ローカルみえ
 
HOME
社会 ビジネス グルメ 文化・生活 健康 お出かけ
朝日新聞の姉妹紙
ローカルみえ
ローカルみえは2000年10月12月号〜2007年7月27日号(統合版)まで発行
SANSANは2000年10月5日号〜2004年9月2日号まで発行
オンラインショップ
 
 
 
 
よっかいちタウン情報-まつさかタウン情報
   
RAKU
統合版(2004.11以降)
ローカルみえ
さんさん
RAKU
防災特集
   
広告掲載について
お問い合わせ
ローカル三重概要
会社概要
著作権とリンクについて
リンク集
メール
 
 
Home > さんさんバックナンバー > 2004.7.15> 4.5面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

さんさん【4,5面】

【まちを歩く】
阿児町志島


阿児町志島
阿児町志島 2

近鉄鵜方駅から車で20分。太平洋に面したかつての漁師町・阿児町志島地区。
強い日差しが照りつける初夏に、のんびりと地域の名所・旧跡を訪ね歩いた。

校庭の草掃除。鍬が刺さって「抜けなーい」
元気な志島の子供たち。子供は地域を写す鏡だ
ヒジキの選別をする西之浜ユリコさん(左)
市後の浜


志島小学校

 志島(しじま)地域の人口は、平成10年の1055人から12年の1040人、14年の1015人、16年の984人と年々減少傾向にある。高齢化と少子化は同地域でも大きな問題だ。若者も外に職を求め、漁業を営む人も数える程になった。
  志島小学校の全校生徒数は現在51人。今年度の新1年生は4人だった。「このまま流動がなければ平成20年には35人になる予測です」と大矢進校長。同校では学年を縦割りにした班編制を実施しており、上級生と下級生が密接に関わり合いながら学校行事に取り組んでいる。訪れた時間はお昼時。賑やかな音楽と共に掃除の時間が始まった。志島では子どもたちの笑い声が一層大切に感じられる。

地域で綺麗に手入れされている弘法井戸
「学生時代に伊勢に出てお茶を飲んだ時は、あまりの“水っぽさ”に驚いた」と廣さん。
草に覆われた「おじょか古墳」。子供の頃は中に入って遊んだとい草に覆われた「おじょか古墳」。子供の頃は中に入って遊んだという広岡八重子さん(73)。
「遊びに来る子供たちが怪我をしないようにな」と海岸でゴミを片づけていた地元の男性

明治から続く手仕事

 小学校を出て向かったのは明治初期から地域で海藻食品の製造卸業を営む「有限会社マルモ商店」(西之浜茂衛門代表取締役)。6代目の西之浜茂俊さん(37)に案内されて工場内に入ると、新鮮な海藻の香りに包まれた。場内は乾燥させたヒジキから不純物を取り除く作業の真っ最中。手作業でゴミや質の悪い部分をはねていく根気のいる仕事だ。19歳の時からこの仕事を続けてきた西之浜ユリコさん(56)は、「海のゴミは昔よりも少なくなったが、近頃はどういう訳か髪の毛がたくさん混ざるようになった。目の疲れる仕事です」。同商店で手間暇かけて作られたこだわりのヒジキやアラメは、地域のスーパーなどでも販売されている。

弘法井戸へ

 サーフボードを積んだ大型車が猛スピードで狭い道路を走り抜けていく。阿児町はサーフィンのメッカであり、ここ志島にも「市後の浜」という絶好のスポットがある。家々の屋根越しに海を見下ろしながら、「弘法井戸」を目指す。
  弘法大師が村に授けたという井戸には祭壇が設けられ、綺麗に掃き清められていた。井戸の隣に住む廣舜策さん(71)に話を聞くと、以前は他にも仲井戸、小井戸という2つの井戸があったが、現在利用されているのは弘法井戸ただ一つだという。「志島から出る水は塩分が混ざってしょっぱい。水道がひかれる前は弘法井戸は真水が湧き出る数少ない井戸だった」と廣さん。今も弘法信仰と共に地域で飲用水として利用されている。更に詳しい話なら“生き字引”のおばあさんに聞くと良いという。廣さんが運転する軽トラックで狭い路地をぬって海岸へと向かった。
  「その昔、弘法大師が訪れて、水のなかった志島に湧水を授けてくれた。以来、使えば使っただけ水が湧き出て、どんな干ばつでも一度たりとも水が枯れたことはない」としっかりとした口調で井戸の言い伝えを教えてくれた田畑はるえさん(88)。付近の木の葉一枚たりとも折ってはいけないというのが今も続く地域の決まりだ。今でも毎月一回、地域の人々が井戸に集まって、弘法大師に念仏を奉納している。

阿児町志島 3
「志島はほんまにええとこ」と田端はるえさん

志島の古墳群

 志島の特徴の一つに多くの古墳群がある。地域の代表的な古墳の一つ「おじょか古墳」は見晴らしの良い高台にあった。ここからは全国的にも珍しい紋様が施された「直弧紋埴製枕」が見つかっているが、訪れる人もないせいか、まわりは雑草に覆われて入り口も塞がれていた。
  同地区自治会長の上村格也さん(64)宅を訪れて拝見した阿児町史によると、古墳群は主に5世紀末期頃のものとされている。阿児町では多くの古墳が発見されているが、特にここ志島では12もの古墳が見つかっている。「なぜ志島に古墳が集中してあるのかは全くの謎です」と上村さん。上村さんの案内で海辺にある「塚穴古墳」に足を運んだ。うっそうとした葦のトンネルをくぐると大きな石の下に暗い穴が口を開けていた。「私が子供の頃は、この葦の向こう側で遊んだものでした」という上村さん。いまその葦の向こうはすぐ海だ。数十年の年月に削り取られて海中に没した。この古墳もいずれ海に崩落するという。

船底に溢れるアワビやウニ
年齢を感じさせないたくましさと笑顔が眩しい
海女小屋で「火あたり」して体を芯から温める。これも次の日の漁のための大切な仕事

志島の海女

 時刻は午後3時過ぎ。迷路のような路地を海へと向かい海女小屋にたどり着くも、先方はまだ海の中だった。海女は朝早くに畑仕事を行ってから漁に出る。昼に一旦海女小屋に戻って休みをとり、もう一度午後に出漁する。ゆっくりと澄んだ海を眺めて過ごすうち、沖から小舟が戻ってきた。浜に引き上げられた舟はアワビやサザエといった高級海産物を満載していた。台風の影響でなかなか漁に出られず、一週間ぶりの出漁だったという。大漁に海女たちの顔も明るい。
  志島の海女は現在8人。50〜60代の女性が中心だが、今年は一人30代の若い海女も加わった。最年長の仲井はつこさん(74)は、かつては仲間たちと長崎県など、県外にも出かけて海女としての生活を送ってきた一人。「海女は耳が遠くて言葉も荒いから無愛想と誤解されることも多いが、実際はみんな前向きで明るい者ばかり」と笑う。みな年齢が信じられないほど活力に溢れており圧倒される。「特別に」と頂いた焼貝は格別に美味しかった。
  「志島は何もない所だから…」。地域を訪ね歩く先々で、そういって笑う住民の声を聞いた。しかし、まちを巡り人々と触れ合う中で、多くの土産を貰った気持ちで帰路に就いた。






【おでかけGUIDE】
水嶺湖で音楽と食事を楽しむ
岐阜県養老郡上石津町 日本昭和音楽村


日本昭和音楽村
日本昭和音楽村 2

 いなべ市藤原町から車で十数分。岐阜県養老郡上石津町の「日本昭和音楽村」は、同町出身の作曲家・江口夜詩(明治36〜昭和53)の業績と、昭和期の音楽をテーマにした施設。音楽と自然をゆっくりと楽しめると、県内から足を運ぶ人も多い。

日本昭和音楽村 3
日本昭和音楽村地図

  施設の核となるのは金管楽器のホルンをイメージして建設された「江口夜詩記念館」。コンサートや講演会などに利用できる大ホールでは、利用がない土日に、激動の昭和音楽史をヒット曲と共にたどる「昭和音楽の歩いた道」の上映も楽しめる。隣接するFN音楽館では、60〜70年代のフォークニューミュージックの常設展示を実施。展示室奥に置かれたジュークボックスでは1曲100円でフォークミュージックを楽しむことができ、当時を懐かしむ年輩客に好評を博している。
  同館内の「アルペジオ」は、本場の味が楽しめるイタリア料理レストラン。「地元の食材を使って基本に則った本格イタリア料理を提供しています
」と高味康一シェフ。
  大人気の水嶺湖でのカナディアン・カヌーは、初めての人でも簡単に水上の一時を楽しめる(30分・1020円)。
  各施設の営業時間などの問い合わせは同村管理事務所=電話0584(45)3344=まで。


【おでかけGUIDE】
水辺のほとりに広がる公園
多気町 のびのびパーク天啓

のびのびパーク天啓
のびのびパーク天啓2

 多気郡多気町の「のびのびパーク天啓」は17haの広大な公園。農業用水貯水池として造られた「天啓池」のほとりに広がる芝生の中に、流水のモニュメントやアスレチック、ビオトープがある。

のびのびパーク天啓3
のびのびパーク天啓地図

  園内は遊歩道が整備され、ウォーキングコースとしてもピッタリ。春は桜の名所としても有名で、メダカやタナゴが泳ぐビオトープの水辺も
ゆっくりと探索できる。
  園内の林の中には、今では廃寺となった法泉寺があり、その山門と鐘楼のお堂は独
特の造りで、かつての栄華と名刹ぶりが偲ばれる。同寺の境内にある「天啓の家」では名物の釜飯(800円)
が味わえる。
  同園には地域福祉センター「天啓の里」も併設。同施設には準天然温泉があり、露天風呂
など町外の人も利用できる。
  問い合わせは同町役場環境生活課=電話0598(38)1118=まで。


【お店訪問】
「鈴鹿カーテン」 
プロの目でカーテン選びをお手伝い

鈴鹿カーテン
鈴鹿カーテン2

 創業から35年、鈴鹿市算所、中央通り沿いに店を構える有限会社「鈴鹿カーテン」(早川演信社長)は、カーテン・クロス張り・敷物・室内装飾全般を扱っている地元では知られた会社。

鈴鹿カーテン3
鈴鹿カーテン地図

  取り扱うアイテム数は、各種カーテン、ブラインド、クロス(壁紙)、カーペット、マットなど豊富な展示品やカタログ類から選ぶことができる。また、ショールームには、和洋室、リビング、寝室など、各部屋にマッチするカーテンを多数展示。どれにしようか迷ってしまうくらいだ。引き戸のように開閉、すっきりとしたデザインが人気のパネルカーテンやエアコンの間仕切り用カーテンなど、目新しい商品もある。
  実際、新築や改装、部屋の模様替えのとき、結構悩んでしまうのがカーテン選び。室内のイメージを大きく左右するインテリアの一部分でもあるので、商品選びはしっかりと行いたいもの。同社では社長や若手スタッフの大塚正信さんらが、依頼客の自宅へ出向いてカーテン、カーペットなどの取り付け場所の採寸から、部屋の雰囲気に応じたコーディネートまでプロの目で判断して行っているので安心して商品選びができる。最近は、定年を迎えた人が部屋の模様替えをして生活を一新したいという思いでショールームに訪れることも多いとのこと。「仕事を通じて生活に彩りと豊かさを与えることができればうれしいです」とインテリアコーディネーターでもある早川社長。
  19日(月)まで「ボーナス還元! カーテン掛け替えキャンペーン」を実施中。心も体も涼しくなる癒しの空間をこの夏、実現してみては?

DATA
鈴鹿市算所2−3−3
営 10:00〜19:00
休 水曜日
子 同伴可
TEL 0593(78)0318・7228

 
広告掲載についてお問い合わせローカル三重概要会社概要著作権とリンクについてリンク集│
Copyright 2003 Local Mie. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.