子どもの声が響く地域を守れ
立田小学校の山村留学 山留住宅を新たに建設へ
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都市部からの留学生を受け入れる「山村留学制度」を行っている藤原町の立田小学校。制度開始から16年目を迎える今年、同校では留学家族を受け入れる「山村留学住宅」を新たに建築する計画が進められている。
全国的な少子化の影響で、県内でも生徒数の減少と共に統廃合を余儀なくされる学校が現れている。藤原町内の各小学校でも、年々減少する児童数に頭を悩まされてきた。平成元年からの児童数推移を見ると、町内に5つある小学校のうち、生徒数の増加が認められるのは立田小学校のみ。同校が取り組んできた山村留学制度が着実に実を結んできた証拠といえる。
同校が山村留学に取り組み始めたのは昭和62年。学校のみならず、同地区の住民が膝をつき合わせて話し合い、現在の方向性を決定した。そこには、子どもがいなくなり学校がなくなると、地域そのものが消えてしまうのではないかという危機感があった。開始当初は、地区の家庭に子どもを受け入れる「里親制度」でのスタートだったが、平成3年からは、家族で地域に移り住むことができるよう、4戸の住宅を建設して受け入れ態勢を整えた。この16年間に藤原町を訪れた児童は、延べ人数で113人。今年は伊勢市や桑名市、岐阜県から訪れた家族が入居し、町内の小中学校に通学している。「立田小学校に留学した子どもの大半が、中学生になっても藤原町での生活を選択しています」と同校・藤岡玉樹校長。留学を機に、藤原町の住人となった家族も既に7軒を数えた。地域ぐるみで学校を守ることが、町の活性化にも重要な役割を果たしている。
4年前から家族で留学を行っている藤川さん一家は、「地域全体に、来た人を温かく迎える雰囲気があり、すぐに馴染んでしまった」と話す。現在、中2、中1、小5と3人の男の子がいる藤川家だが、地元の小学校にいたときに比べて、子どもたちが自然の中で生き生きと成長している様子を実感しているという。
同校は今後、県に補助を申請するなどして、来年の4月までに新たに2〜4戸の住宅を建築したい考え。同時に留学生の募集も広く受け付けている。詳しい問い合わせは同校=電話0594(46)2058=まで。
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ふるさとの水と土を大切に
21日に「ホテイアオイとメダカ」まつり
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多気郡勢和村丹生の「大師の里」にある農村ビオトープ(動物・植物・人間が共存できる生息空間)で、21日(日)午前9時30分から「第8回大師の里・『ホテイアオイとメダカ』まつり」が行われる(雨天の場合は23日に延期)。
祭りでは、ホテイアオイやメダカの生態を調べたり、クイズを行う観察会をはじめ、イメージソング「水土里(みどり)」を歌うコンサート、昆虫の竹細工も楽しめる。手作りパンや五平餅などの店や、地元の相可高校食物調理科の生徒が作るお菓子の店も出店し、来場者先着100人には園芸用培土のプレゼントもある。
勢和村には江戸時代、丹生村の地士であった西村彦左衛門が、新田を開発するための農業用水として造った全長30kmの「立梅(たちばい)用水」がある。近年その用水が環境問題の観点から見直され、「ふるさと水と土の保全活動」として様々な環境に対する取り組みが行われてきた。村内の有志で活動する「ほてい倶楽部」では、その用水の脇の休耕田を活用してメダカやホテイアオイを育成し「農村のビオトープ」づくりを進め、子供たちの情操教育の場として役立てている。
立梅用水事務局長の高橋幸照さんは「10年前までは『このままでは立梅用水は忘れられてしまうのでは』という危機感がありましたが、村づくりと環境保全に対して地域住民の理解を得て、今では多くの人が訪れる村となりました。『環境が変われば、人の意識も変わる』ことを実感しました」と語る。
同祭についての問い合わせは、ほてい倶楽部=電話0598(49)4522=まで。
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昔懐かしい音を蓄音機で
関町に「楽聴館」オープン
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明治から昭和中期にかけて人々の心を魅了した蓄音機。デジタル機器が台頭する現代ではすっかり姿を消してしまった。その貴重な蓄音機の音を楽しめる「楽聴館(らくちょうかん)」が今月、関町にオープンする。
館主の服部豊光さんは子供の頃聴いた蓄音機の音が忘れられず収集を開始。同館には国内外の蓄音機十数台が展示され、来館者の希望に添ってジャズやクラシック、そして当時の流行歌などのSP盤レコードの音楽鑑賞ができる。「蓄音機はレコードの溝が針を振動させ、それを振動板からラッパに伝えるだけの、非常に単純な装置です。それが今ではとても温かみのある豊かな音に聞こえ、新鮮な驚きさえ感じます」と服部さん。長年、音楽の教師として教鞭を執ってきた服部さんは音楽に対して造詣が深く、蓄音機と同時期のオルガンも手に入れ、童謡を弾くなど自ら演奏も行う。
教師時代は学校の集会などで子供たちの前で蓄音機を聴かせた。子供はもちろん、若い先生も珍しがった。服部さんは「現代は何でも合理化されすぎて、失ってしまったものも多い。この『楽聴館』は趣味の延長ではなく、本物の文化を伝えるための場所として、多くの人に連れだって来ていただき、蓄音機の素晴らしい音色を味わってほしい」と語る。これからは蓄音機の出張演奏も行っていくそうだ。
来館には演奏準備のため3週間前から予約が必要。問い合わせは同館=電話0595(96)0701(夜7時〜9時)=まで。HPはhttp://www.za.ztv.ne.jp/rakuchoukan
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舞台40周年記念コンサート
即興ギタリスト中村ヨシミツさん
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四日市市出身で即興ギタリストの中村ヨシミツさん(59歳)が、自身の舞台生活40周年を記念するコンサート「楽しきかなギター人生」を、9月6日(土)の午後6時から四日市市文化会館・第1ホールで開催する。
中村さんは法政大学在学時にプロデビューして以来40年間、幅広いジャンルの音楽とのジョイントや、芝居の中での場面に応じた演奏など、既成にとらわれない独自の世界を創り出してきた。自然に感じたままを奏でる「即興演奏の第一人者」として、日本全国のみならず、海外にも着実に公演の場を広げている。今回のコンサートも演歌やファド、ラテン音楽、フルート、和太鼓奏者などの幅広いジャンルの音楽との共演が随所にあり、中村さんの独自の世界を垣間見ることができる。また、純粋なクラシックファンにも楽しめるようなコンサートづくりを行っている。
今回は「より多くの人に聞いてもらいたい」と、福祉施設に100人分のチケットをプレゼントした。「唯一無二の即興演奏は、聞いた人に余韻と感動を残してくれます。中村さんと観客の方たちを一体感で包み込める舞台をつくりたい」と舞台プロデューサーを務める土井靜雄さんは語る。
入場料金3000円。問い合わせは土井さん=電話0593(52)3426=まで。
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6、7日に和太鼓祭を開催
伊勢神宮内宮・おはらい町
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伊勢神宮内宮前・おかげ横丁は、6、7日に「神恩感謝 日本太鼓祭」を開催する。この祭は同横丁開丁10周年記念祭事のひとつで当日は、おかげ横丁名物「神恩太鼓」の他、四日市、松阪、熊野各市と大台町から、県外からは東京、長野、石川、静岡、和歌山の各都県から、地元で活躍する和太鼓グループ10組とソロ奏者2名が参加。日本独自の芸能文化である和太鼓の音色を神宮の森に響かせる。
また、おかげ横丁大黒ホールでは、太鼓の歴史や原木から楽器になるまでの工程を紹介した「和太鼓の歴史展」も同時に開催する。6日(土)は、午前10時と午後2時から、おはらい町通りで打ち鳴らしを、正午から伊勢神宮内宮参集殿で奉納演奏をそれぞれ行う。7日(日)は、午前10時から伊勢神宮内宮鳥居前特設舞台で奉納演奏を行う。いずれも入場無料。
問い合わせは、おかげ横丁おみやげや(総合案内)=電話0596(23)8838=まで。
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