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「日本一やかましい祭り」「天下の奇祭」として名高い桑名市の石取祭。同祭に使われる祭車の一台が、このほど“お色直し”を行い、お披露目の日を心待ちにしている。
石取祭の“石取”とは、神社で行われる流鏑馬(やぶさめ)の馬場修理のため、川から栗石を拾い集め神社に奉納したことに由来する説などがある。その栗石を運んだ車が「祭車」(石取祭で使われる山車)の始まりとされている。
240年の歴史を持つといわれる同祭は、祭車に取り付けられた鐘や太鼓を威勢良く打ち鳴らすことで「日本一やかましい祭り」とも呼ばれている。毎年8月の第一土曜の深夜から日曜にかけて行われる同祭は、地元の人や多くの観光客で賑わう。規模は違うが、同じ「石取祭」は県内では四日市市富田、鈴鹿市神戸、県外では愛知県名古屋市西区、岐阜県海津市などにも伝承して現在も行われている。
祭りに使われる祭車は旧桑名市街の各町に一台ずつあり、現在計42台。戦災で8割の祭車が焼けてしまったが、戦後各町で少しずつ再現してきた。
石取祭の祭車は、他の地域の山車と違い、白木の部分が少ない漆塗り。螺鈿(らでん)細工や彫刻もふんだんに施されており、修復や維持管理には莫大な資金がかかる。費用は町内会費や市の補助金によって賄われている。
祭車42台のうちの1台を保有する同市吉津屋町では今年、市の補助を受け、祭車の先端部分の漆塗り、ろうそくの燭台などの補修を終えた。そのお披露目会を今月25日(土)午前11時から、同町のふとん工房「帯屋」前で行う。
「毎年祭りを心待ちにしています。祭りに参加するメンバーの高齢化や町の過疎化など問題はありますが、最近では女性の参加など新しい兆しもあり、今後も祭りを盛り上げていきたい」と同店の稲垣雅彦さんは話す=写真右下。
今年の祭りは8月6日(土)午前0時から7日(日)にかけて開催。来月15日からは、各町内で祭りの練習が始まり、町は徐々に賑やかになる。
25日の祭車お披露目についての問い合わせは帯屋=電話0594(22)0841、石取祭についての問い合わせは桑名市物産観光案内所=電話0594(21)5416、または石取会館=電話0594(24)6085=まで。ホームページはhttp://kanko.city.kuwana.mie.jp/pickup/isidori/index.html
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