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Home > さんさんバックナンバー > 2004.5.20> 4.5面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

さんさん【4,5面】

【お店訪問】
倉敷の有名店が四日市に移転
「オステリア ヴィア・ガット」

オステリア ヴィア・ガット

 イタリア料理店「オステリア ヴィア・ガット」が先月21日、四日市市安島にオープンした。シェフを勤めるのは、その腕前を請われて東京・大阪などの料理店を料理長として渡り歩いてきた伊藤勲さん(43)。倉敷で9年前にオープンさせた「LA CUCINA ITO」は、本場仕込みのイタリア料理が様々なメディアで紹介され、全国的な人気店となった。

「仏産マグレカモのオレンジ包みグリーンペパー風味のソースがけ」
イタリア製の「デ・シモーネ」の小皿や陶版も販売している

 「故郷の四日市で店を出したいという長年の夢が忘れられず今回の移転を決意しました。こうして地元に帰って本場のイタリア料理を提供できることが、いま何より嬉しいです」と伊藤さん。成功を収める中での移転に当初は反対していた奥さんの純子さんも、「夢を追いかけてほしい」という気持ちで背中を押した。
 メニューを彩るのは伝統的なイタリア郷土料理や菓子、イタリア産ワインの数々。その日のメイン料理が楽しめる「ランチC」(1260円・限定数)や「ランチA」(892円)、「仏産マグレカモのオレンジ包みグリーンペパー風味のソースがけ」(2310円)=写真右=など、コース・アラカルト共に伊藤さんが練りに練ってきた多彩な料理が取り揃えられている。
 魚などの旬の食材は地元で捕れた新鮮なものを使い、塩やチーズを始めとする基本的な食材はイタリアから取り寄せている。「イタリア人が認めないものはイタリア料理ではないというこれまで通りの姿勢で、三重の皆さんに本場イタリアの味を提供したいと思います」。

オステリア ヴィア・ガット地図

DATA

四日市市安島2−3−19
営 11:30〜15:00(14:00OS)
  17:30〜22:30(21:30OS)
駐 2台
休 月曜日(祝日は営業)
TEL 0593(54)5117
子 同伴可

 


【お店訪問】
鈴鹿市「ギャラリーSASAGAWA」
器の“縁結び”を

ギャラリーSASAGAWA

 鈴鹿市神戸の「ギャラリーSASAGAWA」(太田美保オーナー)は、「普段の食卓を楽しく演出できる作家ものの器を求めやすく提供したい」と今年1月にオープン。太田さんが陶芸作家の窯元に直接赴き買い付けた目利きの良い器が、器好きだけでなく馴染みの無い“初心者”にも好評を博している。
 店内に入り目に留まるのは、落ち着いた和の空間に茶碗や小皿、コーヒーカップ、急須、酒器、花器、茶香炉などがセンス良くディスプレイされている様子。父が書道家、兄が高校の美術教師と芸術感性豊かな血を受け継ぎ、「若い頃から陶芸に興味があり気に入ったものを集めていた」と話す太田さん。伊賀や美濃、常滑、瀬戸、加賀、信楽、越前など窯元も様々で、2500円から7000円ほどまでの手頃なものがたくさん並ぶ。

ギャラリーSASAGAWA2

 店は太田さんの自宅を改築。この辺りは明治時代に遊郭として栄え、その当時「笹川楼」という屋号を掲げていたことから店名に名付けた。器の魅力を肌で実感してもらおうと、訪れた客に趣のある器に注いだコーヒーを無料でふるまっている。「楽しく食卓を演出してもらいたいと作家さんが思いをこめて作られる器。相性の良い異性との出会いを導くお見合いのように、作り手の思いを使い手であるお客さんに丁寧にご説明し、器との良い出会いの場を演出したい」と、太田さんは笑顔で語る。
 今月12日からは伊賀焼作家の谷本景・由子さん夫妻の器展を開催し、以後も2カ月毎に異なる作家の作品展を開催する予定。

ギャラリーSASAGAWA地図

DATA

鈴鹿市神戸8丁目19−32
営 10:00〜19:00
休 月・火曜日(祝日は営業)
駐 3台
TEL 0593(84)5266

 


【お店訪問】
伊勢市「時花」
デザートを3品選べるランチが人気

時花1
時花2

 伊勢市楠部町に1日オープンしたばかりの「馳走 時花(はやり)」伊勢店は、和洋中の型にとらわれない創作料理が自慢の店。四日市や津にもある同店同様、女性客を中心に店内はにぎわいを見せている。

時花3
時花4

 当日に仕入れた新鮮な魚介類や鶏・豚・牛肉・挽き肉などを使用する料理はバラエティーに富み、きれいに盛り付けされた料理の数々は目を楽しませてくれるものばかり。おすすめは、なんといってもランチコース。魚料理の1260円コース、前菜に魚か肉料理が選べる1575円コース、前菜、魚料理、肉料理の1890円コースの3種あり、全コースにケーキとドリンクが付き、さらにシュークリーム、白玉ぜんざい、フルーツゼリーなど12種類のスイーツ(デザート)の中から好きなものを3品選べる「時花特製デザートセレクション」も付く。例えば1575円コースの場合は、前菜・豚冷しゃぶに特製コロッケ・お造り・ご飯・スープ・ケーキ・ドリンク・デザート3品。甘いものが大好きな人には、まさに魅力的なメニューだ。ディナーコースは4種(2625円〜7350円)。
 「このほど、お客様のご要望に応え、夜も午後5時から7時までの時間限定でランチコースを楽しめるようにしました」と、弊紙の連載エッセーでお馴染みのオーナーシェフ・金子宜市さん。6月1日からは津店でもランチにデザートセレクションが登場予定。

時花地図

DATA

伊勢市楠部町乙133
営 11:00〜14:00(L.O.)
  17:00〜21:30(L.O.)
休 不定休  駐車場8台
TEL 0596(27)8711
子 同伴可

 


【興味津々 記者見て歩き】
津市の折り紙作家・二階堂さん
温かい人柄が生む創作折紙

二階堂黎子さん

 津市雲出本郷に折り紙の教室と工房を兼ねた店があるのを噂で聞き訪ねた。店の名は「おりがみほーむパピレリア」。古代エジプトの“紙に携わる人”の意味を持つ。主宰するのは折り紙作家として全国で折り紙の普及・啓蒙活動を展開する二階堂黎子さん(57)。
 創作作品である“アンパンマン” や、古来の“兜”に少しアレンジを加えたもの、二階堂さんの“おはなし”と共に山からテント、テントから帽子、帽子からウシガエルと次々に折り紙が形状を変える“おはなしおりがみ”など。手馴れた手つきで二階堂さんは平らな紙に次々と息吹を吹き込んでいく。いずれもプレゼントすると、場の雰囲気が自然と和みそうな作品だ。屈託のない笑顔を浮かべながら手を淀みなく動かす二階堂さんに折り紙との出会いを聞いた。
 当時3歳の長男に子供用の折り紙の本を買い与えたのがきっかけ。それが本格的な取り組みへと変わった転機は、15年前に病に伏した父へ『何か恩返しをしたい』と開いた初個展だった。友人たちが会場の手配や設営などの準備を全て引き受けてくれた。「支えてくれる皆さんには、いつも感謝の気持ちでいっぱいです」。
 人を惹きつけて止まないのは、折り紙の技術以上に二階堂さんの人柄。「『そそっかしくて、放っておけない』と周りの人からよく言われます」と笑顔で話す二階堂さんの周りには、子どもたちや主婦、年配客など“先生”を慕う生徒たちで自然に輪ができる。
 「私にとって折り紙は、コミュニケーションの手段の一つ。これからも変わらず皆さんに折り紙の楽しさを伝え、笑顔を頂けたら」と語る二階堂さんに別れを告げ、店を後にした。
 問い合わせは同店=電話059(235)2345=まで。

(片山)

 


【LET'S COOKING!】
お肉やわらか
鶏肉のコーラ煮

鶏肉のコーラ煮

●材料
 骨付き鶏肉…3本
 コーラ…150cc
 醤油…15cc
●作り方
 1.鶏肉をゆでてアクを取る。ゆで上がったらざるに上げておく。
 2.コーラに醤油を入れ、沸騰させる。
 3.2に1の鶏肉を入れ、煮汁がなくなるまで煮る。
 ■鶏肉は弱火で長時間煮込んだ方がおいしいですよ。

 取材協力:亀山市のNさん(管理栄養士)

 


【おでかけ】
22、23日に神山一乗寺でさつき祭
石段修復のボランティアも募る

さつき祭
さつき祭2

 松阪市中万の神山山頂にある天台宗の神山一乗寺(こうやまいちじょうじ、殿本日聖住職)で庭や鉢植えのサツキが咲き始め、22(土)、23(日)の両日、「さつき祭」が開催される。
 同寺は、聖徳太子が伊勢神宮参拝の際に、自ら薬師如来像を刻み、お堂を建てたのが始まりとされ、その後二度の火災に遭っているが、本堂、正典、五智堂、経蔵、鐘楼、桜門、庫裏、客寮、手洗い屋がある立派なお寺。庭には多くのサツキが植えられ、前住職の聖典氏が30年ほど前から育てた鉢植えのサツキが約400鉢あり、13年前からこの季節に「さつき祭」を開いている。
 祭りは、午前10時30分から本堂で般若心経の読経が始まり、参拝者も無料で参加できるほか、山菜おこわの振る舞いも行われる。境内のサツキは、3年前に聖典氏が亡くなってから、日聖住職、奥さんのさとみさん、小学6年の祥之くん、小学5年の恭子ちゃんの家族全員で剪定や水やりなどをして育てている。同寺は海抜90bの山頂にあり、麓から徒歩で約15分。ちょっとした散歩にも良い。
 また、同市久保町の仏画作家・西岡敏男さん(56)の呼びかけで、6月6日(日)に石段の修復作業が行われる予定で、ボランティアの参加者を募っている。問い合わせは、同寺=電話0598(29)1941=まで。

神山一乗寺地図

 


【ぶらりお家散歩道】
ひときわ目を引く大木な家
桑名市・日高邸

外観。公園に隣接した角地で環境も申し分ない
リビング入り口に立つ日高夫妻
近くで見上げると一層際だつ柱の太さ

多くの家が建ち並ぶ住宅街にあって、ひときわ目を引くログハウス調住宅。日高勲さん(41)・さおりさん(35)夫妻が今年2月に建てた日高邸は、“大木”としか形容しようのない迫力ある柱が立ち並ぶ堂々とした印象の住宅。

ストーブ用に集めた薪。
2階から1階リビングを見おろす
取材協力
デザインハウス夢宇
TEL0594(21)5072

 「最初から木にこだわって計画を進めてきましたが、ここまで太い木が来たのは予想外でした」という勲さん。使用されている関町産の杉は、建築中に“お寺が建つんですか”と聞かれる程の迫力。室内の柱も外観同様総じて太く、部屋の広さに影響がでる程だった。
 間取りは1階にリビングと和室、水回り。2階に寝室とフリースペース、そして屋根裏部屋。贅沢に空間を使ったリビング吹き抜けの開放感は特に印象的だ。リビング隅に置かれた薪ストーブ用の薪拾いも、夫妻共通のレジャーとなった。
 幼少を築百年のわらぶき屋根の古民家で過ごした勲さん。自然なものを求める気持ちから毎週のように建築士と打ち合わせを行い、人体に悪いものは極力排除した。
 「ようやく全てが終わりホッ一息というのが本音です。思っていた以上の家になったのは、熱心に応えてくれる建築士さんや建築会社との良い出会いがなにより大きかったと思います。建築士さんがあまりにも色々な提案をしてくれるので決めるのが楽しくもあり苦しくもあり…」と笑うさおりさん。しっかりした家へのこだわりと、夫妻の人柄で引き寄せた人との出会いが、羨ましいばかりの住宅へと結実している。



 

 
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