三重の湧き水
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森の山々から湧き出す清水は、ミネラル豊富な自然からの贈り物。歴史の国・三重には、伝説や説話が伝えられる名水も数多くあります。県内数箇所の湧き水を訪ねました。
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智積町の「智積養水」
名水百選にも選ばれた湧水 |
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四日市市智積町の「智積養水」は、1985年に環境庁によって行われた「日本の名水百選」にも選ばれた三重を代表する名水。三滝川の伏流水が湧出する蟹池を水源とする総延長2.5ワの用水で、毎秒約250の水が湧き出しています。飲料水や炊事など、地域の生活に密着して利用されるうちに「養水」と呼ばれるようになりました。戦後、開発が進むにつれ、汚れが目立つようになっていましたが、自治会や子供会などが定期的に清掃活動を続けてきたことで、鯉の住む清流がよみがえりました。西勝寺前には休憩所も設けられ、優雅に泳ぐ鯉の姿を眺めることができます。
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湯の山の「三之瀬山神水」
足を運びやすい山中の湧水 |
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玉城町田丸の田丸城は、古くは玉丸城と呼ばれ、延元元年(1336年)に北畠親房らにより創築された。天正3年(1575年)には、織田信長の次男・織田信雄が養子に入り、大規模な改修を行ったが、翌年に信長によって北畠一門は誅殺される。
その後1580年に田丸城は炎上し、1619年からは徳川御三家の紀州領となった。残念なことに天守閣は失われているが、勇壮な石垣は健在。周囲を一望する眺望で町民の憩いの場となっている。
この田丸城跡の本丸と二の丸間の裏斜面には大きなハゼの木がある。この木が自然に生えたものか、人の手によって植えられたものかは不明だが、ハゼの実を搾った汁から作られる『和ろうそく』は、江戸時代には各藩の財政を支える主要な産品だった。城内には、この木の他にも勇壮に成長した木々が多数散見され、城が経てきた長い年月を偲ばせる。
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白山町南家城の「こぶ湯」
名の知れわたった評判の |
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白山町南家城(いえき)の家城神社裏手、雲出川右岸の崖から、「こぶ湯」といわれる霊泉が湧き出しています。神社の由緒からいえば、この神社はもと「諏訪神社」でした。この水を汲み取り、諏訪明神に祈願して塗布すると、瘤(いぼ)が落ちたと伝えられることから、この名が付きました。毎分約600驍フ水が湧き出し、汲みたての水からは硫黄の匂いが漂います。「汲みたては、まるで『卵の黄身』を食べるようで、好き嫌いが分かれます。1日放置して匂いを取ったものを、コーヒーや炊飯に使用すると、美味しく頂けますよ。中には、お風呂に入れたり、化粧荒れした肌に塗る方も見えます」と、ボランティアでこぶ湯の管理をする岩城巽(たつみ)さん。
難病にも効くと口コミ等で伝えられ、毎日ペットボトルを抱えた多数の人たちの行列が絶えません。このため、地元の家城地区の人たちが全然汲めないことから、火・木曜日を地域住民限定日とし、1人が1度に20リットルまで、と制限しています。
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磯部町「恵利原の水穴」
天の岩戸伝説の地に湧出する名水 |
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伊勢市から志摩郡磯部町へと山越えする県道伊勢磯部線(伊勢道路)を、神路湖の辺りで右に入り(鳥居が目印)、湖に沿って奥に進むと、「恵利原の水穴」があります。ここの岩清水は、環境省選定の「名水百選」に指定されていて、四季を通じて訪れる人が絶えない、伊勢志摩の観光スポットです。
水穴は天岩戸神社の中にあり、天照大神が須佐之男尊(スサノオノミコト)の悪事を戒めるために岩戸の中に隠れてしまうという有名な天の岩戸神話の地といわれています。大人が屈んで入れるくらいの洞穴(天の岩戸)からこんこんと湧き出る岩清水は、一年中その量が変わらず、神路湖に流れ、志摩郡の住民約7万人の生活用水の源泉となっています。水穴は駐車場(約20台分)から徒歩で5分程かかるため、水汲み客の中には、台車にポリタンクを積んで来る姿もよく見かけます。
JR近鉄伊勢市駅からバスで30分(天の岩戸口下車)、近鉄志摩磯部駅から同バスで10分(同下車)。
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美杉村の森林が育んだ名水
「鶯の水」
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一志郡美杉村上多気には名水「鶯の水(うぐいすのみず)」があります。雄大な美杉村の森林から流れ出る湧水の前には、ひっそりと看板がたたずんでいて、そこには「うぐいすの声、聴き乍(なが)ら飲む清水。知らず知らずに疲れもとれて、春夏秋冬、水温十度で変化なし」と書かれています。地下から湧き出るこの水は、年間を通して水温が一定で、また、飲むと声がよくなるといわれています。
ここの名水は道路のすぐ脇にあるので、遠方からもこの水を求めて多くの人が訪れます。水質など詳しい成分は不明ですが、美杉村の美しい水は、地酒や地ビール、野菜や米など数多くのふるさとの味を育んでいます。
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心も癒す「頭之水」
大内山村・頭之宮四方神社 |
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度会郡大内山村の頭之宮四方神社(こうべのみやよもうじんじゃ)には名水「頭之水(こうべのみず)」があります。
「あたまの宮さん」として親しまれる本殿近くから湧き出る御神水は「知恵の水」として人々の信仰を集め、今でも受験シーズン前など、全国から大勢の受験生がこの水を求めて賑わいます。
大きなカエルの石像から流れ出る水は、自然な冷たさを保ちながら、神社脇を流れる唐子川(からこがわ)の渓流に流れ込んでいます。対岸には小さな滝もあり、新緑とともに涼しさを感じさせます。
お正月には、この御神水でお雑煮を作り、一年間の無病息災を願う習わしもあるとか。神社内に湧き出る水ですが、汲んで持ち帰ることもできます(容器は持参してください)。
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宮川村・天然水「森の番人」
大自然が生む日本一の水質 |
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国土交通省による全国水質検査で日本一の実績を誇る宮川。その上流域に広がる宮川村の特産品として(有)森と水を守る会が製造・販売しているのがナチュラルウォーター「森の番人」。全国最多といわれる年間約4000mmの雨が大台ケ原山系の樹海に浸透、自然ろ過された天然水です。ミネラル分を適度に含んだ、弱アルカリ性軟水で、天然水特有の自然な甘味とまろやかな口当たりが特徴。
価格は、500_g入り150円、1.5g入り230円。特産品販売・レストランの同村「もみじ館」、大台町の「道の駅」、伊勢市内宮前「おかげ横丁・名産味の館」で販売しています。
問い合わせは、森と水を守る会=電話05987(7)2819=まで。HP http://www.mpearl.com/morinobannin/
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四日市市 「ブティック・マリー」
香りの小物も豊富に用意
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四日市市青葉町に昨年移転オープンした『ブティック・マリー』は、今年で26年目を迎える老舗ブティック。調香師の資格も持つ矢倉優美子オーナーのこだわりの香りが店内に溢れるお店です。
「長い間続けてきたお店ですから、お客様ともすっかり顔なじみです。色々と相談を寄せられることも多いので、要望に応えられるようにしています」。
品揃えのコンセプトは「着心地が良くて少しお洒落な服」。洋服だけでなくオリジナルブーケの制作や手作り小物など、香りを織り込んだ小物があるのもこの店の特徴。
オープン当初からハーブティーのサービスを行うなど、オーナーの温かい人柄がそのまま形になったようなアットホームなお店です。
DATA
住所………四日市市青葉町800−126
営業時間…11:00〜19:30
休業日……水曜日
пc………0593(52)8331
【写真】
右:2階の子ども部屋を改装したかわいいお店。
上:ハーブティーや香りの小物などの販売も行っている
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関町 ギャラリー「而今禾」
衣・食・住をトータルに提案
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関町のギャラリー『而今禾』(じこんか)は、昔ながらの町屋を活かした店内で、県内・県外の陶芸家や染色作家などの優れた作品を紹介し続けているお店。先月4日にはカフェ・キッチンスペースもオープンしました。
「食感を大事にして、和洋の固定概念にとらわれない自由な発想で料理をしています」という料理担当の高野さん。アワ・ヒエ・キビなどの穀物をふんだんに使い、週替わりのメニューで新しい食を提案。いずれの料理も素材そのものの風味が活かされた素朴な味わいが新鮮です。
「今後は衣・住・食をトータルに提案するスペースにしていきたいと考えています」と語るオーナーの米田恭子さん。
現在は6日まで『KYOTO YUKATA展』が開催中。今月23日からは『日々の器展』が開催されます。
DATA
住所………鈴鹿郡関町大字中町596
営業時間…11:00〜17:00
休業日……水・木曜日(展覧会中はOPEN)
電話番号…0595(96)3339
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安濃町の欧風料理店「Lansen」
豊富なメニューを堪能!
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オープンから17年目を迎える安濃町の欧風料理店「Lansen(ランセン)」は、自慢のデミグラスソースを用いたビーフシチューやハンバーグ、スパゲティー、ピザ、ドリアなど豊富なメニューをリーズナブルな価格で提供してくれる、アットホームなお店です。
手間ひまかけて煮込んだデミグラスソースに、10数種の野菜とフルーツの甘さを取り入れたビーフシチュー(1500円)は同店のイチオシメニュー。様々な食材が溶け込んだ濃厚な味わいが人気です。
500gもあるジャイアントハンバーグ(デミグラスソース1500円・和風おろしソース1680円)や、卵10個を使用したオムレツ「10(テン)Egg」(950円)など、数人で食べられるメニューも有名。昼時には日替わりランチやサラダ・ライス・スープ付きの「150gハンバーグ」(800円)などがお勧めです。
「松阪や鈴鹿など遠方から足を運んでくれるリピーターの方も多いです」と、オーナーシェフの奥山和也さん。2階に設けられたパーティールームは、結婚式の二次会や歓送迎会などに利用されています。
DATA
住所………安芸郡安濃町曽根572−4
営業時間…10:00〜15:00(OS14:30)
17:00〜22:00(OS21:30)
休業日……木曜日
пc………059(268)0477
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小俣町の「河内屋」
ドイツワインの専門店
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ドイツワインに惚れ込んだご主人が2年前に、酒店からワインだけしか置かない専門店にリニューアルしたのが「河内屋」(桜井一良オーナー)。15坪ほどのこじんまりとしたスペースには、ワインの瓶が丸テーブルにおしゃれに並び、奥には重厚な木製のテーブルと薪ストーブが。「ここでワイン会やパーティーなどを催しています」と桜井さん。
現在、約100種類のワイン、1500本ほどが地下の貯蔵庫に保管されていて、その8割がドイツワイン。価格は1000円から数万円のものまでと幅広く揃っています。
中でもおすすめはドイツQmPワイン(肩書き付上質ワイン)のアイスワイン。11月〜2月頃の零下7度以下の厳しい時期にあえて収穫し、ぶどうの実が凍結状態のまま圧搾するこのワインは、余分な水分が混じらない、贅沢な甘み・酸味を持つ芳醇なデザートワインです。
DATA
住所………度会郡小俣町本町126
営業時間…9:00〜20:00
休業日……月曜日
пc………0120(03)2548
URL………http://www2.ask.ne.jp/~gen1935/
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