|
|
 |
|
進むゴミ有料化
楠町で戸別有料収集スタート
|
 |
今月1日、楠町は年2回行ってきた粗大ゴミの収集を取りやめ、各家庭からの依頼に応じて収集を行う戸別有料収集に切り替えた。これは家庭から出る最長の一辺が50cm以上の指定品目の粗大ゴミを有料で回収する制度。収集を希望する人は電話で申し込みを行い、1枚1000円の粗大ゴミ処理券を購入して回収を受ける。排出責任者である住民に再考を求め、粗大ゴミの減量とリユースを促進する制度だが、施行から間もないこともあり、狙い通りの結果につながっていくかはまだ未知数の部分が多い。
楠町が本格的に戸別有料収集の準備を始めたのは今年6月。各地区の自治会などで説明会を行い、地区ごとに段階的に粗大ごみ収集を廃止してきた。同町生活環境課の堀木和人さんは、「制度の狙いは増えるゴミの排出量を抑制することです。廃棄に費用が必要なら、もう少しものを大切に使おうと考えてもらえるのではないかと期待しています」という。町の衛生センターに直接持ち込めば、1日300kgまでは無料で受け付けるという緩衝策も用意している。制度スタートから1週間の収集依頼件数は1件。制度が意図する通り、ゴミ抑制につながるかどうかは、今後の動向を見守る必要がある。
同制度の導入によってゴミの抑制というプラスの効果が期待される反面、不法投棄の増加というマイナスの影響も心配されている。制度内容に若干の違いはあるが、楠町に先行して昨年1月から戸別有料収集を開始している四日市市。戸別有料収集で集められたゴミは、再生可能物は平尾町の資源リサイクルセンターへ、埋め立てゴミは小山町の南部埋立処分場へと送られている。市の埋立ゴミを一手に処理している南部埋立処分場の職員は、「制度の導入以来、粗大ゴミを直接こちらに持ち込む人が増えているような気がする。直接持ってくれば費用がかからないからなのでしょうが、持ってくるのも面倒だという人がいれば不法投棄が増える可能性はあるかもしれない」という。
実際に直接持ち込まれるゴミの量が増えているのであれば、排出抑制という制度本来の目的には適っていない。市内の不法投棄を見回っている同施設のパトロール班も、「衣類・プラスティックゴミなど、生活ゴミの不法投棄がやはり多いが、洗濯機や冷蔵庫、机などの大きな粗大ゴミも印象に残るせいか目立つ」という。しかし、戸別有料収集導入以前の不法投棄量のデータが無いため、制度との相関関係を判断することはできない。
昨年から市が戸別有料収集で回収した個数は5,880件。同市生活環境課の菅瀬博文次長は、「戸別有料収集で受けた個数については、当初予想していたよりも少なく、制度がゴミ抑制につながっている可能性がある」という。住民同士の譲渡などで、一度受け付けた収集依頼に取り消しの電話が入ることもあり、有料化によって物を大切に使う動きが芽生えている事例も伺えるという。
「我々行政も、まだ十分な仕事ができているとは考えていません。市民の理解と協力を得ながら、共にゴミの問題に取り組んでいきたい」という菅瀬次長。今後、市は、来年3月までをメドにアンケートを行い、戸別有料収集制度の評価を市民に問う考えだ。制度の成否は、やはり排出者である住民に託されている。
|
桑員地域にまちかど博物館がオープン!
今月19日、オープニングセレモニー開催
|
|
今月19日、桑員地域に69館の「まちかど博物館」が開館する。伝統の技や個人のコレクションなどを自宅や店舗で公開する同事業の設立は県下で5番目。組木パズル博物館や提灯づくり館、大正図書博物館、ミニチュアカーミュージアム等々、地域の伝統工芸と人々の思いに溢れた多様な博物館が集まった。
同事業の立ち上げを進めてきたのは、館長代表・住民有志・行政担当者で組織する桑員まちかど博物館推進委員会(浅井清貴会長)。「平成13年に行った、伊賀地域のまちかど博物館への見学会を皮切りに、桑員地域の博物館をどういったコンセプトでまとめていくかを1市8町でじっくり話し合ってきました」と同会代表・郷司房夫さん。今年の6月に博物館を募集したところ、趣旨に賛同する多くの人から手が挙がった。「こんな素晴らしい人やものが地域にあったのかと感心することしきりでした。中には自費でショーウインドウを作って頂いた熱心な館長さんもいます。桑員地域が、これほど素晴らしい人や技が息づく地であることを知ってもらい、多くの人に足を運んで頂きたい」と語る郷司さん。
今後は、事業で生まれた地域のネットワークを活かして、子どもたちの学習や館長さんによる出張講座などを行い、桑員地域のまちづくりへと発展させていく考え。19日の午前10時には、寺町通り入り口(第三銀行跡地)でオープニングセレモニーを開催。桑名の殿様御台所祭の会場内にテント村を設置して、様々な催しを行う。「まちかど博物館は一般の博物館と違い、すべて館長さんの厚意で運営されています。訪れる側も、見せて頂くという気持ちで訪ねていただけると幸いです」と郷司さん。
各博物館の場所や連絡先・予約の必要の有無などが書かれたガイドブックは19日以降に、各博物館や市町村窓口などで手に入れることができる。問い合わせは、みえきた市民活動センター=電話0594(27)2700=まで。
|
|
|