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新緑も目に鮮やかな清々しい季節。どこかへ遠出がしたくなるこの頃です。体を動かして自然を満喫したいならおすすめは藤原岳。草花や大パノラマがあなたを迎えてくれます。この休日は家族みんなで山登り!
◆景色と可憐な草花が魅力
伊勢平野北部を南北に連なる鈴鹿山脈は鈴鹿国定公園になっていて“鈴鹿セブンマウンテン”といわれる7つの代表的な山があります。藤原岳もそのひとつで員弁郡藤原町・北勢町、滋賀県永源寺町を跨ぐかたちで位置しています。標高は1120m。頂上からのパノラマは素晴らしいのひとことにつきます。東には伊勢平野はもちろん、北・中央・南アルプス連峰、気象条件に恵まれた時は富士山も一望できます。南には竜ヶ岳、釈迦ヶ岳が連なる鈴鹿山脈の美しい山並みが見ることができ、西の滋賀県側からは、琵琶湖も一望できます。
石灰岩でできている藤原岳は花の百名山にもなっていて、じつに多種の植物を見ることができます。これは藤原岳が、日本海側と太平洋側の植物区系の接点に当たり、両方の植物が共生しているからです。春、夏、秋と違った花が楽しめます。今の時期ならカタクリ、タチツボスミレ、ニリンソウ、クマガイソウ、フタリシズカ、ヤマブキソウなどが可憐な花を咲かせています。
でも、すてきな花だからといって採集することは禁止されています。“そこでしか見ることができない”それが花を美しく見せるのです。
◆山登りは表と裏 2つのコース
藤原岳は鈴鹿七峰の中でも、登山者に特に人気のある山です。1合目ごとに標識もあり、案内板も整備されていますので、小学生でも親と一緒に歩けます。西藤原駅から登山道入口はすぐ。自然科学館や西藤原小学校の近辺には駐車場(有料の場合は300円)もいくつかあります。山頂までのコースは大貝戸道(表道)と聖宝寺道(裏道)の2つ。表道はゴツゴツした岩も少ない杉林の中を通る道で、裏道よりは楽です。裏道は聖宝寺の裏手からのびるジグザグ道。沢の近くを通るのでむき出しの岩が多く、足元は常に注意し慎重に歩きたいです。この道は途中に「長命水」という水場や赤紫色の花が印象的なカタクリの群生に出会います。
8合目で表と裏の道が合流します。ここでやっと麓の景色を見ることができ、山登りを実感することでしょう。9合目をすぎて藤原山荘に到着です。無人小屋ですが、登山者には重宝されています。さらに背の高い笹の群生を掻き分けて上をめざせば頂上の展望丘。最高の景色があなたを待っています。
山に登る人は、みんな“訪問者”です。マナーは守って最高の“お客”になりましょう。あと雨天時や雨上がりの日は危険ですので、山登りは次の機会にしましょう。
●料理旅館 萬緑
摘みたての山菜と新鮮なマスなどの川魚料理がいただける。うなぎの蒲焼も絶品。裏の養殖場でマス釣りも楽しめる。冬は名物しし鍋が登場。宿泊は9000円から。
不定休/電話0594(46)2069
●聖宝寺
平安初期に最澄によって開かれた名刹。戦国期に兵火に焼かれたが江戸中期に再建され今日に至る。境内には庭園があり、秋には真紅の紅葉が訪れる人々を魅了する。紅葉時期には情報案内=電話0594(46)8102もしている。
●藤原岳自然科学館
藤原岳に生息する動植物、昆虫、岩石などの標本やパネルを展示している。藤原岳や町内で野外学習する自然教室が人気。
入館料:無料/開館日:土日祝と学校休み期間中/電話0594(46)8488
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