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Home > さんさんバックナンバー > 2004.6.17 > 2面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

さんさん【2面】

住民参加で歴史民俗資料館を
旧庄屋岡田邸保存運営委員会
ボランティアも募集中

「旧岡田邸保存運営委員会」第1回勉強会

 楠町は、平成14年に町に寄付された旧岡田邸=写真下=を改築して、町の歴史民俗資料館とする計画を進めている。同町中央公民館で9日、町と協同で歴史民俗資料館の開館に取り組んでいる「旧岡田邸保存運営委員会」の第1回の勉強会が行われた=写真右。
 町の有形文化財に指定されている旧岡田邸は、江戸末期の建築と見られ、主屋と立会所、蔵からなる古民家。岡田家は地域で代々庄屋の要職を果たした家柄で、昔の楠町の行政文書や古い地図、軍事郵便や書籍など、町の歴史を伺わせる品々が収蔵されている。今後同町は、邸に補修・改築を行って、来年4月を目標に歴史民俗資料館として開館する計画。入館料は無料で維持管理は同保存運営委員会が中心となって行う予定。展示スペースとしての利用以外にも、作品の発表の場や講座スペースとしての利用についても話し合われている。

旧岡田邸

 旧岡田邸の保存にボランティアで取り組む旧岡田邸保存運営委員会は、地域有志で結成され、現在11人で毎月第2第4水曜日に活動を行っている。昨年は邸内の清掃活動や収蔵品の整理と分類を実施。約900点に及ぶ収蔵品を一つ一つ運び出して記録を行い、県内の博物館・資料館などをまわって収蔵品の内容や展示方法の視察を行った。「昨年は夏の暑い最中に埃まみれになって邸内の清掃を行いました。大変な仕事ですが町の歴史を掘り起こして保存するために精いっぱいやりたいと思います」と同会会長の杉中勤さん(75)。今年は整理した収蔵品から展示物を選定する大仕事に取りかかる。
 当日講義を行った名城大学工学博士・伊藤三千雄名誉教授(70)は、「岡田邸はこの地域で中心になってきた家ですから、町の歴史を伝えていく証人と言えます。古いものがどんどん取り壊されていく今の時代には意義深い建築物だと思います」と語る。今後、運営委員会参加者は、開館後の「語り部」としての活動のため、今年の12月まで勉強会と古文書解読の講習会を行う。また同会では、広く意見を取り入れた施設実現のため、ボランティアとして参加する人を町内外を問わず広く募っている。問い合わせは同会・杉中さん=電話0593(97)3348=まで。

伊勢志摩に映画誘致を促進
「伊勢志摩フィルムコミッション」が冊子発行

「伊勢志摩ロケーションガイド」

 伊勢志摩地域へ映像作品(映画・テレビドラマ・CM)の誘致による地域の活性化や観光客誘致を目的に活動を行う非営利組織「伊勢志摩フィルムコミッション」(伊勢市朝熊町、伊勢志摩観光コンベンション機構内)は、更なる映像撮影を誘致するために、伊勢志摩14市町村内の魅力的なロケーションをカテゴリー別に掲載した「伊勢志摩ロケーションガイド」=写真=を作成した。
 平成14年に設立された同コミッションは、これまで映画やテレビなどの撮影に伴う情報提供、許認可手続きの一元化など、撮影を円滑に運ぶための様々なサポートを行ってきた。
 同冊子は「潮騒」や「浮草」など数々の名作を生み出してきた伊勢志摩地方の豊富なロケーションを制作会社に知ってもらい、撮影候補地を決定する際に少しでも役立ててもらえるようなツールとして作成。伊勢志摩の概要、気象データ、交通案内、過去の撮影地、ゆかりの文学、人物などをカラーで分かりやすく紹介している。
 「伊勢志摩には観光ガイドはたくさんありますが、それだけでは映像作品誘致には不十分な点もあります。今回、より目的に即した冊子を作成しました。今後は誘致だけではなく、ロケ地を巡る観光ツアー『フィルムツーリズム』も開催したいと考えています」と同コミッション事務局担当の宮本益仁さん。
 問い合わせは同機構=電話0596(21)1001=まで。

防災特集…6
「大地震は迫っている」
電池いらずの懐中電灯
重宝な防災グッズ多数
進栄電子が普及に力

同社製造の保安灯

 間近に迫っている大地震に対応したグッズや設備、非常食が出揃ってきた。とっさの時に意外と便利な懐中電灯や、家具などの倒壊を防ぐ装置、夜間の避難路を照らし示す保安灯などがある。命と生活・財産を守るにはぜひとも必要だが、まだまだ普及していないのが現状だ。
 センサー、制御ユニットの設計・製造や関連する検査・計測器機のメーカー・進栄電子株式会社(三雲町笠松)の阪田邦雄常務は、「意外と県民の大地震に対する意識が低い」と危機感を募らせている。このため昨春、海山町の地震津波避難路に同社製造の保安灯=写真上=を3基設置するなど、各地に防災対策用の設備を普及させるための業務に力を入れている。

乾電池不要の懐中電灯

 南北に長い三重県。北と南では地理的条件の違いにより、生活環境・状況にも大きな差異がある。阪田常務は「北勢の住民の防災意識の低さに驚く」と嘆くほど。このため阪田常務は東奔西走。防災対策の重要性を訴えながら保安灯の設置以外に、取り扱っている防災グッズ、設備の普及に全力投球している。「とにかく多くの県民の命と財産を守らなければ…」。
 防災グッズの一つに乾電池不要の懐中電灯=写真下=がある。振るだけで直ぐ充電し点灯できる便利なモノだ。自転車の発電器を応用したもので、巻いたコイルの中を永久磁石が上下することで帯電する原理を応用した商品。災害・緊急時には役立つもので、一家に一個は備えたい。
 阪神淡路大震災の時、多くの死傷者の原因となった家屋・家具類倒壊。その教訓を生かしたグッズが家具の倒れ防止金具だ。柱や壁と家具をしっかりつなぎ止める器具で、食器棚や書庫、タンス、本棚、仏壇のほか大きな家具類には取り付けておきたい。水屋などの扉を開かないようにする耐震ロック器具も必需品。多く出回っている非常食セットも合わせて揃えておきたいものだ。

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