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四日市市西日野町と室山町にまたがる四郷地区の天白川沿いに、地元の版画家・小原喜夫さん(59)=写真左上=が美術館をオープン。文化振興と共に、郷土のまちおこしにも貢献している。
開館した「四郷版画館」は土蔵の外観を持ち、歴史ある四郷の街並みに溶け込んだ建物。2階が展示スペース、1階は喫茶室と談話室がある。
館長の小原さんは幼少の頃、美杉村から四郷地区に移り住み、以来、郷土四郷への愛着も深い。会社勤めの傍ら自らも版画家として精力的に制作を続けてきた。数年前、会社の定年退職時、地元にあったギャラリーを譲り受ける話が舞い込み、同館の開館に至った。
小原さんは以前から、四日市市出身の国際的版画家・木下富雄、佐藤宏の2人の作品を収集しており、同館では両者の作品を企画展などで紹介している。
同地区は昔からの製糸工場や造り酒屋などが今も残る集落。開館にあたり小原さんは改めて郷土を見つめ直し、そのすばらしさを実感。自らの作品でも四郷の街並みを表現している。
「里山や川、歴史的建物が残る郷土四郷に美術館を開館できたことを嬉しく思います。開館以来、地元や遠方からの人、版画愛好家や版画を初めて見る人などさまざまな人から予想以上の反響を得ています。目の肥えた美術ファンにも満足していただける美術館づくりを続けていきたいと思います」と小原さんは語る。
現在同館では収蔵品による「木版画コレクション展」を10日(日)まで開催中。木下富雄、佐藤宏の作品をはじめ小原さんの作品も含む20人の作家の作品を展示中。入場無料。
同館の開館時間は午前11時から午後6時。火曜休館。
問い合わせは同館=電話0593(22)3228。ホームページはhttp://homepage2.nifty.com/y-hanga/ |