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Home > バックナンバー > 2008.2.9 5面
 
 
【5面】
 
電子申告って何?
 
e-TAXリポート オンラインでスピーディー 最高5000円の税額控除も
  インターネットで所得税などの確定申告をする国税電子申告・納税システム「e‐Tax」(イータックス)。今年から2007年と08年分のいずれか1回に限り、e‐Taxで申告すると最高5千円の所得税税額を控除する制度が導入された。また、申告期限の3月17日までは、24時間いつでも利用できるなど利便性を図るなど、国税庁も普及拡大に努めている。松阪税務署管内でもe‐Taxでの申告や問い合わせが増えているという。今年から利用をしようとする自営業者と税理士に話を聞いたほか、本紙記者が実際に利用して申告に挑戦した。
  07年分の所得税の確定申告は2月18日から3月17日まで。

  今年から導入ブログに経緯 松阪市新町の橋本さん
▲e‐Taxでの申告を決めた橋本さん。導入の経緯などを公開したブログは「まつさか地域SNS(仮称)」の日記検索でe‐Taxと入力すれば会員でなくても自由に閲覧できる。
  松阪市新町にある注文紳士服販売店「Hashimoto」の代表、橋本佳英さん(42)は今年からe‐Taxでの申告を決め、ブログにもその経緯を公開している。
  税務知識の普及を図るなどしている「松阪青色申告会」の理事でもある橋本さん。事務や販売など仕事でもパソコンを使うことが多いことや在宅のまま深夜でも利用できるという利便性が導入のきっかけだった。
  e‐Taxで使う住民基本台帳カード発行手数料は、松阪市の場合、確定申告に必要な電子証明書を付けて千円。橋本さんによると、説明時間も含めて約30分で即日発行してくれたそうだ。パソコン本体とつなげて使うICカードリーダライタも市内の家電店で約3千円で購入した。
  そんな経緯を橋本さんは、松阪市のホームページにもリンクしている「まつさか地域SNS(仮称)」の自身のブログで公開。初めての人にもおすすめのマニュアルなどを紹介している。
  橋本さんは「確定申告は毎年のこと。5千円の税額控除があるのなら、今のうちにと考えた。初期設定などのソフトがひとまとめにパックになっているとさらに便利で使いやすいかも」と話していた。

  時間に束縛されないそれが一番の魅力 魚町の吉川税理士
▲e-Taxについて話す吉川泰人税理士=松阪市魚町で
  松阪市魚町の税理士・吉川泰人さん(44)は「会場に足を運ぶ必要なく時間に束縛されないのが一番の魅力」とe‐Tax(イータックス)について話す。
  自宅やオフィスのパソコンからインターネットを通じて、確定申告の期間以内(3月17日まで)なら24時間申告ができるe‐TAX。平日に休みの取れない人でも自分の時間に合わせて手続きが可能だ。
  国税庁のホームページにアクセスして必要事項を入力。手作業では記入漏れや計算ミスなどが生じるが、e‐Taxではコンピュータでの計算になるので計算ミスの防止につながるという。
  利用するためには住基カードとICカードリーダを用意すること、インターネットの環境が整っていることなどの条件もある。
  「初めて利用するときは準備に戸惑うかもしれませんが、入力の作業などはネットショッピングとよく似たもの。ぜひ利用してほしい」と吉川さんは話す。

  本紙記者e‐Taxに挑む
▲電子申告に挑戦する本紙記者=松阪市鎌田町で

  税金の計算は入社以来会社にまかせっきり。社内一数字に弱いと自負する記者が一念発起、e‐Taxでの電子申告に挑戦。
  前準備として市役所で住民基本台帳カード(住基カード)を作った。カードの発行手数料は500円、電子証明書を付けてさらに500円の合わせて千円。取得には印鑑と免許証など本人確認が出来るものが必要で、記者の場合、デジカメで撮影した顔写真も用意。市町村によっても異なるが、記者が住む名張市の場合は即日発行。説明などもあって手続きには約30分かかった。住基カードは10年、電子証明書は3年が有効期限だ。さらにその足で電気店に向かい、ICカードリーダライタを2980円で購入。しめて3980円の出費だ。
  いよいよ本番。まずは国税庁のホームページにアクセスし、初期設定。パソコンの環境を確認しながらカードリーダのドライバや電子証明書のソフトを順次ダウンロード。続いて開始届出書作成で「ルート証明書」なるものをインストール。そこから利用者情報や届出内容を入力して送信。すると折り返し16桁の「利用者識別番号」が送付される。昨年までは、この番号が送付されるのに10日以上かかっていたそうだが、今年からオンラインで提出した場合、即時に発行される。
  その識別番号と住基カードを使い登録すれば完了。ここまで、暗証番号や確認番号などやたら数字が出てくるので、書類の保存や番号の控えは必須だ。
  確定申告書の作成はホームページの手順に従ってスムーズに進んだ。ここで注意しないといけないのは、申請書にある電子証明書等特別控除で「適用する」をチェックするのを忘れないことだ
  慣れないソフトのダウンロードなど初期設定に手間はかかったが、それも登録してしまえば、次の年からは楽になる。これからの時代を考えると電子申告が主流になる日も近いだろう。

 
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