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津市半田の神田厚さんのお宅は、1996年3月に完成。家のコンセプトは、厚さんが学んだ住居学の知識を実践に移して、地域の気候特性を生かし、従来あった家のあり方を見直して建てること。総工費2500万円。地元の木で建てたかったが、当時の工務店のパッケージからやむなく集成材で。ホルムアルデヒドなどについても調べた上で、自分として家を建てる時期を考え、その問題点など葛藤し、納得の上で建築しました。
「時代のせいにして生きていたくない。自分にできることを自分なりにやってみた」という神田さん宅の特徴は、太陽熱利用の暖房と給湯、電気的に自立するための太陽光発電、合併浄化槽と雨水を利用した水の個別循環システム。そのため水道光熱費は、年平均で1カ月約6,000円です。太陽光を利用するパネル類は、そのまま屋根として利用。水の循環システムも再利用できる浄化槽を探して設置。その他の材料なども自分で探すなど、精神的な部分でエネルギーを使っています。
間取りは高温多湿の夏の気候特性に合わせ、風の通りやすいよう、またバリアフリーの考えから引き戸を採用。窓は風の通りと採光を考えて配置され、日中は特に電灯が必要ありません。その結果これまで夏、扇風機さえ使わずに過ごせているということです。特に夏は、1階の床で昼寝した時、2階の天井が見える開放感がいいということです。
また、部屋に特定の性格付けをしていないのは「何十年と住もうと考えた時、一時期にとらわれて小さく間取りを割る家は住みづらく問題があると思います。子供が大きくなった時、もし必要なら、建てた思いを含めて話しあえば良いと思っています」と神田さん。
「家を建てる時に、自分のできることは積極的に自分でしたほうが楽しいです」と笑顔で話していました。
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