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▲県内有数の生産高を誇っていた蚕糸業の
歴史を今に伝える。
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▲獅子舞など一志の民俗を紹介 |
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▲元農業倉庫を改修。
建物にも先人の知恵を感じる。 |
津市一志町の歴史を幅広く知ることができる「三重中央農協 郷土資料館」が昨年12月、同町高野にリニューアルオープンした。
同町の農業のあゆみや産業、民俗などについて分かりやすく学べる同館。新たな一志町の名所に、情報発信の拠点になればと期待されている。
同館は昭和60年に一志町農協が20周年事業の一環として開館。平成13年には「三重のまんなか・まちかど博物館」にも指定され一志町の農業を学ぶ場としての役割を担ってきた。
しかし、老朽化や設備の問題もあり、昨年12月に元々米や酒などを入れていた農業倉庫を改修しオープンした。
開館に伴い生活用具関係、歴史関係、養蚕・製糸関係、農林業関係の4つのテーマを設定。展示室も4つにわけ、地域の人たちの意見を聞きながら展示を作り上げていった。
同館の見所は「シルクの町一志の偉業を今に伝える」をテーマにした第3展示室。同町では明治から大正、昭和にかけて全国生産第6位を誇り、町民のほとんどが蚕糸業に携わっていたという。
養蚕・製糸業の変遷や歴史を紹介するとともに、機械や道具、当時の工場の看板も展示。また工場の様子を再現した模型作りや絹糸を使った真綿作りなど資料や展示方法も実際に養蚕などに関わっていた経験を持つ地域の人の意見を参考に作り上げた。
第1展示室のテーマは「昭和の人々の生活を支えた品々」。かんこ踊りや獅子舞などの同町の伝統芸能や昭和に使われていた氷冷蔵庫や火鉢などの生活用具が展示されている。また、家族がちゃぶ台を囲む食事風景を再現したものもあり、当時の雰囲気を味わうことができる。
第2展示室は「歴史のあゆみ」。同町の変遷を辿ると共に、寺社など町内の歴史的名所などを、第4展示室では「一志の農業」について紹介。水車やあらおこし機などを展示している。
住民からの要望もあり、正月に臨時開館したところ、里帰りしていた人が殺到。早くも昔話に花が咲く地元の人々の憩いの場となっている。
同館では同町語り部の会のメンバーがボランティアとして常駐。直接詳しい歴史を聞くこともできる。「より多くの人に懐かしい気持ちになって、元気になってほしい、一志の新名所になってほしい」と今後、企画展や同所を出発点にしたウオークラリーなどのイベントも企画していく。
同館の開館時間は午前9時から午後4時まで。月曜休館。(土日祝は要予約)問い合わせは同館=電話059(293)0010=まで。
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