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■県内唯一のペットボトル再生加工場
阿山郡伊賀町の「よのペットボトルリサイクル株式会社」(佐野正社長)は、全国でも最大級の処理能力を持つペットボトルの再生処理加工場として、資源循環型社会の構築の一翼を担っている企業。
平成9年に施行された「容器包装リサイクル法」に合わせて操業を開始。年間1万8200トンの処理能力(ペットボトル約7億本分)を誇り、東海地方の各市町村自治体が回収したペットボトルを主に取り扱っている。
■優れた資源のペットボトル
持ち込まれたベールと呼ばれる回収・圧縮された使用済みペットボトルの固まりをばらし、塩ビ製や色付きボトルの分別、ゴミやラベルの分離、粉砕、洗浄といった工程を経て約5ミリ角のフレーク状(細かく砕いた状態)やペレット状(粒状)にした再生樹脂に加工している。これら再商品は製品メーカーによって使用され、衣料品、家庭用品、インテリア、文具、スポーツ用品、包装容器、建築資材などあらゆる物に生まれ変わっている。
PETボトルリサイクル推進協議会のデータによると、平成14年度のわが国の使用済みペットボトルの回収率は53・4%とアメリカ(19・9%)やヨーロッパ(25%)よりもはるかに高く、消費者のリサイクルへの関心の高さが、ペットボトル再商品化事業を成立させているといえる。
■高付加価値の商品展開
同様のリサイクル施設がここ数年で75カ所にまで増加する一方で、業界では自治体からの入札が年々激化している。昨年から同社では、工場敷地内にコストが割安な自家発電機を導入。現在、6台の発電機で工場の総需要量1150kw中、1080kwをまかなっている。
また、今年4月からは、愛知県の「旭中部資材株式会社」(笠井豊社長)との共同事業として連続固相重合プラントを工場内に新設。樹脂粘度が高く強度のあるペットフレークの生産を開始した。このフレークはコンクリート補強材やワイヤーネットなど各種産業資材として利用され、ペットボトル再生商品としては付加価値の高いものとして期待を寄せている。「同業他社が増える中、品質が良いからと当社の再生商品を指定してもらえるのはありがたいこと。より純度の高いフレーク、ペレットを生産しつつ、高付加価値商品にも取り組んでいきたい」と三大寺嵩(たかし)副社長兼工場長。
問い合わせは、同社工場=電話0595(45)7800=まで。工場見学も行っている(要予約)。
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