亀山市とその周辺の市町村の住民が参加するミュージカル「ヴィアジェーロ 〜旅人の風〜」が今月27日、亀山市文化会館で公演される。本番に向け、出演者やスタッフらの練習に熱が入っている。
毎年、音楽祭など市民参画型のイベントを開催している同館。今年は宝塚歌劇団OGらを迎え、ミュージカルを開催することとなった。
今年7月、同館はミュージカルの出演者とスタッフを広く市民に向け募集。オーディションには亀山市内と鈴鹿市、松阪市など周辺の市町村などから183人の応募があり、それぞれの配役やスタッフの役割分担などが決められた。
公演されるミュージカル「ヴィアジェーロ 〜旅人の風〜」は、15世紀ごろのスペインをモチーフにした創作劇。国の復興を主題とした壮大なシナリオの中に、王子と姫の恋愛ストーリーが盛り込まれている。市民参加型ミュージカルとして、全国各地で公演され好評を博している内容だ。
練習は9月後半から、毎週末に同会館などで続いている。現在、亀山市には劇団はなく、オーディションで集まったメンバーでゼロからのスタートとなった。劇作・演出家の奥村達夫氏の指導により参加者の意識は練習を重ねながら高まり、公演が近づくにつれ、自主練習の時間も増えていった。
参加者の取りまとめ役のスタッフである岩間匠さんは「出演者が多いので、調整も大変でした。出演者は練習時間の少なさから危機感を持ち、自主練習を行うまでになり、このミュージカルに取り組む姿勢も徐々に変わってきました。この公演が終わっても『またやりたい』という声がでるよう、本番を成功させたい」と話す。出演者の一人、鈴鹿市の脇田直子さんは「 “宝塚”の大ファンで、プロと同じ舞台に立てるのが夢でした。セリフや身のこなしなど難しく、緊張していますが、精いっぱい楽しんで本番を迎えたいと思います」。
本番には元宝塚歌劇団雪組トップスターの汀夏子さん、同花組の若葉ひろみさんら豪華スターを迎え公演が行われる。開演は午後5時30分。全席指定4000円。同館及びチケットセンターなどで前売り券発売中。問い合わせは同館=電話0595(82)7111=まで。
・子どもたちも多数出演。大人と一緒に練習に励む。
・演出家・奥村氏(写真右)の指導を受け、本番に望む。
・同ミュージカルに出演する、元宝塚歌劇団の汀夏子さん。
・同ミュージカルの1シーン。もと宝塚のトップスターと市民が共演する。
・劇中では華麗なフラメンコのダンスシーンも。 |