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Home > さんさんバックナンバー > 2003.6.5 > 2面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

さんさん【2面】

舞台「超チャンネル会議」6日から開催
奇想天外でユーモア溢れる演劇が見所!ゴルジ隊


超チャンネル会議

 津市を拠点に活動を行う、元三重大学演劇部のOB・OGの同志で結成、今年9年目を迎える劇団「ゴルジ隊」(山中秀一代表)は、6(金)、7(土)、8(日)の3日間、県総合文化センター小ホールで第15回のパフォーマンス「超チャンネル会議」を行う。
 「チャンネル会議」「大チャンネル会議」に続くシリーズ第3弾の今回も、オムニバス形式の短編全5本、約2時間の公演。各話がそれぞれうまくリンクしあう、奇想天外な展開とユーモアに溢れるストーリーの大半を、脚本・演出担当の油田晃さんが手がけている。ほとんどのメンバーが社会人のため、休日を利用しての稽古は深夜にまで及ぶことも頻繁にある。

超チャンネル会議

 「とにかく観客の方に『面白い演劇』を見て頂きたい一心で、役作りと演技に真摯に取り組んでいます。公演中であっても、お客さんの評判があまり良くなかった個所は、どんどん改善していきます。見終わった後にも、『そう言えば』と振り返って、話が盛り上がるような舞台にしたい」と、油田さんは熱く語る。
 開演は、6日(金)19:00〜・7日(土)19:00〜・8日(日)13:30〜。入場料は前売は一般1500円で、高校生以下1000円(当日は各2000円)。問い合わせは、オフィスゴルジ=電話059(233)0819=まで。



映画「スパイ・ゾルゲ」試写
篠田監督が来場挨拶

篠田監督

 5月29日、三重県総合文化センター・中ホールで「小津安二郎生誕100年記念・三重映画フェスティバル2003」のプレ・イベント第3弾として映画「スパイ・ゾルゲ」の特別試写会が行われた。
 映画上映前には篠田正浩監督(72)の舞台挨拶も行われ「撮影はすべてデジタルカメラで行い、最新のデジタル技術を使い日本の昭和史を再現した作品」と、監督引退作となる本作について熱く語った。
 ロケ地には桑名市にある国の重要文化財・六華苑も登場。篠田監督の前作「梟の城」も伊賀上野でロケが行われており、監督は「三重は山あり海あり風景も起伏に富んだ美しい場所。また伊勢神宮など日本人の原点を感じ取れる場所でもある」と語る。
 映画「スパイ・ゾルゲ」は6月14日(土)から全国封切。また、岸恵子・筑紫哲也・池辺晋一郎氏も来場する「小津安二郎生誕100年記念・三重映画フェスティバル2003」も6月14日〜22日まで三重県総合文化センターで行われる。問い合わせは同フェスティバル実行委員会事務局=電話059(233)1120=まで。



昔懐かしい「黒糖パン」を発売
長島町の「玉花ぐりる」

篠田監督
篠田監督

 北牟婁郡紀伊長島町長島の「玉花ぐりる」(玉津人巳オーナー)は、南部鉄瓶製の丸釜で焼き上げた「熊野古道 黒糖パン」を、先月から同町にある「道の駅マンボウ」で発売を始めた。
 終戦時、まだ物資が少ない頃に戦闘機のプロペラなどを材料にして、ジュラルミン製の鍋が多く作られた。そのジュラルミン鍋を使って焼いたパンは、子供のおやつとして当時よく食べられていたという。今回その懐かしい味が南部鉄瓶製の鍋で再現された。
 ビタミン・ミネラルをたっぷり含んだ沖縄産黒砂糖と、安全な100%国内産小麦粉で作ったパンは5切れで300円。鍋丸ごと1つ分=写真=も注文販売している(1個1000円)。
 問い合わせは「玉花ぐりる」=電話05974(7)1291=まで。



【ハタラクヒト】
非日常的な価値観を提案
フランス料理レストラン『LA PALME D’OR』
オーナーシェフ 後藤 雅司さん

後藤 雅司さん

 津市在住。40歳。『都ホテル』、『ヒルトンホテル』を経て、90年に渡仏。パリ、アルザス、カンヌなどで2年間の修行後、青山町の『リゾートパラデュー夢』の総料理長に就任。TV番組『料理の鉄人』などに出演する。2001年にフランス料理レストラン『LA PALME D’OR』を津市にオープン。オーナーシェフとして腕を振るう。

−料理の世界に入ったきっかけを教えてください。
 高校の頃から、何か手に職を付けたいと考えていました。親友が料理の道に進むというので、それなら自分もと。最初から料理人になりたいと思っていたわけではないんです。この世界に入った初めの1年は、いつ辞めようかとばかり考えていました。

−料理人の世界は厳しいというイメージがありますね。
 ええ、最初は雑用ばかりで面白くありませんでした。でも、負けず嫌いな性格なので、1度した失敗は2度としないように心がけました。そのおかげで、この世界でやっていけるという感触を、早いうちに掴むことができたのだと思います。

−ホテルの総料理長という立場から、自分の店を構えるオーナーシェフへの転身。躊躇などありませんでしたか。
 ありませんでした。周りから「絶対に失敗する」といわれて逆に燃えましたね。ホテル時代から望んでいた、朝から晩までフレンチをやっていられる環境を手に入れることができ満足しています。

−オーナーシェフという仕事の難しさ・やりがいなど教えてください。
 大きなホテルの総料理長をしていた時は、「美味しかった」といわれるのが嬉しかったものですが、今は「楽しい時間が過ごせた」といって頂けるのが嬉しくなりました。雰囲気・サービスの向上やコスト管理など、店をトータルに把握しなければならない反面、やりがいも大きいのです。

−仕事を通じて感じられていることなどありますか。
 私たちフランス料理店がお客様に提供するのは、普段の生活では味わえない非日常的な価値観です。「あそこに行けば今度は何が食べられるんだろう」と、毎回期待していただける場所であり続けたいと心がけています。

−後藤さんの今後の展望などをお聞かせ下さい。
 常に向上心を忘れずに、「津にラ・パルム・ドールあり」といわれるようでありたいと考えています。また、若い料理人を育てる勉強の場となるような新しい店の必要性も感じています。7月1日からは、店内で南フランスの画家の展覧会を行い、絵画と料理のマリアージュを楽しんでいただける、『プロヴァンスの画集』という催しも予定しています。お気軽に足をお運び下さい。

LA PALME D’OR

ウエディングなど、大量の料理が必要な時には、厨房はさながら戦場のような忙しさを見せる。スタッフ1人1人が自分に与えられた役割を果たし、目にも鮮やかなフレンチが次々に仕上げられてゆく。

 

LA PALME D’OR

味覚はもちろん視覚にまで訴えるフランス料理。生クリームやソースなどを用い、高カロリーというイメージも、近年では過去のものとなりつつある。


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