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| ▲マンモグラフィを操作する、診療放射線技師の出丸佳世子さん=四日市健診クリニックで |
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第2回は本紙記者が体験取材
早期発見に大きな効果 まだまだ低い受診率
専用のX線装置で乳房を写し、乳がんの早期発見をしようというマンモグラフィ検診の必要性、有用性が叫ばれている。欧米ではマンモグラフィ検診の普及で乳がんによる死亡率の低下という成果を上げているが、日本では受診率が20%程度と低く、その点ではまだまだ後進国の状態。そこで「ピンクリボンサポート」第2回はマンモグラフィについての認識を高めてもらう狙いで、記者が体験取材を試み、検診のポイントなどを考えてみた。 (加藤真理)
女性技師が撮影
検診を受けるのは、四日市市生桑町の「四日市健診クリニック」。マンモグラフィ(乳房のX線装置)がある診察室に入ると、マンモグラフィ技術認定を受けた診療放射線技師の出丸佳世子さん(28)がにこやかに迎えてくれた。
上半身の服を脱ぎ、装置の前に立つ。右の乳房を、出丸さんが手で伸ばしながら、手際よく装置の圧迫板ではさむ。約3aの厚みに圧迫した状態で斜め方向から撮影。圧迫し薄く引き伸ばすことで、乳房内の乳腺や脂肪、血管などを分離し、隠れている腫瘤を写し出すという。圧迫感はあるが、それほど痛くはなかった。左の乳房も同じように撮影した。
一方向からでは写りにくい所があるため、今度は上方向から左右の乳房を撮影。合計4回撮影し、10分ほどで検査は終わった。
毎年検診を
出丸さんは「直接乳房に触れるので、爪を切るなど、衛生的なことに気をつけています」といい、痛くないかと気遣いながら検査を進めてくれた。
マンモグラフィ検診は、わずらわしい検査もなく、短時間でできる簡単な検診だ。「乳がんの初期症状を写し出すことが出来るので、早期発見ができます。毎年検診を受けてほしい」と、出丸さんは勧めている。
受診後、個人の検診データが登録される「三重乳がん検診ネットワーク」に加入し、登録カードを渡された。今後、ネットワーク参加医療機関で受診する時には登録番号で過去のデータが参照できる。また、検査結果は専門医師2人が確認して後日郵送される。
超音波や触診も
乳がん検診には、マンモグラフィ検診のほか、超音波検査(エコー検査)、触診がある。
40歳未満の女性には、乳腺が重なり合って見えにくいことから、超音波検査の受診もすすめている。触診は、専門の医師が直接乳房に手を触れて、しこりを見つける。
「四日市健診クリニック」では、個人でも乳がん検診を受けることができる。検査費用は、マンモグラフィ検診5250円、超音波検査4200円、触診1050円。予約が必要。問い合わせTEL059・330・7722
早期なら約90%が治癒します
乳がん手術を受けた患者が10年後に生存している割合は、早期だと90%以上と高い。また、早い段階での発見は患者に負担のない治療につながるといわれている。
読者からのお便り
◆乳がん検診のことが気にかかっていたので、記事を興味深く読みました。(四日市市・井上あゆみ)
◆検診に行きたいと思っても、どこで受けられるのかなど詳しいことがわからなかったので、参考になりました。
(四日市市・久保田清美)
◆去年末、マンモ、エコーで検診を受けました。最初、何科に行くのかわからず、ネットで外科(乳腺外来)と知りました。検診の情報が少ないので、記事に取り上げてもらえてよかったです。(四日市市・清水雅子)
◆将来自分自身に関わる問題だから参考になりました。(四日市市・E.M)
◆乳がん検診の記事を見て、毎年受けなくてはと思いました。(菰野町・伊藤喜久子)
◆30歳以上の女性の25人に1人がかかる乳がん。大変参考になりました。
(松阪市・青山敬子)
◆マンモグラフィの記事を読んで、健康が第一と思うので、これからも気をつけていきたいと思いました。
(松阪市・山本みよ子)
◆会社員の30歳代の長女が企業検診で先日、乳房検診を受けました。触診だけだったとのことですが、特集を読んで、次回からはマンモグラフィも受診するように勧めたいと思います。(名張市、和田トシ子)
ネットワーク登録者人数
現在3万42人 (2007年12月31日現在)
ネットワークに登録できる市内の医療機関は県立総合医療センター、四日市社会保険病院、四日市健診クリニック 問い合わせは、三重乳がん検診ネットワーク
http://mie-mmgnet.jp/ TEL059・231・5029 E-mail:mmg@clin.medic.mie-u.ac.jp
※三重乳がん検診ネットワークは専門医などによるマンモグラフィ検診をしている病院の集合体。検診後に登録すると、ファイルが作成され、今後の検診に役立てられる。 |