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Home > バックナンバー > 2005.7.7> 1面

 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

四日市 四郷の里に美術館    
四郷版画館オープン      
まちおこしにも一役


 四日市市西日野町と室山町にまたがる四郷地区の天白川沿いに、地元の版画家・小原喜夫さん(59)=写真左上=が美術館をオープン。文化振興と共に、郷土のまちおこしにも貢献している。       
  開館した「四郷版画館」は土蔵の外観を持ち、歴史ある四郷の街並みに溶け込んだ建物。2階が展示スペース、1階は喫茶室と談話室がある。
  館長の小原さんは幼少の頃、美杉村から四郷地区に移り住み、以来、郷土四郷への愛着も深い。会社勤めの傍ら自らも版画家として精力的に制作を続けてきた。数年前、会社の定年退職時、地元にあったギャラリーを譲り受ける話が舞い込み、同館の開館に至った。

  小原さんは以前から、四日市市出身の国際的版画家・木下富雄、佐藤宏の2人の作品を収集しており、同館では両者の作品を企画展などで紹介している。

  同地区は昔からの製糸工場や造り酒屋などが今も残る集落。開館にあたり小原さんは改めて郷土を見つめ直し、そのすばらしさを実感。自らの作品でも四郷の街並みを表現している。
  「里山や川、歴史的建物が残る郷土四郷に美術館を開館できたことを嬉しく思います。開館以来、地元や遠方からの人、版画愛好家や版画を初めて見る人などさまざまな人から予想以上の反響を得ています。目の肥えた美術ファンにも満足していただける美術館づくりを続けていきたいと思います」と小原さんは語る。
  現在同館では収蔵品による「木版画コレクション展」を10日(日)まで開催中。木下富雄、佐藤宏の作品をはじめ小原さんの作品も含む20人の作家の作品を展示中。入場無料。
  同館の開館時間は午前11時から午後6時。火曜休館。
  問い合わせは同館=電話0593(22)3228。ホームページはhttp://homepage2.nifty.com/y-hanga/

 

父と私の3ヵ月の生き様      
津市の大桑さんが闘病エッセイを出版


  津市在住の主婦大桑里美さん=写真=はこのほど、癌と闘う父親と看病する家族を娘である自身の視点から書いた闘病エッセイ「おとうちゃんさいなら そしてあゆの詩ありがとう」を新風舎から出版した。
  ―ちっちゃいころから「あんた、おとうちゃんによく似とるな」と言われ続けて、もう四十一年もたってしまった。今日そのおとうちゃんの命のピリオドを聞かされてしまった。その瞬間の、私の頭の中はまったく覚えていない―から始まる本書は、突然父親の余命を告げられてから3カ月間の父親の闘病生活と大桑さんの言葉に表せない親子関係の切ない心情を平坦な言葉で綴ってある。
  大桑さんは看病中、父親の様子や自分の感じたことをメモ用紙に書き留めていた。そのメモを「10年、20年後もきれいな状態で残しておきたい」と、父親の死から3カ月後に執筆を励み、去年の夏に出版が決定した。
  本文中の歌手・浜崎あゆみさんの歌詞は、大桑さんが父親の入院する病院の行き来にラジオをつけると偶然流れてきたもの。浜崎あゆみさんの詩と大桑さんの心境が重なり、自分の置き所のない気持ちを支えてくれた。
  また、大桑さんと父親との“いい親子関係”を築いていた頃に発売された歌手・小田和正さんの『言葉にできない』の歌詞も本書の最後に載せてある。
  「気がついた時から一緒にいて、一緒に生活をし、顔をあわせれば口げんか、うっとうしいと思うことさえある『親』という存在。だが、年齢を追うごとに親の苦労やありがたみがわかってくる。でも、父が生きている間は気を張ってしまって、とうとう素直にありがとうがいえなかった」と話す。今、父親の仏壇の前にはこの本を備えてあるという。大桑さんからおとうちゃんへの最後の親孝行だ。
  本書は2005年日本作家クラブ賞受賞作。税込み1155円。B6判上製、64n。問い合わせは新風舎=電話03(3746)4648=まで。

 

新聞発行はこれまでと同様
タブロイド判8・で月4回         
従来の発行を続けます



  読者の皆さん、いつも「ローカルみえ」を愛読いただき有り難うございます。
  さて前号で7月から「ローカルみえ」の発行形態の一部変更をお知らせしましたが、諸般の事情により、一部変更を取り止めて従来通りの発行を続けます。何度も発行形態の変動をお知らせして、誠に申し訳ありませんでした。
  これまでタブロイド判8・の新聞を第1・第2・第3・第4木曜日に発行してきましたが、今後もこの毎月連続4回の発行を続けていきます。そして近い将来には、紙面の16・化を実現するため、一層の努力を重ねていきます。
  読者の皆さんに喜ばれ役に立つ生活情報紙、身近なニュースを満載したローカル新聞を目指して、全社一丸となって頑張っていきます。どうぞ今回の新聞発行形態の変更取り止めをご理解いただき、今後ともご協力・ご支援をお願いいたします。

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