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Home > さんさんバックナンバー > 2004.4.1> 1面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

さんさん【1面】

北勢線に大泉駅オープン
活性化事業本格化
3、4日には90周年記念イベントも

員弁街道に隣接するアクセスの良さと、65台の駐車場を完備する大泉駅

 三岐鉄道北勢線の廃止された大泉東駅と長宮駅の間に今日1日、大泉駅がオープンした。これは運行時間の短縮と利便性の向上を目的とした活性化事業の一つ。今後も沿線では、線路の二線化や駅の新設・整備など様々な事業が実施される。
 昨年11月に北勢線運営協議会・北勢線対策室は、桑名市・東員町・いなべ市の1700世帯と西桑名駅・阿下喜駅の乗客を対象に、北勢線への期待とニーズを把握するためのアンケートを実施した。先月、同協議会によってまとめられた集計によると、有効回答率は30.7%。運行スピードと夏場の暑さの改善に多くの利用者から要望が寄せられた。西桑名駅の延長には回答者の7割以上が賛成し、桑名駅への乗り継ぎが改善されればもっと利用するという声も目立った。同協議会では今回の結果を踏まえ、活性化事業を推進する考えだ。
 平成4年に400万人を数えた北勢線の年間利用者数は、今年度は240万人の見込み。1日の利用者数も3000人を切る右肩下がりの状況が続いている。経営が近鉄から三岐鉄道に変わったことで定期券価格が上昇し、北勢町や藤原町から四日市に出る人が三岐本線の利用へと流れたのも存続決定後に現れた現象だ。
 北勢線の現状について、北勢線運営協議会・北勢線対策室の冨永和仁さんは、「まったく安心できない状況」とため息をつく。廃止が取りざたされた時は活発だった各メディアも静かになり、住民の熱意も冷めつつある。「10年後には自立経営という目標が掲げられています。その時にまた存続の是非が問われることは避けなければ」と冨永さん。存続への正念場は正にこれからという構えだ。

廃止される六石駅では催しも行われた

 新駅が誕生する一方、先月31日には大泉東・長宮・六石の3駅が廃駅となった。六石駅では21日、北勢線の利用促進などを目的に活動する「北勢線の魅力を探る会」(近藤順子代表)がイベントを行った。約70名の参加者は、六石駅前で地元に住む平賀とも枝さん(82)が話す当時の六石駅の思い出や童歌に耳を傾けた後、地元の窯元での絵付け体験や麻績塚古墳などの見学を楽しんだ。桑名市から家族で参加した集山葉子さんは、「北勢線に乗る機会は少ないが、昔の懐かしいお話しや地域の魅力を知ることができたので参加して良かった」と話した。
 今月3日・4日には、北勢線90周年を記念して沿線で様々な催しが行われる。西桑名駅では北勢線の写真展示(3・4日)。大泉駅では直売所“うりぼう”が仮オープンしての黒米酒の試飲や米・野菜などの販売とハイキング大会(4日)。阿下喜駅では蒸気機関車「下工弁慶号」のお披露目式(3日)や模型電車の実演・ライブスチームの運転会、バザーなどが予定されている(3・4日)。詳細の問い合わせは北勢線対策室=電話0594(84)2331=まで。
写真員弁街道に隣接するアクセスの良さと、65台の駐車場を完備する大泉駅

山間の田んぼで米作り
自然体験参加者を募集
いなべ市員弁町

写真 稲刈りに一生懸命の子どもたち(昨年の様子)

 親子で一緒に汗を流して米作りを体験しよう―。員弁町の若手農家の有志でつくる「アクティブ・ファーマーズ・クラブ」、野菜など地元産品の直売所「ふれあいの駅うりぼう」、農業や環境について学ぶ活動を実施している「たんぼの楽考研究会」の3者からなる「たんぼと緑と水の学校運営委員会」(水谷重徳代表)は、5月から12月まで、いなべ市員弁町の市之原分校とその周辺の田んぼや里山を舞台に、米作りや自然体験・観察などをするイベント、「たんぼと緑と水の学校」を実施する。

写真 稲刈りに一生懸命の子どもたち(昨年の様子)2

 イベントはネイチャーゲームや自然観察などをたくさん盛り込んだ、親子で楽しめる活動内容になっている。プログラムは次の通り。5月22日=田植え、田んぼで遊ぼう(どろんこ代かき、畦道や里山の雑草観察)、6月26日=田んぼ水族館を作ろう(田んぼの生き物ウォッチング)、8月28日=夜の田んぼ探検(秋の虫の鳴き声を鑑賞しよう)、田んぼの水源を辿る旅(田んぼと水路などの環境を考える)、10月16日=稲刈りと収穫祭(稲を刈って、お米を自分で食べてみよう)、田んぼの楽団の演奏会、12月11日=しめ縄作りなど(田んぼを中心とした文化を考える)、餅つき(地域の農家と交流)、田んぼのミニコンサート。

写真 稲刈りに一生懸命の子どもたち(昨年の様子)3

 同委員会では、このイベントに参加してくれる人を募集している。募集定員は30人程度(12月まで5回のプログラムに保護者同伴で参加できる子どもたちは優先)。参加費は大人10000円、4歳以上の子ども5000円(保険料を含む)。料理などの食材費は実費。1日単位の部分参加も可能。
 応募・問い合わせは、たんぼの楽考研究会事務局=電話090(9023)0816、電話・ファクス0593(21)5766、E-mail yamayama@m3.cty-net.ne.jp=まで。



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