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Home > さんさんバックナンバー > 2004.2.5 > 1面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

さんさん【1面】

四日市市
若者に交流の場を開放
「子どもと若者の居場所」を開設

四日市市の中央緑地近くに位置する勤労青少年ホーム

先月31日、四日市市は同市日永東の勤労青少年ホーム(ヤングプラザきんせい)に「子どもと若者の居場所」を開設した。3月末までの毎週土曜・日曜の午後1時から午後7時まで(3月6・7日を除く)、施設の幾つかのスペースを青少年が自由に使えるスペースとして開放する。対象とする中高生が自由に集える場所にして、青少年同士の交流の場として機能させる狙い。
 同市教育委員会生涯学習課・田中靖彦副参事は、「昨今、駅前やコンビニなどで所在なさげにしている子供たちが目にとまります。そういった子供の中には、良くない仲間と知り合うなどして悪い方向に進んでしまうケースもあるようです。このような状況が生まれている背景には、この街の何処にも子供たちの居場所がないからではないかとの指摘があります」。市では昨年から“居場所”とは何かを議題に検討を重ね、若者が自由に集える場所の実現を模索してきた。音楽のできる場所、スポーツのできる場所、心の安まる場所などの様々な意見を盛り込んだ新施設案もあったが、費用の問題もあって土日に使用されていない勤労青少年ホームを有効利用することを決めた。3月末まで試行的に運営を行い、4月以降も継続して運営を行う予定。使用できるスペースは1階の談話室・図書コーナー・喫茶コーナー、2階の会議室、3階の卓球などが楽しめる軽運動室。「すぐにはコンビニほど魅力的な場所にはならないかも知れないが、他者と交流したいという子供たちの気持ちを受け止める場所としてノウハウを積み重ねていきたい」と田中副参事。

1階の談話スペース、奥には図書コーナーがある

 市の委託を受けて同施設の運営・サポートを行うのは市内で活動する市民団体「子どもの居場所を考える会」。同会は1998年の設立以来、市内の小中学生を対象に、不登校やいじめ、引きこもりなどで悩む親子のサポートを行っている。同会の原順子代表は、「ちょっとしたことでも誰かに話すと楽になれるものです。誰もが気軽に集まれる場所として運営を行い、子供たちを主体としたサポートを行う予定です」。
 まだ試行段階ということもあり、駅周辺部からのアクセスの不便さや既存施設を利用することによる開放時間の短さといった考慮すべき点も残る。「利用者の口コミに頼る」という市のアピール方法で、どれだけの若者が足を運ぶかは未知数だが、県下初の試みなだけに、今後の効果的な運営に期待がかかる。
 問い合わせは市教育委員会少年センター=電話0593(54)8314=まで。

誰もが聴けるコンサートへ
8日に四日市市の第一楽器で

昨年7月に行われた同コンサート

 今月8日、四日市市安島の第一楽器4階“ムーシケ”で、「コンサートのためのコンサートVOl.6」が開催される。この催しは、障害を持つ子供たちが一般のコンサートに行けるようになるための練習の場として行われるコンサート。同市を中心に活動している音楽団体“ドレミキッズ”が主催し、同会の有志で結成された“MUSIC POT”=写真=のメンバーが演奏を行う。
 ドレミキッズ代表の坂倉絹子さんが、自宅のピアノ教室で障害を持つ子供たちと向き合い始めたのは十数年前。「障害のある子はコンサートに行くことができない。先生の演奏でコンサートをやってもらえないか?」という父母からの要望で2001年に第1回のコンサートを行ったところ、口コミで噂が広がり、現在では約30人が同会に参加して親子で音楽を楽しんでいる。
 「障害を持つ子供たちだけでなく、音楽好きな人たちが集まって様々な活動をしています。年2回行っている“コンサートのためのコンサート”は、障害を持つ子供たちに緊張感のある場所を経験してもらうことで、親子で自信を持ってコンサートに行けるようになってもらえればとの思いで行っています」と坂倉さん。
 当日は午後1時30分開演。ピアノをはじめ、ミュージックベルやホーンチャイムなどの珍しい楽器を使って、誰もが知っている童謡やアニメの曲、クラシックなど十数曲を演奏する。「ドレミキッズの身内だけで開催していては肝心の緊張感がなくなってしまいます。障害者も健常者も誰もが楽しめるコンサートですから、多くの方にご来場いただいて、障害への理解を深めていただく1つの機会になれば幸いです」と坂倉さん。
 料金は前売り500円。当日800円。電話での事前予約で前売り券の取り置きも受け付けている。問い合わせは坂倉さん=電話090(4194)2953=まで。



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