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Home > さんさんバックナンバー > 2002.5.2 > 3面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【3面】

【ぶらりお家散歩道】
伊勢市村松町 山口武久・順子さん
台風に強く、2人でゆったりくつろげる家


台風に強く、2人でゆったりくつろげる家

 伊勢市村松町の山口武久さん・順子さんのお宅は7年前に完成。それまでの住居は雨漏りがひどくなり、台風の時にも不安だったこと、また、3人の娘さんが嫁いだこともあり、建て替えを決めました。
 家を建てる時に大切にしたのは、台風に強いこと、仕切った家が好きではないので、広いスペースがあること。また、当時で予算が1500万円という制限もポイントになりました。
 台風に強い家という要素を取り入れた平屋の家は、外から一見するとピラミッドのよう。しかし、地域の他の家と浮くことはなく、焼き杉の外壁と共になじんでいます。中に入ると、家の中央に印象的な4本の太い米松の丸太の柱がそびえたち、どっしりと家を支えています。

台風に強く、2人でゆったりくつろげる家

 広いスペースを大切にしたのは、人のつながりもオープンにしたいという思いもあったから。そのため、家の間取りは大胆に、中央は上に採光の窓があり、その下に広い22畳のフロアが広がっています。西向きの窓に面した畳のスペースも、間を仕切る引き戸を取り外すと、そこも含めて大きな一部屋になります。お盆や正月には孫も含めて24人が来ますが、余裕があると順子さん。冷暖房は、冬でも長く陽が差し込むので、陽が落ちたあと雨戸を閉めるだけで大丈夫。夏もほとんど冷房を使わないといいます。

台風に強く、2人でゆったりくつろげる家

 また、コストを下げるために、ホルムアルデヒドの少ない接着剤で作られている構造用のOSB合板をそのまま壁として使っていますが、柱との雰囲気はぴったり。その他キッチンなどには、スレートやコンクリートなどの素材が使われていますが、それらもシンプルな造りの家となじんでいます。
 「台風の時もしっかりして、人が集まってのおしゃべりも楽しめて、お気に入りの家です」と順子さんは話しています。
設計:山下建築工房・山下和哉さん TEL 0596(63)0301、FAX0596(63)0302



【ガーデニング】
花壇のアレンジ・上
イングリッシュガーデン、キッチンガーデン

 今回は、庭をよりよく見せる花壇のアレンジについてです。
 花壇を造る時、その形は無限といっていいほど、幾通りもあります。花だけでなく、葉の大きさや形、色や葉のさざめきなど、トータルに考えて造った花壇は長く付き合うことができ、じわじわと魅力を感じさせてくれます。 季節を通じて楽しめる宿根草、色のアクセントに使うと美しい一年草などを組み合わせると、好みに応じた個性的な花壇を造ることができます。
 しかし、同じ時期に咲く花ばかりで構成すると、いっせいに咲いた後、急にさみしくなってしまいます。そのため、植えるときには「時間と空間」を考え、どの植物がどれくらいの時間をかけ、どのような伸び方をするのか、頭に入れて構成をすることが成功のコツといえます。また、植物は日照時間が長ければ長いほど光合成を活発に行い、栄養素を自分自身で作り出し生育も旺盛になります。日当たりの良いところでガーデニングを楽しんでください。

●キッチンガーデンスタイル

イングリッシュガーデンスタイル

 この花壇は、使い勝手の良さを大切にしています。花壇を杭やレンガなどで少し高めに作ることで、かがみやすく、手入れのしやすい庭になります。ハーブや野菜を植えて楽しむのがおすすめです。

●イングリッシュガーデンスタイル

イングリッシュガーデンスタイル
イングリッシュガーデンスタイル

 この花壇は、見た目を大切にしたスタイルです。レンガや石などできちんと囲みます。 花壇の大きさにもよりますが、1坪程度の大きさなら、奥には背の高い植物、手前には背の低い植物を植えます。そのとき花だけでなく、葉の色や形も考慮すると美しく仕上がります。またアレンジとして、レンガなどのかわりに、刈り込み形を整えるボックスウッドを使うのもおしゃれです。

(例1)
奥にはデルフィニューム、ルピナスなどの背の高くなるもの。手前になるにつれてだんだん低くなるように、ネモフィラ、ラグルス、スィートアリッサムなどを植えます。
(例2)
囲った中に、コニファーのトピアリーを両サイドに、その足元にラベンダーを植えます。手前にはベロニカ、ネペタ、パープルセージなどを植えます。中にアクセントとしての区切りを入れると面白いです。
記事協力 鈴木錬美さん 東万津店・M0120-14-2883



【家を建てたいっ!】
Vol.8 豊田由紀美さん
人のつながりと家づくり

 私は「きらめき亀山21」という市民交流会の活動で、「御幣川に鮎を戻そう」という発想から生まれた新しいプロジェクトに参加しています。自然を守ろう、もう一度自分たちにとって、これからの子供たちにとって、何が本当に必要なのかと本気で考える人たちが増えています。
 そういう活動に参加し一緒に考えることは、「家」を建てることに自然に繋がっています。なぜなら、私の依頼主は生活にあった間取り、使用する素材の選び方、環境への配慮や将来設計までを考えて、真剣に「家」を建てることに取り組んでいる人ばかりなのです。といっても価値観は人それぞれ違い、こだわる所は同じではありません。一緒に話をしていると専門的な質問をたくさんされるので、私も必死に勉強をしています。それでも、話が進むと逆に教えてもらうことも少なくありません。
 ただ、新築、増築、リフォームまで様々な夢と要求を、最後にどうカタチにするかはコミュニケ−ションの深さで決まります。実施図面を描くまでに、何ヶ月も話ばかりすることもあります。完成後も何度も会って話しあい、お互い喜びあったり、反省もします。そうすることで、何年もお友達付き合いの出来る関係になっていきます。
 家は年月を重ねる毎に味のある朽ち方をして欲しい。愛着を持って手を入れてもらえるようにしよう。そういうことを思いながら私の場合は設計をしています。
今回から「家を建てたい」は建築士によるリレーエッセイになります。次回はヒロユキ建築工房の伴さんです。



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