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Home > さんさんバックナンバー > 2004.5.20 > 2面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

さんさん【2面】

防災特集…5「大地震は迫っている」
どんな時でも電気供給は『継続』が基本スタンス
防災対策に努める中電

移動変圧器車

 大地震など災害時には電気・ガス・水道・電話などライフラインはどうなるのだろう。県民生活にとっては一番の関心事だ。阪神・淡路大震災では地震発生時に約260万軒が停電、2時間後には約100万軒が復旧。翌日夕方には約90%、翌々日夕方には約95%が復旧した。建物の倒壊や火災発生で建物の配電設備も大被害を受けたが、約1週間後には応急送電を完了したという。
 三重県下でもその経験を踏まえて、各自治体・防災関連機関が防災指針や防災誘導策を出している。しかし、まだまだ防災への県民意識は低いのが現実。そんな中、日常生活にとって最も重要性が高い「電気」への防災対策について、「電気の供給はどんな時でも継続が基本スタンス」という中部電力三重支店総務課に聞いた。
 中電の防災対策の力点は1.災害に強い設備形成、2.迅速な復旧に向けた体制の整備。災害に強い設備形成としては、設備の多重化で電力系統の切り替えが出来るようにしたり、各設備の見直しで耐震性強化を図っている。迅速復旧に向けた体制整備では、災害時の状況に応じて3段階の非常災害対策本部を事業場ごとに設置して対応、震度5以上の地震発生時の従業員自動出社基準も制定している。
 また従業員の防災意識の向上に絶えず努めるほか、無線や衛星通信回線など独自の情報伝達手段を確保。病院など重要拠点に早期に電気を供給するため事業場単位で高圧発電機車、移動変圧器車=写真=や電線・電柱など復旧用資機材を十分に確保している。電力会社間の応援体制も確立し、従業員の実践的な防災訓練も繰り返しているという。
 一般県民への防災対策の喚起もリーフレットなどで絶えず呼び掛けている。地震発生直後は「まず電気ストーブのコンセントを抜く」。避難の際、家を離れる場合は「ブレーカーを切る」。家に戻った時は「電気器具の安全やガス漏れのないことを確認後、スイッチを入れる」。切れた電線を発見した場合は「触らず最寄りの中電に通報を」と訴えている。


誰もが住みよい地域を目指して
藤原町に「くれよん村」がオープン

くれよん村1

 藤原町西野尻に先月11日、「NPO法人・くれよん村」がオープンした。自然豊かな同町で美味しいランチや飲み物が楽しめる一見普通のカフェだが、運営を行うのは同町の障害児童を持つ親たちが中心となって活動する「くれよんサークル」。カフェとしての営業と共に、会の様々な活動の場となるコミュニティ−スペースとしての役割を併せ持つユニークな施設だ。
 同会の設立は平成11年。町内に住む障害者とその家族の自主的な活動に、地域のボランティアが協力する形で親同士の交流や体験学習などの様々な活動を月に一回のペースで行っている。「会員が互いに支え合うことで藤原町を誰もが暮らしやすい地域にとの思いで活動しています」と同会理事長の八嶋由美子さん(48)。自身も障害児の親という立場で会の運営に取り組んできた。「以前は明日のことだけを考えるのに精一杯の毎日でしたが、他のお母さんたちと手をつなぐことで、10年・20年先の子供の未来を考えられるようになりました」。

くれよん村2

 同会が「くれよん村」の設立を計画したのは数年前。町の催しでバザーを続けるうちに、自分たちの常設店を作れないかと思い至った。「これまでは町の施設を借りて活動を続けてきましたが、借りられない時は会員の家をジプシーのように巡って活動しなければならず、時間やスペースなどの面でどうしても制約がありました。こうして私たちの夢、くれよん村が実現したことで、いつでも好きな時に集まって周りを気にせずに活動や食事が出来るようになり、今まで子供の送り迎えなどの都合で働きたくても働けなかったお母さんも、都合のつくときにくれよん村で働くことが出来るようになりました」と八嶋さん。設計に際し、誰もが利用できる場所にという思いでフロアのバリアフリー化や車椅子用トイレも整備。横になる必要がある人のために和室も設けられている。今後は、くれよん村を活動の場として活発に利用することで、障害者と健常者が共に集える地域福祉の発信源として育てていく考えだ。
 カフェとしての営業時間は午前9時30分〜午後4時。火・水曜定休。会員や地域のボランティアが持ち回りで運営を行い、ランチやブランチセットなど地域で採れた食材を使った手作り料理を提供している。地域の作業所で作られた「かりんとう」や「手作り石けん」などの売れ行きも好調だ。
 今月30日にくれよん村での植樹イベントやランチパーティなどの活動を予定している同会は、今後の活動に参加する会員・賛助会員を募っている。詳細の問い合わせは同会=電話0594(46)5655=まで。


東員こども歌舞伎迫る
30日の公演に向けて練習着々

東員こども歌舞伎1

 毎年恒例となった「こども歌舞伎発表会」が30日(日)、東員町総合文化センターひばりホールで開催される。9回目を数える今年は、東員町近隣地域から13人の小中学生と高校生が参加。大学生のOBも黒子として加わり、一年間かけて毎週一回のペースで熱心に練習を重ねてきた。指導を行うのは元歌舞伎役者・吉良史郎氏(桑名市在住)。独特の見栄きりや可愛らしい女形など、子供たちの練習の成果が披露される。

東員こども歌舞伎3

 開演は午後2時。「傾城阿波鳴門どんどろ大師」の演目後に歌舞伎についての講演をはさんで、「白浪五人男〜稲瀬川勢揃いの場」の舞台を行う。入場無料、全席自由。入場の際に整理券が必要となるので、事前の問い合わせが確実。
 また、運営を行う松の会事務局では、来年度の開催に向けて小中学生の参加者を募っている。練習に参加できるなら在住地域は問わない。
 問い合わせは松の会事務局=電話0594(76)8899=まで。

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