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県北勢県民局桑名保健福祉部は12日、長島町のレストラン「ファルファーレ」と桑名市の和菓子店「長栄堂」の2店舗を「受動喫煙ゼロのお店」として認定した。これは公共施設などで行われている禁煙・分煙の動きを、飲食店にも広げることを目的に開始された制度。これまではそれぞれの店舗が自主的に行っていた禁煙・分煙の取り組みを、制度化して推進しようという県下初の試み。
桑名保健福祉部では、平成13年から「ヘルシーピープル三重・21健康づくり」事業の一環として、「たばこ対策」に重点的に取り組んでいる。昨年2月に住民3190人に行った「喫煙と健康に関するアンケート」では、7割の回答者が「公共の場でたばこの煙に困ったことがある」と答えた。この結果を受けた同部は、今年2月に県食品衛生協会桑員支部に要請を行い、管内1430軒の飲食店を対象に、禁煙・分煙の実態調査を実施して同制度実施に向けて準備を進めてきた。
当日、第1号の認定店として、県食品衛生協会・蒔田誠昭会長から認証シールを手渡されたファルファーレ店長・伊藤幸彦さんは、「元々お客さんからの要望で分煙はしていたので、5月に健康増進法が施行されたのを契機に完全禁煙を導入した。完全禁煙にすることで客足が落ちるのではないかと随分悩んだが、お客さんの健康を考えて踏み切ることにした」と話す。完全禁煙にして喫煙者から文句を言われることもあったというが、今回制度として整備されたことで、市民の受動喫煙に対する意識も高まるのではないかと期待しているという。
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桑名市保健福祉部・安藤友頼主幹は、「大規模なアンケートの実施など、これほど喫煙への取り組みが進んでいる地域は全国的に見てもまず無い。医療機関にも要請して、禁煙希望者への窓口の整備なども行っている。禁煙・分煙をより一層進めるには、地域住民の意識が変わることが大切。地域全体で喫煙被害を無くしていくよう励みたい」と話す。
同協会の蒔田会長も、「店の業種によってはすぐに対応するのは難しい課題も残されてはいるが、消防の観点からも禁煙の動きは歓迎している。これからも地域の飲食店に働きかけていく」と話す。
「受動喫煙ゼロのお店」承認の条件は、1.店内終日禁煙、2.店内終日完全分煙、3.店内で飲食できる店であることの3つ。桑名市保健福祉部では、引き続き認証制度への参加店を募っていく考え。問い合わせは桑名保健福祉部経営企画グループ=電話0594(24)3621=まで。
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