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Home > さんさんバックナンバー > 2004.7.1 > 1面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

さんさん【1面】

進む地域の学校づくり
子どもを通して町の未来描く
員弁町コミュニティスクール

いなべ市員弁町で平成14年にスタートした「員弁町コミュニティスクール」。教室の増加と共に参加する児童も着実に増え、地域活性化という同スクールの取り組みが徐々に形になりつつある。3年目を迎えた今、これまでの成果と展望を探った。

スクールの教室を楽しむ子どもたち スクールの教室を楽しむ子どもたち
スクールの教室を楽しむ子どもたち スクールの教室を楽しむ子どもたち
きっかけは学校週5日制

 員弁町がコミュニティスクール事業を計画したのはいなべ市合併前の平成13年。学校週5日制導入に伴う土日の子どもたちの居場所づくりがその契機となった。しかし平成14年度のスクール開始当初は、コミュニティスクールの役割や主旨が地域で十分に理解されず参加者も少なかった。そこで運営を行う「いなべ子ども活動支援センター」は、ホームページの開設や情報誌の発行による周知に努めると共に、子どもたちや地域の将来像について話し合う「コミュニティスクールを考える会」を開催。町域や立場を越えた自由な意見交換を実施して、地域が今後何を目指し、どのように運営を進めるかを話し合った。
 こうして事業コンセプトを模索しながらの運営がスタートすると、地域住民や考える会参加者から教室の開講を希望する声が上がり始めた。初年度に4つだった教室数は今年度には11教室にまで増加。参加人数も145人に達した。さらに今年度は、「いなべ子ども活動支援センター」が教育委員会から独立した民間非営利団体となり、スクール事業の母体として自主運営を開始する大きな節目の年にもなった。

スクールの教室を楽しむ子どもたち

地域の人々による地域の学校

  いなべ子ども活動支援センターの井上淳之典事務局長は、「『地域の人による地域の学校づくり』をキーワードに、誰もが安心して過ごせる場の創出と、その基盤となる人材開発に取り組んでいます。教室内容の充実と共に、子どもたちも自主的に活動に参加するようになり、子どもと一緒に授業に参加する大人の姿も見られるようになりました」とこれまでを振り返る。スクールを自然環境や専門的知識などの地域の価値を活かした体験の場とすることで、子どもも大人も世代を越えた交流が生まれ、地域活性というスクールのもう一つの目標も徐々に形になりつつある。
  「今後の課題は、今はサービスの受け手になっている子どもたち自身が、運営の主体となってスクールの企画や立案に積極的に参加して行けるようにすることです」と井上さん。参加者の自発性を重視し、学校教育とは違うアプローチで学習支援と地域活性に取り組んで行く考えだ。
  また現在、いなべ子ども活動支援センターでは、子どもたちと一緒に学び、活動のサポートを行うボランティアスタッフを広く募集して、研修会なども企画している。詳細の問い合わせはいなべ子ども活動支援センター=電話0594(74)5775=まで。

歴史と自然を体験
9月17日、県営アリーナで
宮川流域エコミュージアム全国大会

「宮川流域エコミュージアム全国大会」

 県中南勢を流れ、全国でも有数の清流を誇る宮川。その宮川流域の自然や歴史を守り伝え、活かす活動を行う協議会「宮川流域ルネッサンスプロジェクト」。全国からその「エコミュージアム」活動が注目され、9月17日から3日間の日程で「宮川流域エコミュージアム全国大会」が開催される。
  10年前から「日本エコミュージアム研究会」の主催により全国各地で行われている同大会。今年は同プロジェクトの取り組みが全国的に高く評価・注目されていることと、より充実した活動内容の向上を図りながら地域振興も合わせ、宮川流域の14の市町村を舞台に全国大会が開催される。
 初日の9月17日は、県営サンアリーナ(伊勢市)で開会式が行われる。その後「分散会」と称して流域の14市町村に分かれ、その地域ごとにフィールドワークなど交流会が予定されている。

「宮川流域エコミュージアム全国大会」2

 分散会は地域ごとに15のコースにわかれており、度会町では「手もみ茶体験&天然あゆ料理を味わう」と題し、「宮川流域案内人」と呼ばれる地域の“語り部”と共に、同町の名産物である度会茶や宮川で捕れる天然のアユを味わいながら体験できる。
  「『生きた博物館』とも呼べるこの宮川流域に、当日は全国から多くの人が集まり、現地視察・交流会を行います。行政主体というよりは、『宮川流域案内人』をはじめとする地域の住民の皆さんが主体となって活動は続いています。この大会はこうした地域主導・地域振興の観点からも重要な意味合いを持つと思います。是非、県内からも多くの人に参加していただきたいと思います」と同プロジェクトのスタッフは話す。
  同大会への参加申し込みは7月20日まで。各分散会は1泊2日の日程となり、宿泊費込みで4000円から10000円前後の参加費が必要となる。詳細はホームページhttp://www.miyarune.jp/で。
  問い合わせは宮川流域ルネッサンスプロジェクト協議会=電話0596(27)5411=まで。



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