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今月11日、楠町役場2階会議室で、同町が放映するケーブルテレビ番組「みんなの広場.楠!!」の制作勉強会が行われた。参加者は制作スタッフ7人とアドバイスを行う株式会社CTY関係者。アクセントの確認やマイクの持ち方などの実習と今年度の制作体制の確認が行われた。
楠町で同番組の放映がスタートしたのは4年前。町内全域を対象に、毎月1日・11日・21日に10分間の放映を行っている。同番組の特徴はキャスターやナレーターなどの制作スタッフを地域から募ることで、住民が積極的に番組制作に関わっていること。現在では町内の90%以上の家庭で視聴される“地域に根ざした番組”として親しまれている。
自身もカメラマンとして番組制作を調整する同町企画課の船戸将之さんは、「地域から制作スタッフとして参加して頂いている皆さんの熱意で、とても反響のある番組制作が行えています」と話す。3年前から番組制作に参加し、キャスター、レポーター、ナレーターの3役をこなす李静愛さん(39)は、町内ではすっかりお馴染みの顔。用意された原稿を読むだけでなく、自ら町内の情報を集めて放映内容の提案も行う。「参加のきっかけは番組に自分が取材されたことでした。普段の仕事と掛け持ちでの参加ですが、住民の視点で地域の情報をお知らせできることに大きなやりがいを感じています」。
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住民が制作に参加することで、地域の連携に大きな役割を果たしている同番組。しかし、来年に迫った四日市市との合併がその存続に影を落としている。番組放映の停止も視野に入れて、市の広報番組との統廃合が検討されているためだ。当日、制作スタッフに技術的なアドバイスを行った株式会社CTYの諸岡太さんは、「楠町では住民が取材を行って職員がカメラを回すなど、県内の他の行政番組では見られない番組制作が行われている。これは同番組の“住民参加の手作り感”を受け入れる楠町の地域特性も大きい」と話す。仮に市の番組の1コーナーとして存続しても、地域の連携という同番組の役割が失われることは避けられないだろう。
4月からナレーターとして番組に参加する斉藤敬子さんは、「普段から親しんでいる楠町の番組が、それほど画期的なものだとは思っていなかった。番組を通して町の魅力を再発見した自分のような人が増えるよう、今年1年頑張って地域に貢献したい」と話す。
行政主導の合併で地域が育んできた成果が失われるのは寂しい。番組の今後について、同番組が取り組んできた地域の連携の力が発揮されることを期待したい。
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