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Home > さんさんバックナンバー > 2002.4.4 > 3面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【3面】

【家具工房を訪ねる】
美里村 「 NEW FOREST」
“生活に溶け込む家具”の提案


美里村 「 NEW FOREST」

 安芸郡美里村の家具工房「NEW FOREST」は、道から少し入った山あいにたたずんでいます。工房で働くのは、代表の油田陽一朗さん(43)と、5月に独立する川北英三さん、桑子幹太さんの3人。ギャラリーも併設されている工房は、落ち着いた雰囲気の木造です。
 油田さんの家具作りのポイントは“実用品としての家具のあり方を大切にする”こと。世間的にはデザインなど芸術作品としてのイメージもありますが、油田さんのポリシーやオリジナリティを織り込みながら「使う人の生活に溶け込むものが大切と思っています」ということです。
 そのため、家具作りにあたっては、デザインや製作に入る前に、打ち合わせの中でライフスタイルに関することを聞き取ったり、実際に家を訪れたりします。図面などから想いを受けとる中で、人間的に共感できるものを感じ、その人となりを解釈することでイメージが湧いてくるということです。

美里村 「 NEW FOREST」
美里村 「 NEW FOREST」
美里村 「 NEW FOREST」

 油田さんお気に入りの素材は「ミズナラ」。家具に適した強度や耐久性、木の持つテイストが良いということです。材料はその他にもナラ、タモ、セン(栓)、桜、栗などを使います。丸太で購入し製材した後、工房の近くで桟積みし3年ほど屋外で乾燥、十分に変化が出て木が落ち着いたところで材料として使います。持ち込みでもできるということですが、いつ位の木か、乾燥具合が問題と言うことです。また、解体された民家の古材を使って囲炉裏付きの家具も製作しています。
 製作の目安は、4人がけのゆったりしたダイニングセットが、打ち合わせから約半年から1年で予算が約50万円前後。イス1脚が約2週間から1ヶ月構想にかかり、予算が7〜8万円。バックオーダーの関係で日数がかかる場合もあります。
 これからは「もう少し作品としてのこだわりと、実用品としてのバランスから、値段についても考えたいです」と油田さんです。

 日曜休み。安芸郡美里村家所4324。TEL&FAX059(279)3887。
工房を訪れる際には事前に電話をしてください。



【GARDENING】
簡単に庭をアレンジ
ロックガーデン

今回は“ロックガーデン”です。ほとんど水やりの必要がなく、環境を選ばず土がなくても思った場所に、花壇作りが難しい場所でも庭が楽しめます。
 植える植物には、乾燥に強く、年中色鮮やかな葉が楽しめる耐寒性のあるセダムやマンネングサ、ツメレンゲなどの多肉植物を用います。

 《作り方》@床に枕木やレンガなどでコーナーを作る。Aひゅうが土や赤玉土などで、高さを出したり保水の為のベースの部分を作る。(園芸用土などは流れ出たりするのでむかない)B植物を配置しながら石を入れていく。ところどころにレンガなどを配し、レンガダストや砂利などを用いて曲線を作ったりします。※このとき葉の鮮やかな色を楽しむために、色の配置を考える。また、ツボなどからこぼれるようなアレンジをアクセントにしたりして、動きのあるデザインにする。
記事協力  アイビーサイドテラス  TEL 059(222)8118



【家を建てたいっ!】
VOL.7
大工さんとのコミュニケーション

 今回は、大工とのコミュニケーションについてです。
 建築会社は色々ありますが、住宅の出来ぐあいを決める7~9割までが大工の腕といえます。住宅メーカーに依頼すると、それぞれ各業種のマニュアルがあり、その指示で現場作業が進められますが、現場の形や条件によっては手作りが必要になります。その中で大工は、水道配管や電気配線を隠したり、システムキッチンなどを取り付ける下地部分を作ったりします。配管・配線などはマニュアル通りで問題ありませんが、大工仕事の部分は仕上がりにより、建物の住み心地や使い勝手、建物の価値に直接影響します。
つまり、大工が施主の「もう少しこうすれば…。あそこもこうすれば…」 といった意向を、作業する前にわかっていることがポイントなのです。
 どうすれば良いのか…。ひとつは管理設計士を入れ、自分の意向が伝わるように現場を設計監理してもらう事です。そうすれば勤めが忙しくて、なかなか現場を見られない人でも、大工に気を使って気持ちを言い表せない人でも安心です。
 もうひとつは、やはり大工とできる限り話すことです。そのときの注意点は、職人は次の作業の段取りを頭におき、作業を潤滑に進めることや他作業のからみを考えていますので、作業中に話しかけると流れを乱す事になることがあります。作業の遅れが積もり、工期の遅れや作業の乱れ、事故の元にもなりかねませんので、休憩時間や昼休みを利用したり、打ち合わせの時間を約束すると良いです。
 これから家を建てようと考えている人は、現場の様子や作業の様子を見て、業者選びをすることもポイントです。
記事協力  わいわいNET 櫻井誠さん  TEL 05958(2)4727 



古民家を再生
松阪の見庵

松阪の見庵

 松阪市魚町の見庵は元は江戸時代の建物。長い間一般の住宅として使われ、痛みも激しく、土間がコンクリート貼りに、外壁にトタンやタイルが使われたり、アルミサッシが入るなどしていた。それを「生まれ育った町並みを大切にしたい。宣長さんと関連のあるところを残したい」と牛銀本店(松阪市)の小林正典社長が購入して改修し、多目的に使う施設として開放している。

松阪の見庵
松阪の見庵

 改修にあたった津のアイビー小林幸夫社長は、23年の大工の経験から「古い建物に傷をつけない様、壊さないように、できる限りそのままのものを活かして再生することを大事にした」という。

 土間はもともとの土に戻した。また、外壁は全て取り外し板張りと格子状のものに、内壁はベニヤ合板やぼろぼろになっていたものを全てしっくいで塗りなおした。建具も汚れていたものを全て貼りなおし、昔の手かけなど使えるものは極力再利用した。床下の木など構造材も白アリや腐ったりと傷みが激しく、交換したり、場所によっては継ぐなどしている。
 建物開放のために、名古屋などに行き古道具を買い揃え、電気のガイシなどはそのまま残し、雰囲気を大切にして違和感がないように仕上げられている。



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