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Home > さんさんバックナンバー > 2002.7.4 > 1面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

三重の灯台めぐり
海の魅力はここにも


 輝くオーシャンブルーに期待ふくらませる楽しさいっぱいの夏です。海水浴に海辺のキャンプ・・・もいいけれど、ここはひとつ灯台めぐりはいかがでしょう。三重県内には210基の灯台(投光を発するもの)があり、全国的にも屈指の“灯台県”。その形状、立地、役目など様々な種類の灯台が活躍しています。岬に足を運び灯台への理解を深め、眼下の大海原を眺めたら、また違った海の魅力を感じることができるはずです。盛夏到来、大人の夏の楽しみかたしませんか?

志摩郡大王町「大王崎灯台」
眼前に広がる太平洋の大パノラマ

志摩郡大王町「大王崎灯台」

 志摩半島の南東端、断崖に建つ大王崎灯台は、太平洋の大パノラマが楽しめる灯台として人気があります。
 また、灯台周辺の波切地区は、石畳の路地や階段の町並が続き、それらが海、樹木、そして白亜の灯台と見事にマッチしてすばらしい景観を形作っています。  
 昔から船の事故が絶えない海の難所として知られている大王崎に灯台が灯ったのは昭和2年。円形灯台で、その下部が扇形の付属舎になっている、当時としては斬新な設計の立派な灯台でした。昭和34年の伊勢湾台風をはじめ幾多の苦難に乗り越えてきた灯台は昭和53年に大改修を行い、現在の姿になっています。海面から灯火まで46mある灯台は参観でき(参観料150円)、眼前に広がる大海原が一望できます。
 灯台には波切漁港から須場の浜沿いに登っていく道と土産物店が軒を連ねる道があります。懐かしい風情漂う土産・食堂の「東洋一」(電話0599-72-0531)は、活魚料理、海鮮バーベキューのほか真珠製品なども販売しています。おすすめは練炭でじっくりと焼いた、いか焼(350円)、さざえの壺焼(500円)など。中でも真珠貝の貝柱(350円)は身が柔らかく珍味。ぜひともビールのお供に。
 ところで大王町は、戦前から絵描きの町としても知られています。。平成8年には「絵かきの町」を宣言し、スケッチ大会や絵画コンクールを実施、PRにも努めています。
 問い合わせは、同町役場(0599-72-0255)、同町観光協会(0599-72-0789)まで。



鳥羽市菅島「菅島灯台」
明治6年初点灯、今なお現役

鳥羽市菅島「菅島灯台」

 菅島の東端にひっそりと佇む菅島灯台は、明治6年に初点灯。130年以上経た現在も、伊勢湾口を出入りする船を見守り続けています。付近の海域は昔から難破船が続出し、江戸初期には幕府の命でかがり火が設けられたといいます。 
 この灯台は洋式灯台の草分けで、レンガ造りの灯台では日本最古のもの。「日本の灯台50選」にも選ばれています。西洋の古城を彷彿させる姿が印象的で、間近に見ると、その堅牢で重厚な造りがよくわかります。昭和34年からは無人灯台になり、職員官舎は愛知県の「明治村」に移築されています。
 定期船を降り港から徒歩で20〜30分で灯台です。急な坂道が多いので運動するにはもってこいかも知れません。海女さんがあわびを採り、神前に供え、海の安全と大漁を祈願する名物祭「しろんご祭」は、灯台付近のしろんご浜で毎年7月11日に行われます。
 おすすめのビューポイントは監的哨跡(神島の監的哨跡は小説「潮騒」で有名です)。神島、伊良湖岬が一望の絶景ポイントです。また、島全体に遊歩道も整備されていますので、自分でお気に入りの風景を探すのも面白いかもしれません。問い合わせは鳥羽市役所商工観光課(0599-25-1156)まで。



鳥羽市「鳥羽導灯」
日和山から離島を望む

鳥羽市「鳥羽導灯」

 鳥羽導灯はJR鳥羽駅正面の日和山に明治45年に建てられました。山頂は展望台になっていて神島が手に取るように望めます。鳥羽市街地からの思わぬ絶景に感嘆することしきりです。
 ここは昔から天候を知るために、船乗りに利用されてきた場所で、享保年間(1716〜1734)に作られた方位石が今も残ります。
 ところで導灯とは、湾や港に船が安全に入れるように光で誘導するもので、前灯(やぐら型)と後灯(塔型)の2基の導灯が前後に位置し、2点の光が1点になる方向を維持して船は進み、無事に港に入れるという仕組みです。三重県には現在201基の光波標識(灯光を発する灯台・浮標など)がありますが、導灯が設置されているのは日和山だけです。日和山遊歩道の登り口に前灯、7〜8分登った場所(前灯から南西に役200m)に後灯が、人気を避けるがごとく存在しています。問い合わせは、鳥羽市役所商工観光課(0599-25-1156)まで。



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