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Home >バックナンバー > 2006.6.29> 2面

 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【2面】

   
環境にやさしい家づくり 森林づくり、県産木材の 利用拡大に貢献 中勢森林組合

 ▲山腹に横たわるスギの葉枯らし材
 ▲きりこ体験の様子

 津市白山町南家城915-1の中勢森林組合(組合員数約5000人)は、昭和47年に設立した森林の育成保全・素材生産・加工販売を中心に事業展開している組織。管内区域は津市全域と松阪市嬉野地区で、その面積はおよそ4万7000ヘクタールにおよぶ。
  同組合では、間伐・枝打ち・森林管理といった森林の手入れを行うことで豊かな森林・林業環境の保全や保育に寄与し、また、地元で育った木材の利用拡大を図ることで、地域の産業・文化の振興にも貢献している。
  「先祖代々守り育ててきた森林を健全に育んでいくには、継続的な山の手入れが不可欠」と同組合・木材利用開発室の藤崎昇さんは話す。人の手が入らない天然林では、長い時間をかけ自然環境が織り成す微妙なバランスを保ちながら森林のサイクルが営まれている。しかし、人の手によって植林された森林(人工林)では、人が継続的な山の手入れを行って初めて森林のサイクルを営むことが可能になるという。
  事業のもう一つの柱は家づくり。地元の山で育ったスギ、ヒノキが本来持つ、粘り・耐久性・色艶を最大限に引き出すために、葉枯らし(木を伐採後、葉をつけたまま山に数カ月寝かせて水分を飛ばす方法)や天然乾燥といったエコロジーな手法を駆使した木材を使用している。また、林業家、建築設計事務所、工務店、建具店、左官、塗装などの作り手による家づくりネットワーク「三重の木で家をつくる会」も設立し、オープンハウスをはじめ、木の伐採現場見学会、大工さんの工場見学会、木工教室など、さまざまな活動を通じて、地元材の良さを知ってもらい、自然素材の家の普及に努めている。
  問い合わせは、中勢森林組合=電話059(262)3020=まで。ホームページアドレスはhttp://www.chusei.net/

 
 
「三重の木」で家を建てよう 県内産木材の認定制度 新築木材住宅の補助も

 木材・建築関係者などで構成される「三重の木」利用推進協議会(津市桜橋 三重県木材協同組合連合会内)は、消費者に県内の森林で育った木を積極的に利用してもらうため、県産材の認定制度を行っている。
  県内の森林で育成された県産材を、一定の規格基準で加工。その木材を「三重の木」と名付け、柱や床板、壁板などの建材として利用を呼びかけている。
三重の木」を材積率50%以上使用することで、36万円が補助される(戸数に制限あり)。
  「三重の木」についての問い合わせは=「三重の木」利用推進協議会 電話059(228)4715
  ホームページhttp://www.inetmie.or.jp/~mokuren/
  補助金の交付制度については=三重県環境森林部 森林振興室 木材利用グループ 電話059(224)2565 
  ホームページhttp://www.eco.pref.mie.jp/

 
 
豊かな住環境を考える 若手建築家らが展示会

 県内の若手建築家によって発足された三重建築研究会は17・18日、津市のメッセウィングみえで「三重の建築家5人展〜ゆたかな住まいのつくり方〜」を開催した。会場内には同研究会のメンバー5人それぞれの設計事務所のブースを設置。事務所や今までの実績などをパネルや模型などで紹介した。併設したコーナーでは住宅の設計から竣工までの流れをパネルで分かりやすく説明。来場者の中には「大工に頼むのと住宅メーカーに頼むのとではどうちがうのか」と質問する人も。
  同研究会は、規格化された個性のない住宅団地や閑散とした駅前商店街などの生活環境を危惧する県内の30代から40代の若手建築家で結成。それぞれが豊かな住まいづくり・街づくりに少しでも役立つことを意識し建物を設計。豊かな住環境や美しい町並みづくりを共に考えていくことを目的としている。

 
 
三重の木で住まいづくり 古材の利用で環境配慮も 松阪市「プラス設計室」

 松阪市嬉野中川町の建築事務所「プラス設計室」は、県産材を積極的に利用する「三重の木」認証建築事務所として、県産材のPRや自然環境へ配慮した建築設計を行っている。
  家づくりの見学会や展示会を定期的に開催する同事務所。県産材を使った建築物のPRはもちろん、住まい手と地域環境に優しい自然素材や太陽光発電をはじめ、二酸化炭素の削減になる新エネルギー、省エネルギー機器を紹介。一般住宅への導入を進めている。
  また、住宅の建て替え時に古い住宅を取り壊して出た古材を、新しい住宅に再利用することも。取り壊し時の環境負荷を減らし、建て主の思い出を大切にしている。
  県の森林の長期施策を考える三重県森林審議会委員も務める同事務所。山林所有者や木材関係者と接する機会も多い。
  「三重の山を保全するというイメージだけではない本腰を入れた行動を起こす時期に来ていると感じています」と担当者は話す。
  同建築事務所への問い合わせは=電話0598(42)5363=まで。ホームページはhttp://www.za.ztv.ne.jp/plus

 
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