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Home > バックナンバー > 2008.2.9 4面
 
 
【4面】
 
e-Taxレポート
 

オンラインで楽々 イータックスで確定申告
 18日(月)から平成19年分の確定申告の受け付けが始まる。国税電子申告・納税システム「イータックス」を使えば、仕事を休まないと税務署へ行けなかった人でも、3月17日(月)までの申告期間中は休日や昼夜をかまわず24時間いつでも申告できる。初めてこれで申告しようという人のために、手続きや注意点をまとめてみた。
 イータックスは、パソコンをインターネットに接続して申告する方法だが、それだけですぐに使えるわけではない。まず、各自治体の役所で、印鑑の代わりになる公的個人認証(電子証明書)を加えた住民基本台帳カード(住基カード)を発行してもらう。これを読み取るための「ICカードリーダライタ」も用意する必要がある。
  四日市市は市民課で住基カードを発行しているが、混雑が予想されるため、先月からは事前予約制で発行している。事務処理にどうしても30分程度はかかるので、急な請求は避けるのが賢明。手数料は合わせて1000円。昨年は電気店での取り寄せ購入だったICカードリーダライタも、今年は家電量販店などで3000円前後で購入できる。
  以上の準備ができたら、イータックス利用の届け出。国税庁のホームページから申し込むとすぐ、利用者識別番号が発行される。初期設定など最初に若干の手続きを要するが、その後「確定申告書等作成コーナー」で、手順に従って申告書を作れば、あとは送信するだけで終わり。

利用者への優遇措置
  イータックスで本人の電子証明書を付して申告すると、最高5000円の所得税の税額控除が受けられる。また医療費の領収書や源泉徴収票などの添付書類の提出も省略できるなど、手続き面についても利用しやすい。
  会社員でも給与収入が2000万円を超える人や、医療費が10万円を超えて医療費控除を受けようとする人などに、イータックスはお勧めの申告方法だ。
  操作方法について不明な点は、イータックスホームページ(http://www.e-tax.nta.go.jp/)の「よくある質問」コーナーへ。


「これを使わない手はない」 昨年経験した有村敏晴さん
   四日市在住の会社員有村敏晴さん(45)は、イータックスに関心を持ち昨年度の医療費控除の申告をイータックスで行った。昨年度電子申告の利用者は100万件を超えたが、事前準備に時間がかかったり、パソコン操作が繁雑だったりと、課題も多かったようだ。
  有村さんは「カードリーダライタが市内では手に入らず、名古屋市まで足を運んで購入したり、パソコンのスペックや環境設定が古かったため、後進作業にも余分に時間を費やした」と、昨年の苦労を振り返る。
  「初期設定で行う各種のインストール作業には、順序を間違えると作動しない場合があるようです。今年はホームページに掲載されている操作要領もかなり分かりやすくなったと思います。手続きもスムーズに行くのでは」と操作方法の整備を評価する。
  確定申告書等作成コーナーから申告書を作成する際も「医療費控除の明細書の記入方法も最初はこれでいいのかなといろいろ考えますが、一度作成すると自信がつきますよ」と慣れることも大切だと話す。
  パソコン操作は不得意な方だと話す有森さんは「社会が要請する制度は積極的に取り入れたい」と語り、「これまで平日に休暇をとって税務署まで申告に行ったが、イータックスなら時間を選ばない。納税者にとっては使い勝手が良くなり、使わない手はない」と話している。今年は同僚にも勧めるそうだ。

「個人事業主の奥さんにも勧めたい」
四日市青色申告会 伊藤瑞穂さん

 四日市市追分の伊藤瑞穂さん(62)は、ガラス店を経営する夫や飲食店を経営する息子さんとともに、昨年からイータックスを導入した。
  「昼間は店が忙しく、申告書を作るのは夜になることが多い。作成したデータをそのまま送信できるのが良い」。最近はイータックスの仕様に準拠した財務会計ソフトも市販され、より便利になった。
  伊藤さんは、記帳や税務知識の普及を図る四日市青色申告会の女性部部長としても活躍。イータックスを導入した経験を踏まえ、今年は確定申告期限前に女性会員を対象にしたイータックス学習会を計画している。
  「個人事業者の会計業務は、事業主の奥さんがすることが多いので、ずいぶん使い勝手が良くなったイータックスの利用を勧めたい」と話している。

「電子化は時代の流れ」 税理士 土田雅夫さん
 四日市市富田の土田税理士事務所は、所得税の確定申告、三月決算法人の申告とこれから多忙な時期に入る。申告書を確実に期限内に提出するためにも、多くの労力を使う。
  土田雅夫税理士(60)は、顧客からの要望や今後のIT化社会を見据えて、いち早くイータックスを導入し「思わぬところで事務の効率化に繋がっている」という。
  提出する書類は、関与先の管轄する税務署へ発送・提出していたが、イータックスを利用すれば、「各税務署を回る必要もなく、時間の上でも、安全性の上でも有効です」。さらに「イータックスでは税理士の電子認証で代理送信が出来るので、忙しい事業主に署名を求めるだけのために時間を取ってもらう必要もありません」と話す。
  東海税理士会四日市支部長としても、支部会員に利用を勧めている。
  「自分で申告書を作成している人も、勤務時間や営業時間に束縛されずに利用できる」と利便性を強調している。
  「電子化は時代の流れ。国税だけでなく市民税も電子申告できるようにしてほしい」と役所への要望も付け加えた。
 
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