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安芸郡美里村の家具工房「NEW FOREST」は、道から少し入った山あいにたたずんでいます。工房で働くのは、代表の油田陽一朗さん(43)と、5月に独立する川北英三さん、桑子幹太さんの3人。ギャラリーも併設されている工房は、落ち着いた雰囲気の木造です。
油田さんの家具作りのポイントは“実用品としての家具のあり方を大切にする”こと。世間的にはデザインなど芸術作品としてのイメージもありますが、油田さんのポリシーやオリジナリティを織り込みながら「使う人の生活に溶け込むものが大切と思っています」ということです。
そのため、家具作りにあたっては、デザインや製作に入る前に、打ち合わせの中でライフスタイルに関することを聞き取ったり、実際に家を訪れたりします。図面などから想いを受けとる中で、人間的に共感できるものを感じ、その人となりを解釈することでイメージが湧いてくるということです。
油田さんお気に入りの素材は「ミズナラ」。家具に適した強度や耐久性、木の持つテイストが良いということです。材料はその他にもナラ、タモ、セン(栓)、桜、栗などを使います。丸太で購入し製材した後、工房の近くで桟積みし3年ほど屋外で乾燥、十分に変化が出て木が落ち着いたところで材料として使います。持ち込みでもできるということですが、いつ位の木か、乾燥具合が問題と言うことです。また、解体された民家の古材を使って囲炉裏付きの家具も製作しています。
製作の目安は、4人がけのゆったりしたダイニングセットが、打ち合わせから約半年から1年で予算が約50万円前後。イス1脚が約2週間から1ヶ月構想にかかり、予算が7〜8万円。バックオーダーの関係で日数がかかる場合もあります。
これからは「もう少し作品としてのこだわりと、実用品としてのバランスから、値段についても考えたいです」と油田さんです。
日曜休み。安芸郡美里村家所4324。TEL&FAX059(279)3887。
工房を訪れる際には事前に電話をしてください。
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