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Home >バックナンバー > 2005.6.9.> 8面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【8面】

貴重な海浜植物も観察       
伊勢湾潮風ハイキング       
先月24日、津市白塚海岸周辺


 潮風を受けながら、貴重な自然の残る海岸沿いを歩こう−。近畿日本鉄道が沿線周辺で行う「近鉄ハイキング」が先月24日、津市白塚海岸周辺で開催された。
  当日は江戸橋駅から千里駅までの堤防道路約11|~を、快晴の青空の下、150人の参加者が歩いた。途中の白塚海岸では、同海岸の保全と利用を考える「白塚の浜を愛する会」代表の西口恵子さんが、同海岸に自生する貴重な海浜植物の説明を行い、参加者の関心を集めた。
  同海岸は伊勢湾内でも貴重になりつつある白砂青松の海岸。この時期に満開になるハマヒルガオ=写真下=やハマボウフウ、コウボウムギなどの海浜植物が自生し、「県の鳥」として認定されているシロチドリやウミガメの産卵地としても知られている。

  参加者からは「近くにまだこんな美しい海岸が残っているとは思わなかった」「三重に来ると自然が豊かで心地よい」などの感想が聞かれた。
  今後の「近鉄ハイキング」の予定は、ホームページhttp://www.kintetsu.co.jp/zigyou/index.htmで確認
できる。

 

【グループ紹介】     
体も心も鍛錬中       
合気道
松阪市 「星雲塾三重クラブ」


  「星雲塾三重クラブ」では小学生から社会人までが護身のためや健康のために松阪市総合体育館で合気道の練習に汗を流している。
  指導者を務めている南隆幸さんは今までに柔道・空手と武道を経験。自分の力で相手を押さえつけるのではなく、相手の力を利用する合気道に出会いその魅力に惹かれた。
  同クラブ内で練習している流派「養神館」は合気道の流派の中でも機動隊や警視庁婦人警官の正課としても取り入れられているもの。年配の人や女性でもそれぞれに合った練習方法で無理なく練習できる。
  毎週水曜日の練習は少年の部、大人の部に分かれて実施。それぞれ学校や仕事が終わってから練習にかけつける。練習場に出入りするときには一礼。きれいに整列後、練習は開始する。

  畳の上で走り回っていた小学生も練習が始まると真剣な表情に変わる。ほとんどのメンバーが合気道経験3年未満。集中して練習に励むことによって身体面はもちろん精神面も鍛えることができる。躾にも最適で会員が合気道を始めたきっかけも様々だという。
  「今の時代、戦争とか暴力が多いですが、武力や暴力にうったえることなく相手をおさえることができるのが合気道の魅力です」と話す南さん。
  練習は毎週水曜日、少年の部が午後6時30分から7時30分、大人の部が午後7時30分から9時まで。費用は少年の部が月2000円、大人の部が3000円。他にも体育館使用料が必要。

  また、同クラブでは合気道というものがよく分からない、または合気道に興味があるけど迷っているという人には体験入門も行っている。入会や体験入門を希望する人は直接訪問。問い合わせは午後5時から10頃までに、南さん=電話090(9024)4543=まで。

 

【まちかど博物館】     
和菓子作りの歴史と技を知る       
津市 「時を伝える微笑み博物館」


 「時を伝える微笑み博物館」の名でまちかど博物館に登録されている津市一身田寺内町の岡田屋菓子店には、創業当時から使われてきた和菓子作りの道具が展示されている。館長は店の3代目・岡悟一郎さん(77)。 

  岡田屋は、創業100年を超す老舗の菓子屋。名物の「桜おこし」は、宮内庁御用達としても表彰された歴史と由緒のある店。
  店内に入ると大きなお多福のお面が迎えてくれる=写真上=。このお多福もただ飾りというわけでなく、初代が考え出した金太郎飴ならぬ「お多福飴」に由来するもの。お多福の前には職人の手で彫られた和菓子の木型=写真下=、菓子のデザイン本、泡だて器、焼印、祝い菓子の重箱=写真中=などが展示されている。
  木の菓子型はきめの細かい丈夫な桜の木で作られており、130から140年ほど前のもの。傷みは少なく、その精密さからは木型職人の技を感じることができる。

  焼印は”祝“などの文字のほかに、縁起物の鶴や亀、菖蒲・土筆など季節の植物を模ったものがあり、見ていて飽きない。
  現在ではこれらの道具を使うことは滅多になく、機械での製造がほとんどだが、手で作る菓子は、道具を作る職人と菓子職人の技の結集した芸術性と温かみが感じられ、出来上がりの違いは歴然だという。
  「菓子作りでは使い手によって何でもないものが、道具になるんです。菓子職人は死ぬまで修行といわれているんですよ」と話す岡さん。同館では失われかけている菓子作りに携わる職人の技と知恵を知ることができる。


  問い合わせは津市一身田町626の同館=電話059(232)2072=まで。

 
 
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