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Home > さんさんバックナンバー > 2004.2.5 > 2面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

さんさん【2面】

東南海地震被災体験つづる
安濃町の中村幸子さんが冊子出版

中村幸子さん

  安濃町妙法寺の中村幸子(さやこ)さん(77)は、父姉と共に当時住んでいた南勢町五ヶ所浦で東南海地震に被災した体験を、追憶として残したいと思いつづった冊子「いのちありて〜南海地震の思い出〜」を、60年目にあたる昨年12月7日に自費出版した。
 中村さんは、「勤務先の農協で強い揺れを感じた。生前の母が地震と津波の恐ろしさをいつも話してくれたことを思い出し、寝たきりの父が心配で自宅に急いで戻った。2度目の津波が私たちを襲ったが、辛くも避難することができた。しかし、地震と津波の心労などから、相次いで父姉を2カ月の間に亡くした。その後、悲しみに打ちひしがれるが、くじけることなく強く生き抜こうと心に決めた」と18歳だった当時のことを記している。
 これまで誰にも話さず思い出として心に秘めていた体験を、震災60年目を機に、冊子にまとめた。震災当時の様子がありのままにつづられた貴重な記録だ。A5判、32n。
 「ありのままの思いを文章にしたので、今はすっきりとした気持ちです。息子たちの家族と共に幸せに暮らしています。これからも全てのことに感謝し、一日一日を精いっぱい生きていきたい」と中村さんは語る。同冊子はこのほど津市や久居市、南勢町などの図書館や小中学校などに寄贈された。問い合わせは中村さん=電話059(267)0246=まで。

さをり織りなど30点を展示
松阪市「寸庵」で養護学校生・川邊さんの作品展、10日まで

川邊弘子さんのさをり織りなどの作品展

県立稲葉養護学校高等部に在籍する津市の高校1年生、川邊弘子さんのさをり織りなどの作品展が松阪市本町のまちの駅「寸庵」2階で開かれている。10日まで。入場無料。
 川邊さんは、知的障害と聴覚障害を併せ持つ重複障害者だが、幼少のころから美術・工芸に並々ならぬ才能を発揮し、絵画や陶芸、伊勢型紙、さをり織りなどの作品を作り続けている。
 今回の作品展は、昨年の夏休みに津市大倉の「工房ゆう」で織ったさをり織り9点、伊勢型紙10点を中心に陶芸や木彫りの作品など約30点を展示。見学に訪れた多くの人たちが「素晴らしい作品ですね。これからも頑張って下さい」と雑記帳に川邊さんを励ます言葉を残している。
 この展示会を開いたのは、障害者の豊かな生活を支援する教員有志の会「Group Pine」。同会は養護学校教諭の越知ひとみさんと安田良子さんが発起人となって立ち上げ、障害者ともに音楽活動を行ったり、障害者の小規模授産施設支援のチャリティーコンサートを行うなど、延べ30人の教員が参加している。
 今回は川邊さんが、越知さんの勤めている三重大学附属養護学校の生徒だったこともあり、「川邊さんの存在を多くの人に知ってもらい、彼女の才能をさらに伸ばしていけたら」との願いから開催。
 会場となっている「寸庵」は、越知さんの母親の実家で、普段から障害者の作品を展示するなど、まちづくりセンターとして活用されている。開館時間は午前10時から午後4時。水曜休館。
 問い合わせは越知さん=電話0598(28)5779=まで。

語りかける陶人形たち
6日から四日市市の杉野さんの作品展

杉野さんの陶人形たち

 四日市市大宮町の陶芸家・杉野圭子さん(68)の製作した可愛らしい陶びなや市松、洋、創作人形などの作品を集めた展示会が、6日から11日まで、久居市中町の茶道具や美術工芸品の展示販売を行う「久居庵早田」(早田哲男オーナー)で開かれる。会期は同午前10時から午後6時まで。展示品の即売や春らしい茶道具の販売も同時に行われる。
 陶人形を作り始めて25年以上になる杉野さん。同庵での作品展は毎年恒例で、今年で9回目を数える。整然と並べられた可愛らしい人形からは、人形でありながら、まるで見る人に語りかけるような息吹と愛らしさが感じられる。毎年人気の高い作品展で、県内だけでなく名古屋や東京から訪れる熱烈な常連客もいるほど。
 杉野さんは「人形の表面の美しさや愛らしさだけではなく、さらに人形の中に内面的な美しさを盛り込むために日々模索しています」と話す。また、早田さんも「人形の柔らかな表情は、杉野さんの人となりを映し出しているようです。私も毎年新たな“杉野さん(の作品)”に出会えるのが楽しみ。今年生まれた作品に是非お会いにお越し下さい」と来訪を呼びかけている。問い合わせは同庵=059(255)3405=まで。


家庭から自然が蘇るまちづくり
伊勢市で14日、「EM」利用の講演会

比嘉氏

 ボランティア団体「いもっこ」(小泉美智子代表)は、今月14日午後1時30分から伊勢市黒瀬町の生涯学習センター「いせトピア」で、琉球大学教授で農学博士の比嘉照夫氏によるEM(有用微生物群)についての講演会「家庭から自然が蘇るまちづくり」を行う。入場料は1000円。
 近年、水質の浄化や土壌の改良に利用され、注目を集めるようになった「EM」。EMとは有用微生物群の英語名、Effective Microorganisms(エフェクティブ・マイクロオーガニズムス)の頭文字から取って付けられた造語で、安全で有用な微生物を80余種共生させた液状の微生物資材。EMは米のとぎ汁を使って家庭でも簡単に培養できる。
 「いもっこ」は6年前から伊勢市内でEMの普及に取り組んでおり、これまでEMを利用し同市内を流れる勢田川の浄化や、同市の小中学校へのEMの普及活動を行っている。代表の小泉さんは「個々の意識の持ち方で、地球環境は改善されていくと思います。『思いは伊勢湾に行動は台所から』をモットーに、まず家庭でできる環境改善に取り組んでいます」と語る。
 講演を行う比嘉氏=写真=は「EM技術」の開発者として世界的に知られ、EM の多目的利用に関する研究を行っている。国内外でEM技術による農業、工業、環境、水、そして医学など、多方面で技術指導にあたっている。「EMで生ゴミを活かす」などの著書も多数にわたる。講演は同氏の体験談を交えたEMの効用などが中心になる。問い合わせは「いもっこ」=電話0596(26)3185=まで。


松阪の今昔を写真で紹介
松阪市立歴史民俗資料館、5月9日まで

松阪市立歴史民俗資料館

 松阪市殿町1539の市立歴史民俗資料館で、企画展「写真で見る松阪今昔物語」を開催している。
 この展示は、昨年に市制70周年を迎え、また来年の同市、嬉野町、三雲町、飯南町、飯高町の5市町による合併協議が進められている中、あらためて松阪地方の町の変遷を、昔と現在の写真を見比べながら振り返ろうというもの。
 展示内容は明治時代から大正、昭和30年代までの松阪市内の風景、旧市役所、警察署などの建物をはじめ、一志、飯南両郡の各町の役場などの写真100点とそれらの現在の様子や姿を収めた写真87点。その他にも明治時代の地方新聞や戦前の絵葉書、鳥瞰図などを参考資料として出品している。
 「当時を知る人には懐かしく、知らない人には昔の松阪の歴史、風情を感じていただければ」と鈴木剛二館長。
 企画展は5月9日まで開催している。開館時間は午前9時から午後4時(4月〜9月は午後4時30分まで)。休館日は月曜・祝日。入館料は一般100円、小中高生50円。問い合わせは同館=電話0598(23)2381=まで。


剣道少年団参加者募集
桑名市大山田地区に剣道スポーツ少年団を!

  桑名市大山田地区に少年剣道スポーツ団をつくろうと同地区の有志が呼びかけている。同市の大山田・野田・筒尾地区には3つの中学校があるが、中学剣道部の活動を支える小学生を対象とした剣道スポーツ少年団がない。現在同地域で剣道を行う小中学生は、東員町をはじめとする市外へ足を運んで練習を行っている。
 世話人として運営の準備を行っている中西勲さん(62)は、「地域内に剣道少年団がないことで周辺の市町村にお世話をかける形になっており、中学から剣道を始める地域の子供たちには大変なハンディとなっている。早急に身近な場所で安心して練習ができるようにしたい」。今後、大山田西小学校の体育館を使用して、地域の小学生を中心に4月から活動をスタートする予定。
 「剣道は日本人の精神文化を体現する武道です。地域の小中学生にこだわらず、参加希望者は誰でも歓迎します」と中西さん。
 問い合わせは中西さん宅=電話0594(31)7802。メールisaonkns@intsurf.ne.jp=まで。



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