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Home > バックナンバー > 2008.1.12 9面
 
 
【9面】
 
ストップ・ザ・交通事故 汚名返上≠ヨさまざまな活動
 
毎年ワースト上位 深刻な松阪市
  全国十万人以上の都市の中で人口十万人当たりの交通事故死者数で、毎年、ワースト上位に入っている松阪市。昨年中も十人が貴い命を落としており、同市では交通死亡事故多発警報(1月31日まで)を発令するなど、深刻な状況になっている。汚名返上≠ノ向け、警察や市内の各事業所もさまざまな交通安全啓発活動で事故抑止に努めている。
  昨年中(12月26日現在)に市内で交通事故により亡くなった人は10件・十人(一昨年同期比・六人減)。うち六人が65歳以上の高齢者となっている。死亡事故の特徴を見ると、路線別では市道6、国道2、県道2で生活道路内での発生が多い。
  時間帯では、朝(午前7時〜正午)が5件と最も多く、次いで夕方(午後4時〜同6時)が3件、夜間(午後7時〜午前0時)2件。朝夕に事故が集中している。そのほか、交差点付近の事故が半数に上っている。
タグでシートベルト着用を 松阪署
 
▲タグを手に後部座席のシートベルト着用を呼びかける松阪署員=川井町で

  松阪署は、道交法改正で今年6月までに後部座席のシートベルト着用が義務化されるのを受けて、後部に座る人にシートベルト装着を促すオリジナルの啓発用タグを作成し、市民にPRしている。
  タグは、プラスチック製で直径15aの円形。鮮やかな黄色地に「後部座席もシートベルトを着用しましょう 松阪警察署」などの文字が入っており、簡単にヘッドレストに装着できる。
  発案したのは、同署交通一課・那須昇巡査部長(57)。「運転手が同乗者に『シートベルトをして』とは言いづらい」と思い作った。同署では現在、タグを80枚用意しており、順次、各事業所などに配布している。
  小松雅和交通官は「昨年6月には明和町内の国道23号線で乗用車の後部座席に同乗していた人が衝撃で外へ投げ出され、お亡くなりになった。シートベルト着用の大事さを分かってもらえれば」と効果に期待していた。

小型カメラで安全運転徹底 三重名鉄タクシー
 
▲三重名タクではドライブレコーダーを全車に導入=末広町で
  松阪市末広町の三重名鉄タクシー(森本臣紀社長、従業員百八十六人)は、車体に衝撃があった際に自動録画し、事故分析や運転手の安全運転教育に役立てる「ドライブレコーダー」を全車両133台に搭載し、事故防止の徹底に努めている。
  小さな特殊カメラで映像が記録できるドライブレコーダーは2年前に導入。フロントミラー横に設置し、事故や急ハンドル、急ブレーキで車体に一定以上の衝撃が加わると、その前後20秒間の車両前方の映像がICチップに記録される。
  同社では、全運転手から月数回、ICチップを回収。運転状況を確認し、教育を徹底している。また、運転者がスイッチを押すと12秒さかのぼって録画する機能もついており、ひったくり事件や不審者を目撃した場合にも効果を発揮する。
  松島尚登同社総務部長は「系列の名鉄四日市タクシー(吉田洋社長)も同様の試みをしている。交通事故ゼロを目指し投資を惜しみません」と話す。
楽しみながら安全指導 とまとーず
 
▲俊敏性を見て、お年寄りたちに交通安全の大切さを訴える徳永さん(中央)=曽原町で
  昨年9月に発足した松阪・多気地区交通安全対策会議の交通安全対策指導員で編成の「とまとーず」は、子どもやお年寄りを対象に交通安全を呼びかけている。
  保育園や幼稚園、小学校、老人会などの要望を受け、講話を行っている。昨年12月4日には延べ300回を数えるなど、地道な活動を繰り広げている。
  特に元・警察官の徳永弘子さん(63)は、お年寄りに「後出しじゃんけんをして私に勝ってください」といい、反応を確かめる。また、大きな文字が書かれた紙を動かしながらお年寄りに見せ、文字を当ててもらい、動体視力を知ってももらうなど楽しみながら交通安全を訴えている。
 
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