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津市在住。40歳。『都ホテル』、『ヒルトンホテル』を経て、90年に渡仏。パリ、アルザス、カンヌなどで2年間の修行後、青山町の『リゾートパラデュー夢』の総料理長に就任。TV番組『料理の鉄人』などに出演する。2001年にフランス料理レストラン『LA
PALME D’OR』を津市にオープン。オーナーシェフとして腕を振るう。
−料理の世界に入ったきっかけを教えてください。
高校の頃から、何か手に職を付けたいと考えていました。親友が料理の道に進むというので、それなら自分もと。最初から料理人になりたいと思っていたわけではないんです。この世界に入った初めの1年は、いつ辞めようかとばかり考えていました。
−料理人の世界は厳しいというイメージがありますね。
ええ、最初は雑用ばかりで面白くありませんでした。でも、負けず嫌いな性格なので、1度した失敗は2度としないように心がけました。そのおかげで、この世界でやっていけるという感触を、早いうちに掴むことができたのだと思います。
−ホテルの総料理長という立場から、自分の店を構えるオーナーシェフへの転身。躊躇などありませんでしたか。
ありませんでした。周りから「絶対に失敗する」といわれて逆に燃えましたね。ホテル時代から望んでいた、朝から晩までフレンチをやっていられる環境を手に入れることができ満足しています。
−オーナーシェフという仕事の難しさ・やりがいなど教えてください。
大きなホテルの総料理長をしていた時は、「美味しかった」といわれるのが嬉しかったものですが、今は「楽しい時間が過ごせた」といって頂けるのが嬉しくなりました。雰囲気・サービスの向上やコスト管理など、店をトータルに把握しなければならない反面、やりがいも大きいのです。
−仕事を通じて感じられていることなどありますか。
私たちフランス料理店がお客様に提供するのは、普段の生活では味わえない非日常的な価値観です。「あそこに行けば今度は何が食べられるんだろう」と、毎回期待していただける場所であり続けたいと心がけています。
−後藤さんの今後の展望などをお聞かせ下さい。
常に向上心を忘れずに、「津にラ・パルム・ドールあり」といわれるようでありたいと考えています。また、若い料理人を育てる勉強の場となるような新しい店の必要性も感じています。7月1日からは、店内で南フランスの画家の展覧会を行い、絵画と料理のマリアージュを楽しんでいただける、『プロヴァンスの画集』という催しも予定しています。お気軽に足をお運び下さい。
ウエディングなど、大量の料理が必要な時には、厨房はさながら戦場のような忙しさを見せる。スタッフ1人1人が自分に与えられた役割を果たし、目にも鮮やかなフレンチが次々に仕上げられてゆく。
味覚はもちろん視覚にまで訴えるフランス料理。生クリームやソースなどを用い、高カロリーというイメージも、近年では過去のものとなりつつある。
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