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▲繭クラフトの作品と鏡さん夫婦=松阪市豊原町で
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松阪市豊原町の鏡秀次さん(75)は、「蚕の素晴らしさを面白おかしく伝えたい」と県内の小学校で生態の解説や繭を用いた小物作りなどで出前授業をしている。今までに訪問した学校はのべ70校。「蚕の先生」や「繭の先生」と呼ばれて親しまれている。
県職員として養蚕業に携わっていた鏡さん。1993年に退職後、日本の産業を支えてきた蚕の素晴らしさを伝えていきたいと96年から活動を始めた。
初めて訪問した紀宝町の小学校を皮切りに、多い時では年間30校以上を回ることもあったそうだ。手先が器用な妻の久子さん(73)に手伝ってもらい、繭を染めた小物や絵画などの作品を作る繭クラフトも授業でする。
始めは蚕を見て怖がっていた子どもたちが手にのせるようになったり、観察日記を見せてもらった時にはやりがいを感じる。
現在は、久子さんと知人の女性と3人で活動。年度ごとに依頼が来るが、今年も鈴鹿市内の学校から依頼があるという。
鏡さんは「子どもたちの笑顔を見るのが何より。親しんでもらえるように面白おかしく蚕を伝えていければ」と話していた。 |