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平成12年に国宝級といわれる全国最大の船形埴輪が発見されて話題になった松阪市宝塚町の宝塚古墳が、埴輪を並べた当時の形に復元され、27日から宝塚古墳公園として一般に開放された。古墳本体と造り出しを結ぶ土橋も国内ではじめて見つかったもので、この造り出しを見せるように、周回路などが整備され、ベンチに座ってゆっくり観察できる。学習と憩いの場として大いに市民に活用されそうだ。
周回路など整備し学習と憩いの場に
宝塚古墳は伊勢湾西岸最大規模を誇る国史跡。1号墳と2号墳があり、1号墳は全国的にも類を見ない「まつりの場」とされる造り出しを持つ5世紀初めごろの前方後円墳。飾りの付いた船形埴輪や導水床の囲形埴輪など珍しい埴輪など約140点が当時の配置のまま見つかり、全国的にも貴重な古墳として注目されている。2号墳は全長約90bの円墳。
同市では国・県の支援を受けて平成11年から約2億円を費やし同古墳を整備。導入路や周回路、あづまや、ベンチ、駐車場、案内表示などを設置。船型埴輪など複雑な埴輪は業者に複元を依頼、円筒埴輪などは市民グループ「はにわづくりの会」が製作し、出土したままに復元配置した。「はにわづくりの会」では、同市外五曲町の市文化財センターで「はにわコンクール」を開催するなど、市民に古墳や埴輪に対する興味や関心を高めながら参加者を募って114体の円形埴輪などを製作した。
古墳の上からは、松阪周辺の住宅地や遠くに伊勢湾を望むことができ、高台に並べられた埴輪群は、古墳時代の情景が目に浮かんでくるような壮観な眺めになっている。
27日には同所で開園式典が行われ、市長や来賓のあいさつ、テープカットのほか現地説明会や地元の山室山小学生が桜やコナラなど約60本を記念植樹した。
同古墳から出土した本物の埴輪は、同市外五曲町の市文化財センター内「はにわ館」に展示されている。開館時間は午前9時から午後5時。休館日は月曜と祝日の翌日、年末年始。入館料ははにわ館が一般100円(高校生以下無料)、ギャラリーは無料。問い合わせは同センター=電話0598(26)7330=まで。
宝塚古墳についての問い合わせは松阪市教育委員会文化課文化財係=電話0598(53)4397=まで。 |