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Home > バックナンバー > 2005.5.26> 1面

 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

津市養正小学校     
広げよう読書の輪   
読書活動で文科大臣賞受賞


  津市丸之内養正町の市立養正小学校(坪井守校長、児童数281人)はこのほど、図書委員主催の図書館まつりや図書館スクールサポーターによる図書室の環境整備など読書にまつわる積極的な活動が認められ、平成17年度読書活動優秀実践校として文科大臣賞を受賞した。    
  同校は平成12年から朝の読書時間を設けたり、年に2回、同校の図書委員主催で本探し大会や辞書の早引き大会を行う「図書館祭り」を開催するなど校内で読書活動を積極的に展開してきた。

  津市立図書館の1度に200冊まで貸し出しを受けることのできる団体むけサービスの利用やコストを抑えるため古本屋で本を購入することで同校図書館の本の種類を揃えるといった工夫や、市立図書館の司書による本の並べ方などの指導を受け、専門家の意見を聞くことによって環境整備にも努めてきた。
  図書館祭りを担当した児童からは「忙しかったけど楽しかった」という声が聞かれるという。

  他にも4月23日の「子供読書の日」にちなんで毎月23日を「読書の日」に定め、学級ごとに読書の記録をつけ、児童に本の紹介を書かせることでお互いが情報交換する場をつくるなど読書を楽しむなど機会を増やしてきた。
  ベストセラーの「ハリーポッター」シリーズや「ダレンシャン」などはファンクラブが結成されるなどの人気ぶり。児童自身が読書の新しい楽しみ方を発見している。

  図書館の環境整備等に大活躍しているのが保護者を中心にボランティア「図書館スクールサポーター」。同校では平成15年11月から「図書館スクールサポーター」の募集を開始。現在は18人のメンバーが活動中。3部門で構成され、読書活動支援部は読み聞かせや本の収集を、環境整備部はテーマコーナー作りや飾りつけなどを、カウンター業務部は貸し出しやパソコンで蔵書登録を担当している。
  今まで趣味で飾りつけなどを作っていたという保護者は、図書館の雰囲気に合った手作りのしおり、ポスターなどを提案し、図書室内はスクールサポーターによる手作り品でいっぱい。装飾は季節ごとにテーマを決めて変更している。
  本の整理や本棚の修理など児童が楽しく図書館を利用することができるよう配慮。今まで図書館での業務を経験したことがないという人がほとんどだが、楽しみながら図書館の雰囲気づくりに励んでいる。
  毎週月・金曜日に行われるスクールサポーターによる読み聞かせは低学年の児童を中心に好評。読み聞かせがある15分休憩になるとわれ先にと児童が図書館へつめかけ、読み聞かせを行うスクールサポーターの前に座る。話を聞く児童たちの目は真剣そのもの。話が終わると自然と拍手が沸き起こる。
  図書館担当の木崎淑子教諭は「自分の通う図書館の雰囲気を楽しんでほしい。活動を通して読書の輪が広がっていけば」と話している。

 

剪定枝を園芸用培養土の代替資材に      
県科学技術振興センター農業研究部     
研究成果が注目され問い合わせ殺到 


  木質廃棄物をポン菓子と同じ方法で爆破処理して軟らかくし、園芸用培養土基材として広く使われているピートモスの代替資材などに活用する技術が、今注目されている。これは、松阪市嬉野北川町にある県科学技術振興センター農業研究部が発明したもので、全国の剪定業者や地方自治体などから問い合わせや資料送付依頼が殺到している。
  この技術は、自治体が管理する道路や公園の木の剪定などで発生する大量の木質廃棄物を再利用する目的で研究したもの。研究では街路樹に多く使用されているサクラ材を用いて、180〜200度の高温高圧の蒸気で約10分間処理した後、急激に大気中に開放することで、水による化学反応と急激な体積膨張などにより材料を破砕した。
  この蒸煮破砕処理は以前から、木材を加工成型する際に使用されている技術だが、農業用資材のピートモスの代替資材として、十分な保水性、通気性、通水性を有する資材として活用できることを確認したのがこの研究の成果。
  また、得られた爆破処理物は蜂の巣のように中に小さな穴が空いた構造になっており、有用微生物の住みかとなって家庭用生ゴミ処理機の交換チップ代替材としても活用が可能という。
  研究の成果は特許を取得し、今年4月13日に発表され、多くの報道機関に取り上げられたことから、これまでの約1カ月の間に、数十人の県内の剪定業者が同センターを訪れて熱心に話を聞いたほか、県内の市町村から4件、県外の市町村から3件、大手化学工場1件、廃棄物業者5件、水産加工業者1件の問い合わせや資料送付依頼があった。
  研究を担当した同センター農業研究部研究員の村上圭一さん(32)は、「ピートモスは有限の資源だが、木材は無限。機械の導入に費用はかかるが、廃棄物を処理して有益なものを生み出すことを考慮すれば高くはないですよ」と話している。
  問い合わせは同センター=電話0598(42)6362=まで。

 
 
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