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Home > さんさんバックナンバー > 2002.7.4 > 3面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【3面】

【家具工房を訪ねて】
美里村 「家具工房efu(イフウ)」
家具ととんぼ玉、念願の工房で創作


家具工房efu(イフウ)

 美里村家所にこの6月開かれた「家具工房efu」は、川北英三さん(32)が家具作りを、奥さんの友果さんがとんぼ玉を製作する工房になっています。川北さんは大工としてのキャリアを持ち、家具作りは同村の「NEW FORST」で2年修業、3年目から工房内で独立した形で家具を製作していました。
 2人で一緒にするという念願がかない、これから一緒にがんばっていく工房は、床や窓の建具の製作、工房内の塗装など英三さんが自分で手を入れています。
 家具作りでは「主張しすぎないシンプルなデザインで、何十年経ってもメンテナンスをしながら使い続けられること、素材としての木を大切にしたい。その後のメンテナンスも含めて、自分の作った家具や人とのつながりを持っていきたい」と川北さん。
 使う材は、ナラ、タモ、桜が中心。主な構造は指物の技術で組み上げ、使う接着剤や塗料なども、健康に配慮したものを使用しています。また、デザインでは時間をかけ、納得できるまで描くデッサンを大切にしています。
 製作に関しては、話を受けた時、その人の家を訪れて話し合いをします。その後、本格的な製作に入ります。相談については、気軽にしてくださいとの英三さん。
 今後工房については「気兼ねなくのぞきに来れる場所に、関心のある人が来て交流の場所になればいいです。展示品が今はまだないので、今後徐々に増やしていきたい」と川北さん夫妻。ただし、とんぼ玉は作業を始めると、1時間近く集中しないといけないので、訪れる際には事前に連絡を。
 「今できることを一所懸命に、仕事をひとつひとつ丁寧にこなしながら、工房を軌道にのせていきたい」と英三さんは話しています。

(最上段左)英三さんと友果さん。奥に見えるのは桟積みされ出番を待つ材料の木。手前は家具作りのメインの作業スペース。
(最下段左)事務所の入口。入って左手に、友果さんのとんぼ玉の作業スペースがあります。
(中段右)工房を構えて第一作目となる机。
(最上段右)栗の木を素材に使った椅子。工房内の事務所で使われています。
(中段左)家具を作るための工具。カンナだけでもこれだけの数が。
(最下段右)とんぼ玉の作業スペース。集中が大事ということです。

美里村大字家所字門田4830-4。不定休。工房開設時間10:00〜19:00頃。
TEL&FAX.059(279)3933=作業中は電話に出られないことがあります。



【Gardening】
涼を呼ぶ土いらずのガーデニング
ハイドロコーンを使っての寄せ植え

Gardening

今回はハイドロコーンを使って、お気に入りのガラスの器に涼しげなグリーンをアレンジする寄せ植えです。そこにアクセントとして、また環境を浄化することを期待して備長炭も使ってみましょう。

《用意するもの》オアシス苗、ガラス容器、ハイドロコーン(あらかじめ水で洗っておく)、備長炭、ガラス小物、水ぐされ防止剤、わりばし又は棒。

@容器の底に、水が腐ることとコケの発生を防ぎ、新鮮な水の状態を保つ働きがある水ぐされ防止剤を入れます。

Aオアシス苗を手で持って、植え付ける高さを考えながらハイドロコーンを少し入れ、苗と炭の位置を決め、苗の周りから少しずつハイドロコーンを入れていきます。このとき、炭も配置よく差し込んでください。ハイドロコーンを根元が隠れる高さまで入れ、わりばしなどで根の周りに隙間ができないようにつついて下さい。

B仕上げとしてハイドロコーンの上にガラスの小物などを置くと、見た目に涼しげな寄せ植えのできあがりです。

《お手入れ方法》水は与えすぎないように、容器の3分の1くらいに保ってください。水がなくなったら足すようにして下さい。太陽の光が入る窓際に置き、強すぎるようでしたらレースなどのカーテン越しに。閉めきったところは苦手です。たまに風通しの良いところに置いてあげて下さい。

アイビーサイドテラス 三浦さん=TEL.059(222)8118



【家を建てたいっ!】
Vol.10 伴 浩幸さん
〜家族の構成・生活スタイルに合わせた住まい〜

 家を建てようと思ったとき、まず何から始めるのでしょうか? パズルのように間取りプランを考えるのではないでしょうか。でも間取りを考える前に、まず今の家族の生活スタイル・住まい方をよく見直すことから始めることが最重要と思います。
 それをしっかり把握した上で、新しい住まいでどういう生活をしたいのか、どんな風に生活を愉しみたいのかという「理念」を思い描いて、家族一人ひとりが何十項目でも書き出します。そしてそれを似たような内容のものは一つにまとめて、何のための住まいづくりかを明確にすることが肝心です。
 次に現在起こっている事実、人脈・資金などの現状(プラス面もマイナス面も)をこと細かく、的確に書き出します。このように「理念」と「現状あるいは課題」をそれぞれ段階的に考え、抽出することで住まいの未来がみえてくると思います。その次にその未来デザインを実現していくための方法・具体策を考えていきます。これらを同時に考えてしまうと意見が衝突したり観念的になったりしてそれ以上先に進まなくなりますから。
 この手法を家をつくる人と使う人が同列で進め、家族全員が情報を素直に出すこと、共有することが原則です。情報をいかに的確に集約するかがキーワードです。

伴浩幸さん
ヒロユキ建築工房主宰。様々な市民活動をしながら家づくりに取り組む。



【銘木をめぐる】
桑名市「クロガネモチ」
地域に溶け込んだ御神木

桑名市「クロガネモチ」

 桑名市芳ヶ崎の『クロガネモチ』。昭和41年に市天然記念物に認定されたこの木は、同町の天皇八幡社の御神木で、一本だけ境内から離れた場所に立つ樹高12mの巨木。傘のように美しく広がる樹形がとても印象的です。
 伊勢湾台風や虫の影響で、かなり弱った時期もあったようですが、地域で年2回の消毒を行うようになってから元気を取り戻しました。
 以前、国の全国調査が行われた際、東京へ樹皮を送って樹齢を調べるという話も出ましたが、切ると災いがあると伝えられてきたこともあり、恐れてだれも木に触れませんでした。住宅地にもかかわらず、自由に枝を伸ばす姿からは、地域の人々のこの木への畏敬の念が感じられます。
 5月中頃からクロガネモチは白い小さな花を咲かせます。木のそばで大正元年から養蜂業を行ってきた『舘養蜂所』では、蜜蜂がクロガネモチの花を訪れて蜜を集める姿が見られます。「うちの“百花蜜”には御神木の蜜も少しは入っていることになりますね」と3代目の舘幸弘さん(72)。クロガネモチの蜜の効能か、非常に若々しい。「御神木のお陰かこの不況下でもうちは順調ですよ。これからも地域で大事にしていきます」。
 しっかりと地域に根付き、親しまれている銘木です。



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