多文化共生社会を目指して外国人を支援
MIEF Apo'ia os Estrangeiros.
(三重県国際交流財団は外国人の皆さんを支援しています)
三重県国際交流財団
|
|
津市羽所町アスト津3階の三重県国際交流財団では在住外国人からの電話相談を受け付けている。海外からの来県者が年々増加する中、同財団は昨年から相談業務を専門に担当する生活相談員を配置して増加する相談に当たっている。
相談員として対応しているのはブラジルから来日して5年目を迎えるセルジオ・ソウザさん(34)=写真。堪能なポルトガル語・英語・日本語の3カ国語を駆使して相談に応じる。相談件数は多い時で1日十数件。寄せられる相談内容は生活の悩みといった曖昧なものではなく、「送られてきた書類の内容が読めない」「書類の書き方が分からない」といった、すぐ目の前にある具体的な問題への相談が大半だという。そこからは日本社会の壁に阻まれて地域に溶け込めない在住外国人の現状が透けて見える。
「心配されている地震への対策を一例にとっても、自治会などが行う地域対策から在住外国人だけが抜け落ちている現状があります。私たちが海外に行ったら同じ立場になるという気持ちで、より多くの人に共生社会実現の大切さを考えて頂ければと思います」(同財団・筒井美幸専門員)。
「文化の違いから起こるトラブルや、一部の人による犯罪などで悪いイメージを持たれがちな外国人ですが、文化は違えど皆同じ人間です。お互いが歩み寄ることで必ず状況は変わると信じています」とセルジオさん。
現在同財団では、通常業務として行っているポルトガル語への電話相談以外に、鈴鹿国際大学留学生の協力を得て中国語やネパール語などに対応する「多言語電話相談」も試験的に実施している。また来年1月18日には「県営住宅についての説明会」、2月8日に「確定申告についての説明会」を実施する。「説明会は日本語とポルトガル語の通訳で行いますので日本の方も気軽にご参加下さい。また、国際交流財団が電話相談を受け付けていることを、少しでも多くの海外から来た人に伝えて頂ければ幸いです」。
問い合わせは同財団・セルジオさん(Sergio Souza)=059(223)5006=まで。
|
全国が注目、県下初のフリースクール
津市の三重シューレ
|
|
2002年度の県内の不登校児童数は小中学生で1869人、高校生で推定1200人。実数はその数倍ともいわれる。現在、不登校児童の支援施設としては、行政が運営する適応指導教室や塾、医療機関などがあるが、中でも県内外から注目されているのが今年5月、津市広明町に設立されたフリースクール「三重シューレ」だ。
同スクールは三重県遊技業福祉連合会・三重県遊技業協同組合の助成を得て設立された県内初のフリースクール。フリースクールの草分けである東京シューレをモデルに、地方では困難といわれていたフリースクール設立を実現した全国的にも画期的な事例だ。入会条件は小学1年生から20歳未満で本人が入会を望んでいること。何をやるかやらないか、来る日や時間など全てを自分で決める。毎週金曜には「金曜親サロン」を行って、不登校児童を持つ親からの相談にも応じている。
私立高校教諭を11年勤め、東京シューレのスタッフとして活動した経験を持つ「三重にフリースクールを作る会」代表・石山佳秀さんは、「良い学校に行けば安心という時代は終わりました。学校に行くという選択肢以外にも、様々な選択肢があり得るということを、まず親が理解しなければならないと思います。子供たちが自分で主体的に生きる力と自己肯定感を獲得することが重要です。親が体面を気にして嫌がる子供を無理に学校に行かせても、問題を先送りするだけです。親が子供を信頼して、自分自身の人生を楽しんで生きることが子供にとっても大切だと思います」。
同スクールは24・25・26日と1月5・6・7日に「ゆっくり、じっくり、よろずパソコン講座」を行う。フリースクールの子供たちがアシスタントしてパソコンの操作や何でも相談を行う。問い合わせは同校=電話059(213)1115=まで。
http://www.mienoko.com/
|
家庭の余り毛糸や編み手を募集
津市の「彩り会」
|
|
自分たちの身じまいを整え、手作りにこめた温もりを伝えるを合言葉に、老人福祉施設へ手編みの膝掛けや肩掛けをプレゼントするなどの活動を行う津市の「彩り会」(菅野照代代表)。各家庭で余った毛糸の寄付や編み手の募集を呼びかけている。
各家庭で余った毛糸を集め、10a四方の色とりどりのモチーフを編みつないで、膝掛けや肩掛け、ベスト、帽子、マフラーなどを会員とボランティアが協同製作する。10月末に津市殿村の「老人保健施設トマト」に約250点の膝掛けなどを寄贈し喜ばれた。毎年同市以外に四日市市、嬉野町などの各施設を訪れ、寄付を施してきた。
今年で活動11年目を迎えた同会。30代から80代の60人の主婦で構成される。「手芸は誰でも簡単に出来ることを伝えたい」と手芸の無料教室「彩りサロン」を開いたり、夏冬に「手づくりバザー」を開催する。7日に津市東丸之内の久画廊で行ったバザーには、クリスマスや正月用の手芸小物や、陶芸、野菜などが並べられ、大勢の人たちで賑わった。
「一枚の膝掛けでもたくさんの人の手を介し、それぞれの方の温もりがこめられています。家庭で眠っている毛糸の提供や、編み手の募集をしていますので、よろしくお願い致します」(同会・副代表の松原三千代さん)。
また来年夏に、冷房よけの膝掛けや肩掛けも贈る予定で、夏糸の募集も行う。問い合わせは松原さん=電話059(232)0981=まで。
|
内に秘める造形美
伊勢現代美術館「岡本敦生展」
|
|
渡会郡南勢町五ヶ所浦の伊勢現代美術館は来年1月12日まで、彫刻家・岡本敦生の展覧会を開催している。
国内外で精力的に作品を発表する岡本さんは現代的な石の彫刻で知られ、今回の展示では常設の作品も含めた十数点を展示。近作の「CRUST
cocoon」と題されたシリーズは、石を円筒形に細かく積み重ねた作品。“cocoon”とは“繭(まゆ)”を意味し、空洞となっている作品の内部からも有機的な存在感が感じられる。
同館の2階には、世界各国に1年間設置された石を組み合わせた作品「World Turtle Project」を展示=写真。素材である白御影石は吸水率が高い石で、各国の野外に設置された石は、その国の水や空気の汚れを吸収し変色しているものもあり、興味深い。その石が設置されていた場所はパネルでも紹介されている。
同館の浜口典子さんは「常設として展示している岡本さんの作品“origin”シリーズは男性的で、今回の企画展の“cocoon”シリーズは女性的な造形と見ることもできます。双方の作品とも石を組み合わせて一つの塊とし、内部は空洞に作られています。岡本さんの作品からは、表面だけでなく“内に秘める造形”をも感じ取ることができるのではないでしょうか」と語る。
23日午後2時からは「胡弓演奏会と彫刻家岡本敦生によるトークの集い」を開催。料金は入館料込みで1000円。
問い合わせは同館=電話0599(66)1138=まで。
|
ミニバスケの男女団員を募集!
津市・片田ミニバスケットボールクラブ
|
|
津市の片田小学校の児童らで組織する「片田ミニバスケットボールクラブ」は、小学生の男子、女子の団員を募集している。
同クラブは14年前に結成。毎年、日本ミニバスケットボール連盟主催の春秋リーグ大会、全国大会、津市主催の市民大会などの競技に参加。数年前には全国大会予選の東海地区大会に2回出場したり県大会で準優勝するなど健闘をしてきたが、少子化の影響で団員数が減少している。
現在、部員は男子12人、女子16人。片田小に限らず団員は神戸、安東、三重大付属、一身田、栗真の各小学校からも参加して、毎週月、火、金曜日の午後5時〜6時30分、土曜日午前9時〜正午に同小学校の体育館で練習を重ねている。
練習や試合のときは協力し助け合うこと、自分で考え判断することをモットーに指導しているという監督の川井由美子さんは「ドリブルは“点”、パスは“線”、それが複雑に組み合わさり“面”になったとき、バスケの醍醐味があります。みなさん、ドリブルから一緒に始めてみませんか」と元気に応えてくれた。
問い合わせは、同クラブ管理運営担当の川嶋さん=電話059(232)3856=、または河村さん=電話059(237)1232=まで。
|
|