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・鉄道の仕事に就いたきっかけは何ですか。
単純な理由なんですが、昔から旅行が好きで、「いつもどこか遠いところに行ってみたい」という気持ちがありました。それに伊勢は三重を代表する観光地。小さいときからお伊勢参りや志摩観光で訪れる人たちを見ていて、「旅行に関係した仕事ができたらなぁ」と思っていました。
近鉄は、自分も日頃利用してましたし、私にとって身近な存在でしたので、就職先に選びました。
・駅では、どのような仕事をされていますか。
駅員の仕事には、車両の発着やお客様の安全確保などを務める駅ホームでの業務や、お客様がホームに入るまでの出札(乗車券の発行)・改札の業務があります。私は、入社して鳥羽駅の勤務になり、その後、宇治山田駅に転属になりましたが、主に出札・改札業務を任されています。男性社員の場合ですと、駅構内での業務から、車掌、運転士となる人も多いです。
・実際に仕事をして感じたことは。
毎日、たくさんの人と接する仕事なので、やはり、間違いのないことが一番大切なことだと実感しています。乗車券の発行ひとつとっても、おろそかにできません。例えば、急いでいるお客様に対して、こちらが間違った乗車券を発行してしまえば、お客様も苛立ってしまい、気分を害してしまいます。
観光客が多いのも、やはりこの駅の特色です。ですから運輸サービス以外にも、伊勢神宮はじめ各観光スポットへのアクセスや情報などを尋ねられたりしますので、お客様の満足度を増すツールとしても伊勢志摩の観光情報は持っていたほうがベターです。
あと、英語もスラスラとしゃべれるとモア・ベターです。私も外国の観光客相手に苦い経験がありましたので。
・今後の抱負を聞かせてください。
2本のレールが、全国につながっている駅は、人生の新たな旅立ちの出発点でもあり、旅情を誘う魔法の館。期待を胸に、また胸ときめかせて来るお客様を裏切らない一期一会の気持ちで接していきたいです。
profile
伊勢市出身。地元の高校卒業後、平成5年に近畿日本鉄道株式会社へ入社。鳥羽駅勤務を経て、現在、宇治山田駅勤務。
近畿日本鉄道(株) 近鉄宇治山田駅・運輸係員
辻 香里さん
「伊勢志摩に旅行の折は、往復の近鉄特急券や伊勢市〜賢島間の電車が乗り放題など特典付スーパーパスポート(9300円)をぜひ、ご利用ください」
上:改札に立つ辻さん。鉄道は終電から始発まで大体6時間。通勤するには厳しいものがあり、通常、駅員は駅舎に泊り込んでの勤務シフトを組んでいる。女性駅員の場合は9時〜18時までの通勤になる。
下:辻さんが勤務する近鉄宇治山田駅構内。昭和6年開業の駅は間口120mの鉄筋コンクリート造3階建ビル。八角形の明かり窓、飾り柱、テラコッタが使われたレトロな駅舎で、文化庁により登録有形文化財に指定されている
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