亀山市
源氏物語の世界を再現
26日から、小菅屋で人形とパネル展
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明治から昭和にかけて自由民権運動に身を投じ、世界平和の実現に一生を捧げた政治家・尾崎咢堂(おざきがくどう、尾崎行雄の雅号)の記念館(伊勢市川端町)が全面改装を終え、11月15日にオープンした。
13歳の時に父の転任に伴い度会県山田(現在の伊勢市)に移住した咢堂は、明治23年の第一回衆議院選挙に当選し、以来64年間国会議員として活躍した。民主政治の確立を目指した咢堂は、あらゆる権力の弾圧にも屈せず、常に民衆の側に立ち、「憲政の神」と呼ばれた。
新しく改装された同館は、明治時代の建築様式を取り入れた洋館の2階建て。展示室は、咢堂の生涯と時代背景を照らし合わせた「歴史ゾーン」、咢堂の遺品や映像を展示する「導入ゾーン」、咢堂の関連書籍やゆかりの地を見ることができる「情報ゾーン」の3つに区分され、分かりやすい構成となっている。
同市教育委員会・教育文化課の黒瀬尚人さんは「咢堂の残した書籍、遺品などは歴史的に見ても大変興味深いものが多く、改めて検証作業を行う必要があります。来年は咢堂の没後50年に当たり、全国にある他の尾崎行雄記念館との交流や、講演会なども開催できればと思います」と語る。
明和町から来館した女性は「尾崎咢堂はすごい政治家だったと聞いていましたが、詳しいことはここに来るまで知りませんでした」と熱心に展示に見入っていた。
同記念館の開館時間は午前9時から午後4時30分まで。入館料は大人100円、小中高生80円。毎週月曜日休館。
問い合わせは、伊勢市川端町97―2の同記念館=電話0596(22)3198=まで。
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建築現場見学会を開催
中勢森林組合が4月3日に津市阿漕町で
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県内産木材の需要拡大を推進する(社)三重県森林協会・中勢森林組合は、4月3日(土)に杉の葉枯らし材を使った住宅の建築現場見学会を開く。場所は津市阿漕町津興。午前9時45分に津ヨットハーバー駐車場に集合して受付。10時から正午まで建築現場を見学する。参加費は無料。定員30人。雨天決行予定(中止の場合は主催者から連絡有り)。
葉枯らし材とは、伐採した木を葉が付いたまま山林に数カ月寝かせて置き=写真=、葉から木の水分を飛ばして乾燥させた木材のことで、機械による人工乾燥に比べて木の油分を多く残すことができ、ツヤが良く耐久性も延ばすことができる特性を持っている。長いものでは半年以上寝かせる木もあるとのこと。
見学会場になる新築中の家は、作り手の“顔”が見える家づくりのネットワークを目指す「三重の木で家をつくる会」のメンバーも家づくりに参加。美杉村の「三浦林商」で加工した木材を使用、四日市市の「I設計室」が自然素材にこだわった設計を手がけている。
申し込み・問い合わせは、中勢森林組合加工販売課=電話059(262)3020、ファクス059(262)5356=まで。
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ドヴォルザーク生誕100年
28日に桑名弦楽合奏団が定期演奏会
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桑名弦楽合奏団は28日、桑名市コミュニティプラザで「第18回定期演奏会」を開催する。
ドヴォルザーク生誕100年にあたる今年は、美しい旋律で人気の高いドヴォルザークの「弦楽セレナーデ」とラロ「チェロ協奏曲 二短調」、ニールセン「小組曲」の3曲を演奏する。
今回チェロでソロを務めるのは、同合奏団メンバー最年少で明正中学3年生の植村葉夏さん。力強くも感性豊かな音色を披露する。
当日は午後2時開演。入場料は1200円(前売り1000円)。チケット取扱所などの問い合わせは同合奏団=電話0594(21)9949=まで。
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防災特集…1
「大地震は迫っている」
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『備えあれば憂えなし』。普段から準備がしてあれば万一の事態が起きても心配しなくてすむ、という格言だ。三重県民にとって東海地震・東南海地震・南海地震への対策が、正にそのことに当てはまるのだが、まだ県全体としては、十分な備えをしていないのが現実。三重は南北に長い地形ゆえに、地域特性による意識格差がある。1944年の東南海地震で津波の被害にあった南勢地域の防災に対する住民意識の盛り上がりは最近著しい。その反面、北中勢の住民の意識の低さが目立ってきており心配だ。今回から毎月、紙面で『防災特集』を連載する。より多くの県民が生命と財産を守るために、早期に大地震への備えをするよう促していきたい。「一刻の猶予もない」との考えで県下各地・各界の防災対策の実態を紹介していく。
区長が粘り強く危険訴え
徐々に住民の意識が変化
津波被害想定の田曽浦…その1
南勢町田曽浦。五ヶ所湾の入り口東側に位置する。普段は波静かな入り江を臨む風光明媚な漁師町だ。地域住民の代表である区長・山本三寿雄さん(74)はここ数年、住民に防災意識を喚起するため躍起になってきた。『津波が五ヶ所湾を襲った時には外の防波堤による返し波で田曽浦が一番大被害を受ける』。専門家によるこんな被害想定を聞いて、住民に大地震による大津波の危険性を訴え続けてきた。
田曽浦は60年前の東南海地震ではあまり被害がなかった。そのため、住民の多くは当初「そんな津波が来るか」と耳を傾けてくれなかったという。東南海地震以後に田曽浦港口に出来た防波堤は普段、台風などの大波を防ぐ役目を果たしている。しかし大津波が五ヶ所湾を奥深く襲った時は返し波が怖い存在だ。その返し波が防波堤により更に押し戻されて田曽浦を襲うことになるのだ。
山本区長は、地元で専門家による防災講演会や、防災訓練を積極的に開いてきた。南勢町区長会では阪神大震災の被災地視察なども実施した。そして事ある毎に大地震の危険性を住民に訴え続けてきている。2年前の防災訓練には1500人の参加を得るなど、粘り強く防災意識の重要性を訴えてきたことから近年、住民意識が大きく変わってきた。
次回は住民の意識変化を通した、田曽浦の先進的な防災対策とその取り組みを紹介する。
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