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Home >バックナンバー > 2005.2.3> 2面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【2面】

「軽粉」製造の全容 初の一般公開
松阪市射和町の萬部家が「まちかど博物館」


 

 「伊勢おしろい」として室町時代以前から明治時代まで松阪市射和町周辺で生産されていた「射和軽粉」の釜元・萬部家がこのほど、「松阪紀勢界隈 まちかど博物館」に認定され、当時の資料などを初めて一般公開している。
  「軽粉」は、水銀を赤土やにがりなどと混ぜ、直径15aほどの鉄釜に入れて熱し、上蓋に蒸着させて造った白い粉。「伊勢おしろい」としてお伊勢参りの土産物になったり、解毒剤などの薬として用いられたもの。最盛期には軽粉を製造する釜元が射和地区に約80軒あったといわれ、この軽粉の製造が射和や松阪地方に財をもたらし、国分家や三井家など松阪出身の豪商を生む礎となったとされている。

瓶詰めの軽粉


  萬部家は「大マス」の屋号で、江戸時代初期から明治30年ごろまで「軽粉」を製造していた釜元で、現在の萬部芳子さん(73)が14代目。同地区で最後まで続けていたため、軽粉製造に関するまとまった資料が残っているのはここだけという。
  展示されているのは、明治25年にシカゴで開かれた博覧会に出展した瓶詰めの軽粉=写真右=をはじめ、軽粉を製造するときに使われた釜や水銀を入れてた壷、軽粉を乾燥させる箱など軽粉製造関係の資料や、万古焼、掛け軸、ひな人形などの美術品を含め約200点。
  これらの資料の一部は「松阪市民俗資料館」にも展示されているが、全容を一般公開したのは今回が初めて。公開は2月末まで。見学を希望する人は、あらかじめ電話での予約が必要。その後の公開は、10月ごろの予定。
  萬部さんが「まちかど博物館」として公開に踏みきったのは、6年前から地域の人たちと射和の歴史を掘り起こす「射和 昔を語る会」(清水勝也会長、21人)の活動を始めたのがきっかけ。「先祖が残した貴重な資料で昔の射和のことを多くの人に知ってもらいたい」という思いになったという。

  また「昔の人は水銀が体に害になることを知らなかったため、家の土間に釜を造って家内工業的に生産していました。お寺の資料を見ると、この地方の人は早死にだったようです。私の祖母も歯茎から出血したり、目が見えにくくなったという話を聞いています。軽粉は堕胎の薬にも使われていたため、特に女性の悲しい歴史が続いていたのではないかと考えられます」と話している。
  見学の希望は萬部さん=電話0598(29)2501=まで。

 
【みえのひと】
歴史ある町を案内  
一身田「寺内町ほっとガイド会」会長  
村田 修さん

 

 津市一身田寺内町を案内するボランティア団体「寺内町ほっとガイド会」(平成14年11月発足)の会長を務める。郷土のためになにか役立つことができないかと考えたのが、案内ガイドのボランティア活動をはじめたきっかけ。
  ボランティアの主な活動は観光客等を対象に1時間コース、1時間半コース、2時間コースに分かれた案内を行う。ガイドをする相手は小学生からお年寄り、大学教授と実に幅広い層に及ぶ。
  何も知らずに初めて寺内町を訪れる人、歴史に興味がある人、建築物に興味がある人など観光の目的も相手によって違ってくるので対応の仕方にも変化をもたせることが必要。また、大阪や奈良など県外からの客も多く、様々な人と出会えるので楽しいという。

寺内町ほっとガイド会 村田会長

 「非常にいいお客さんにめぐまれています」。春と秋が忙しく、また、仕事をしながらボランティアをしている会員もいるため、ガイドのローテーションが予定通りいかないことがあったり、と難しいこともいくつかあるが、ガイドをすること自体に苦労を感じたことはないという。
「全国に誇れる昔のままの姿が残っているこの町にもっとたくさんの人にきてほしいです」と語る。68歳。
  ガイドを希望する人は、原則として一週間前までに「一身田寺内町の館」=電話059(233)6666=まで申し込む。

 
伊勢志摩のまちづくりを紹介
26日に「いせトピア」で

  伊勢志摩地域の市町村のまちづくり活性化に取り組む南勢志摩県民局企画調整部内の「伊勢志摩みらいづくり委員会」は 日、伊勢市生涯学習センター「いせトピア」で同委員会の活動などを紹介するイベント「伊勢志摩しあわせの”結“」を開催する。入場・参加無料。
  同日は午前9時 分から野呂昭彦知事、都市調査室代表の高田弘子氏らを迎え「人が光る・まちが輝く・地域の”結“」と題したパネルディスカッションを開催。また、午後1時からは、中高生を対象にした伊勢志摩にちなんだクイズ大会「きらQ中高生ウルトラクイズ」を行う。
  その他に、「伊勢志摩生活創造圏ビジョン」への取り組みを示すパネルの展示や伊勢志摩の食の特産品を紹介する地産地消コーナーでは先着400人にトートバッグのプレゼントもある。
  同委員会では現在「きらQ 中高生ウルトラクイズ」の参加者を募集中。応募資格は、伊勢市・鳥羽市・志摩市・玉城町、二見町・小俣町・南勢町・南島町・大宮町・紀勢町・御薗村・大内山村・度会町に自宅又は学校がある中・高校生。応募は3人1組で、7日までに申し込む。優勝チームには東京ディズニーランド旅行券が送られる。
  クイズの申し込み・イベントの問い合わせは、〒516―8566伊勢市勢田町622三重県伊勢庁舎南勢志摩県民局企画調整部内「伊勢志摩みらいづくり委員会事務局」=電話0596(27)5234、ファクス0596(27)5299=まで。ホームページはhttp://www.pref.mie.jp/NKIKAKU/HP/

 
絵画など力作を展示  
第2回にしひの展

 

 県立西日野養護学校の生徒による作品展「第2回にしひの展」が、5日から12日まで四日市市立博物館1階の講座室で開催される。
  昨年に引き続きの催しとなる同展。展示されるのは、同校の小学部・中学部・高等部による絵画や立体造形などの美術作品と高等部の作業学習作品。個人が作った小さなものから共同で制作した大きなものまで150点以上の作品が展示される。
  また、期間中にはイベントも開催。6日は博物館前広場で午後1時30分・2時・2時30分に浜田地区諏訪太鼓保存会と同校生徒会の太鼓共演、11日・12日は午前10時から11時30分までさをり体験が行われる。問い合わせは同校=電話0593(22)2558=まで。
  同校ホームページはhttp://www.mie-c.ed.jp/snisih/



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