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| ▲萱町遺跡調査風景 |
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| ▲伊勢国分寺跡の航空写真 |
鈴鹿市国分町の鈴鹿市考古博物館は、2005年の発掘調査の成果を展示する速報展「発掘された鈴鹿2005」を開催している。7月9日まで。
発掘の報告書が完成する前にいち早く多くの人に成果を見てほしいと1年のまとめとして毎年、発掘成果を展示している同館。今回は2005年に同館が行った伊勢国分寺跡=写真右上=など市内の11遺跡から出土した埴輪などの遺物約150点と共に、写真パネルなどで遺跡ごとに紹介している。
昨年の発掘調査で、これまで円墳と考えられていた同市石薬師町にある県指定の白鳥塚1号墳が、帆立貝式古墳の可能性が高くなった。また、円筒埴輪が出土したことから5世紀前半に築かれたと考えられるようになった。
弥生土器が出土し、弥生時代の遺跡と考えられていた同市神戸の萱町遺跡では、新たに、古墳時代の埴輪や奈良時代の遺構などが確認でき、遺跡の時代の幅が広がった。円面硯(すずり)=写真右上=も出土し、同所に役人や僧侶といった文字を使用する知識階級の人が存在していた可能性も出てきた。
同展では、以前の調査で見つかった保存処理に時間がかかる木製品の遺物の展示も同時に開催している。
展示からは、ほんの小さな欠片が歴史を紐解く大きな手がかりとなることの面白さを感じることができる。また、今後の調査への期待感も高まる。
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| ▲萱町遺跡から発見された円面硯 |
▲最新の発掘成果をずらり紹介 |
同館の榎本真希さんは「いろいろな場所に存在する遺跡を、この展示を通して、身近なものとして考えてもらえれば」と話した。
期間中の23日と6月17日には「発掘された鈴鹿2005より」と題し、スライドによる説明会を開催。23日のテーマは「伊勢国分寺跡・白鳥塚古墳を考える」、6月17日のテーマは「平田遺跡・長法寺遺跡を考える」。両日とも午後2時から開催で、聴講無料。
観覧料は小・中学生100円、一般・学生200円(22日は観覧料無料)。開館時間は午前9時から午後5時まで。休館日は毎週月曜と第3火曜日(祝日の場合は開館)と祝祭日の翌日。
問い合わせは同館=電話059(374)1994=まで。
【写真は一部同館提供】 |