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Home > さんさんバックナンバー > 2002.3.7 > 3面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【3面】

【ぶらりお家散歩道】
津市半田 神田厚さん
自分にできることを自分なりに、日本の気候風土を活かす


津市半田 神田厚さん

 津市半田の神田厚さんのお宅は、1996年3月に完成。家のコンセプトは、厚さんが学んだ住居学の知識を実践に移して、地域の気候特性を生かし、従来あった家のあり方を見直して建てること。総工費2500万円。地元の木で建てたかったが、当時の工務店のパッケージからやむなく集成材で。ホルムアルデヒドなどについても調べた上で、自分として家を建てる時期を考え、その問題点など葛藤し、納得の上で建築しました。

神田厚さんのお宅

 「時代のせいにして生きていたくない。自分にできることを自分なりにやってみた」という神田さん宅の特徴は、太陽熱利用の暖房と給湯、電気的に自立するための太陽光発電、合併浄化槽と雨水を利用した水の個別循環システム。そのため水道光熱費は、年平均で1カ月約6,000円です。太陽光を利用するパネル類は、そのまま屋根として利用。水の循環システムも再利用できる浄化槽を探して設置。その他の材料なども自分で探すなど、精神的な部分でエネルギーを使っています。

太陽光を利用するパネル類
神田厚さんのお宅

 間取りは高温多湿の夏の気候特性に合わせ、風の通りやすいよう、またバリアフリーの考えから引き戸を採用。窓は風の通りと採光を考えて配置され、日中は特に電灯が必要ありません。その結果これまで夏、扇風機さえ使わずに過ごせているということです。特に夏は、1階の床で昼寝した時、2階の天井が見える開放感がいいということです。
 また、部屋に特定の性格付けをしていないのは「何十年と住もうと考えた時、一時期にとらわれて小さく間取りを割る家は住みづらく問題があると思います。子供が大きくなった時、もし必要なら、建てた思いを含めて話しあえば良いと思っています」と神田さん。
 「家を建てる時に、自分のできることは積極的に自分でしたほうが楽しいです」と笑顔で話していました。



【家を建てたいっ!】
VOL.6
Nさん宅のその後

Nさん宅のその後
Nさん宅のその後

 Nさん宅は、リビングとキッチンに間仕切りがないのでかなりの広さがあり、天井も高く、階段もリビングから上がるようになっているため、訪れた人たちから「寒いんと違う?」と心配されたそうです。
しかし、階段の上り口に布の暖簾(のれん)を掛けただけでずいぶん違い、ホットカーペットと石油ファンヒーターだけでも案外過ごせると奥さんに教えてもらいました。むやみに暖房をするのではなく、着るもので調節をし、自然体で暮らしているご家族を見て安心しましたし、設計者として「快適とは何か?」ということを真剣に考えさせられました。
 自然素材で建てる家は生きている木や土を使用するので、気候や風土に影響されやすいということ、すなわち冬は乾燥し、夏は湿気にさらされます。板張りの床や壁、天井は乾燥してくると割れます。その度に大きな音がするので、ご主人もさすがに驚かれたようです。壁の板などは薄いため、割れるとそこに隙間ができました。ローコストを追求した結果、板の質を上げることができなかったことも原因のひとつです。長く住むことを考えれば、何らかの対策が必要です。例えば、予算の許される範囲でもう一枚下張りをしておくなどの方法もありました。
 そういう基本的なことにも立ち返り、住む側も建てる側もより慎重に取り組むべきだと思っています。予算との兼ね合いもあり大変難しい問題のため、私たちにも今後の重要な課題のひとつになりました。



【GARDENING】
枕木を活かす
家庭で簡単アレンジ

枕木を活かす

 ガーデンに使われている枕木は、長さや古さ、産地など、さまざまなものがあります。しかし、人気の素材だけに、使い方がワンパターンになってしまいがちです。そこで今回は、家庭で簡単にできる枕木のアレンジをご紹介します。

イラストの@は、枕木を4つまとめて半分ほど埋め、花台やイスとして使う方法です。高低差をつけ、いくつかランダムに埋めると存在感が増します。

枕木を活かす 枕木を活かす

 イラストAとBは、柵としての利用方法です。Aとして利用する時は、Cのイラストのように埋めます。Bは並べて積み上げるだけです。

枕木を活かす

このように柵として利用する場合には、枕木の濃い茶色が引き立つような植栽選びがポイントになります。手前には色が銀や白系のシルバー系のラベンダーやプラチナ、ヘリクサムなど。奥にはアベリアやススキのようなグラス系で、夏には緑、秋には紅葉し、四季の移り変わりが感じられる植栽がおしゃれです。
記事協力  東万津店 鈴木錬美さん電話059(246)6001



【絵本の園】
尾鷲市在住・東勝美さん
さあ、まどをあけてごらん

さあ、まどをあけてごらん

 尾鷲市の主婦で「津手づくり絵本の会」メンバーの東勝美さんの作品「さあ、まどをあけてごらん」は、昨年秋の第18回童話と絵本のコンクール(主催・三重県立図書館)の絵本部門・一般の部で最優秀賞を受賞した絵本です。

 お母さんを亡くし、ショックを受けた主人公ジョセフは悲嘆にくれ、家に閉じこもり、一歩も外へ出ようとしなくなります。
 ある日、一人の男の子が家にやってきますが、ジョセフは扉を開くのをためらうのでした。また男の子がやってきて、仮装して参加する演奏会の案内を置いていきますが、扉を開けることができません。その後も何度か訪ねてきますが、どうしても会えません。今度は絶対に会うと心に決めながらもその時になると勇気がなくなるジョゼフ。そして演奏会当日、お母さんの姿に仮装し気づかれないようにして、やっと外に出ることができるのでした…。
 パステル画の淡いタッチで描かれた絵は、ヨーロッパの田舎をイメージ。とにかく主人公ジョセフの表情がとても豊かです。各ページに登場するねずみたちも物語進行一役かっています。

さあ、まどをあけてごらん

 絵本が大好きな東さんは、同コンクールで過去3回受賞をしているベテラン。「津手作り絵本の会」で精力的に活動するかたわら、地元の尾鷲市立図書館で手づり絵本を教えている。
 作品は、昨年秋から県内の図書館を巡回展示中。残りのスケジュールは次の通り。3月7日〜10日(津市図書館)、3月14日〜17日(久居図書館)、3月21日〜24日(きらめき図書館)。



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