【8面】
2万株の花菖蒲が咲き誇る 亀山市「亀山公園菖蒲園」
旧亀山城の堀の跡とされる窪地一面に広がる花菖蒲―。亀山市若山町の「亀山公園菖蒲園」は毎年この季節になると菖蒲の花が満開に。
地元の有志らが集まり結成された「花しょうぶの会」などが中心となって栽培に取り組み、今では2万株100種類もの花が咲くまでに至った。 この花菖蒲の開花時期に合わせて、同園では8年前から「花しょうぶまつり」が開催されている。今年は 日(日)の午前 時から午後3時まで。花菖蒲の販売、鉢植え栽培教室、俳句や写真・写生コンテスト、紙すき体験、各種飲食店の出店などがある。
問い合わせは(財)亀山市地域社会振興会=電話0595(83)1385=まで。
【花式】 花達の雨対策
6月ともなるとそろそろ梅雨のシーズン。アジサイのように雨に濡れても平気な花もありますが、多くの花たちにとっては雨に濡れることは好ましいことではありません。花びらが傷み、蜜や花粉が流れてしまい、種をつけるのが難しくなってしまいます。 人間なら傘をさして濡れないようにするのですが、傘をさせない花達はいったいどんな雨対策をしているのでしょう? ひとつはチューリップやタンポポ、ガザニアなどのように天気の良い日中だけ花を開き、夜間や雨の日は花を閉じてしまう方法です。 もうひとつは花を下向きに開く方法です。スズランやホタルブクロのようにつぼ型の花をぶら下げて咲かせるものは完璧ですが、桜やカイドウのようにすこし下向きに枝垂れて咲くものもあります。また鉄砲ユリやアマリリス、ツツジ類など、ろうと状の花の多くはややうつむき加減に花を開きますが、これにはそういう意味があったわけです。もし鉄砲ユリが上を向いて開いていたら、雨降りの日には水が貯まって悲惨なことになっていたでしょう(笑)。 さらにもうひとつ、変わった方法があります。透かしユリは真上を向いて花を開くユリなのですが、他のユリと違って、6枚の花弁の付け根がぴったりと合わさっておらず、隙間が空いています。ここから「透かしユリ」の名前がついたのですが、じつは、これは雨水の排水溝なのです。盃型の花に水を貯めない工夫なのですが、色々な対策があるものですね。 赤塚植物園 倉林雪夫