉のできる扉は名刺ぐらいの大きさ、格子の太さはマッチ棒ぐらい。直径10数センチの水車もきちんと回るように細かく正確に作る。根気のいる作業で、一つの作品を仕上げるのに1週間はかかる。
  作品展では、水車や合掌造りの家、灯りのともる灯籠など150点余を展示する。
  阿部さんは「時間を忘れるほど集中して作った作品。細かい細工を見て欲しい」と話している。

マンモグラフィで見えるもの
 
竹田 寛教授
三重乳がん検診ネットワーク代表
三重大学医学部附属病院副院長

▲オレンジの矢印の先が、乳がん
 
レントゲンで解説
  手で触ることのできないような乳がんをマンモグラフィではどのようにして見つけるのか、不思議に思われる方も多いかと思います。そこで、マンモグラフィでは乳がんがどのように写るのか、実際のレントゲン写真を示しながら解説しましょう。
  図1をご覧下さい。これは乳房を横から挟んで撮影したもので、左右の乳房を対称性に並べて観察します。画面の上が患者さんの頭方向、下が足方向となります。中央部のぼんやりとした大きな白い部分が乳腺、周囲のグレー色の部分が脂肪です。ほぼ左右対称になっているのがわかりますね。
  ところが右乳房のオレンジ色の矢印の部分をご覧下さい。乳腺の上方に、はっきりとした“白い塊”があるのがお分かりいただけると思います。左乳房の対応する部分には何も無いですね。これが乳がんです。
  しこりとして触れることのできる乳がんは、このように白い塊となって写ってきます。この塊の形や境界部分の様子を細かく観察して、良性か悪性かを判定します。

乳がんで見られる石灰化
 次に図2をご覧下さい。左乳房の矢印の部位に、細かい砂状の白い影がたくさん集まっているのが見えます。これを医学用語で “石灰化”と呼んでいます。石灰化は体中のあらゆる部分の色々な病気で出現しますが、乳がんでもよくみられます。特に触ることのできない乳がんでは、この石灰化を見つけることが発見の糸口になります。石灰化の検出には、マンモグラフィが他のエコーやMRIに比べ最も優れています。
  しかも誰が見てもすぐに気がつきますから、マンモグラフィで触ることのできない早期の乳がんがどんどん見つかるようになったのです。
  しかし石灰化があるからといって必ずしも心配する必要はありません。石灰化は悪性の乳がんだけでなく、良性の腫ようやその他の病変でも現れます。石灰化の形や並び方、分布の仕方などから良悪を判別します。明らかに良性の石灰化の場合には、それ以上何もする必要はありません。
  マンモグラフィで発見される石灰化は、ほとんど良性のものなのです。しかし稀に悪性の石灰化あるいは悪性の疑いを否定できない場合があり、その時はエコーやMRIをすることになります。「石灰化があると言われたけど、どういうことかしら?」という質問をよく受けますが、石灰化とはこのような意味を持っています。
  お示ししましたように、乳がんはマンモグラフィで“白い塊”か、または“石灰化の集まり”として描出されます。しかしその読影は容易ではありません。しっかりしたトレーニングと、かなりの熟練が要求されます。
  三重乳がん検診ネットワークに所属する医師や放射線技師は、まさにそのようなトレーニングと熟練を積んだ者の集合体なのです。

 
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