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Home > さんさんバックナンバー > 2002.12.5 > 3面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【3面】

【ぶらりお家散歩】
四日市市・奥村邸
遊び心が満載の家づくり
自由な心がキーワード


四日市市・奥村邸

 四日市市桜町の奥村邸は、今年の10月に完成したばかりのログハウス住宅。家主の奥村家は、一馬さん(30)、裕子さん(30)ご夫妻と、蒼(アオイ)ちゃん(4歳)、大空(ソラ)君(2歳)の4人家族。
 「明るく開放感があって、木と遊び心にこだわった家」が奥村邸のキーワード。「家を建てるなら絶対ログハウスにしたかった」という一馬さん。使い勝手が悪くなる点には敢えて目をつぶって、自分の頭の中にある家のイメージをそのまま形にした。「子供が絵で描くような三角形の屋根がいいでしょう?」。休日にはキャンプ・スキーなどへ出掛ける、アウトドア派の奥村夫妻にピッタリの家という印象だ。
 玄関に置かれた薪ストーブは「絶対入れたかった」という品。アナログな質感が家の雰囲気に良くマッチしている。屋内は天井が高く明るい印象。1階はワンフロアだが、1・2段程度の段差でキッチンやリビングなどのスペースが分けられている。バリアフリーが叫ばれる昨今、段差を利用した部屋割りは意外な発想だ。また、屋内にブランコと滑り台が設けられているのもこの家ならでは。子供たちにとっては堪らない仕掛けだ。周りを木に囲まれているせいか、階段を2階へと進むと、まるで大木を登っているかのような感覚がある。ブランコで遊んだりハシゴ登ったり、蒼ちゃんと大空君には家の中がそのまま巨大なアスレチックと感じるだろう。玄関の床面には家族4人の手形が押され、外壁には家族で拾った貝殻が飾りとして付けられている。「大工さんにもこれだけ遊ばせてくれる家は珍しいと言われました」と一馬さん。
 長年、建売住宅に携わってきた裕子さんのお父さんのネットワークを活かし、建材などは分離発注を行いコストを抑えた。家の塗装も自ら行うなど、家づくりを積極的に楽しむのが奥村家流。「自分たちの理想の家ができたので、完成した今は本当に夢のようです」と奥村夫妻。誰もが第一に考える『使い勝手』よりも、自分たちが楽しいと感じる『遊び心』を最優先にしたことで、家主の個性がそのまま形になったようなこだわりのマイホームを作り上げることができたようです。

A:大きな窓に面し、明るいリビングルーム。
B:階段の途中に設けられた滑り台。
C:玄関に押された家族の手形。
D:2階廊下。手前に見えるのは更に上へと登るハシゴ。
E:外壁に付けられた貝殻。 F:リビング横のブランコ。
G:外観。
H:玄関前にはシーソー付きの砂場。近所の子供たちも集まる。
I:キッチンの窓から外を見れば砂場が目に入る。
J:上下の開放感も高い。家の隅々まで目が届く感覚だ。



【銘木をめぐる】
伊勢市・厚生小学校の大ケヤキ
118年前の学校創立の際に植えられた

厚生小学校

伊勢市一志町・厚生小学校の校舎前にそびえる大木は、118年前の学校創立の際に植えられたケヤキの木。同校は「豊かな心と確かな学力を持ち、表現できる厚生っ子の育成」という教育目標のもと、505名の生徒が学ぶ伊勢市の中心校。
 校舎を守るように立つこの木は、学校のシンボルといった印象的な佇まい。平成7年に行われた校舎の建て替えの際には、鉄板をひいて踏圧から木を守った。
 「今でも戦前の卒業生が、この木の下で昔を懐かしむ光景が見られます」と千種茂男教頭。校舎は新しく変わっても、この木だけは昔と変わらない姿で立ち続けている。休み時間に木の下で遊ぶ子供たち、彼らもまたこの木を懐かしい思いで見上げる日が来るのだろうか。
 現在も、ケヤキの木は、子供たちの成長を見守りながら時を刻んでいる。



【花式】
VOL.27 クリスマスの名が付いた花

クリスマスの花といえば、真っ赤なポインセチアがまず頭に浮かびますが、名前にクリスマスと付いた花もいくつかあります。クリスマスカクタスやクリスマスベゴニア、クリスマスホーリーなどもありますが、一番ロマンチックな響きのある名前はクリスマスローズでしょう。
 クリスマスローズは最近でこそ、ガーデニングブームの中で丈夫な宿根草として人気の高まっている花ですが、以前は一部のマニアにしか知られていなかったマイナーな花でした。学名はヘレボラスという植物で、この仲間にはいくつかあるのですが、その中のニゲルという種類が本当に12月のクリスマスの頃から花を咲かせるために、この仲間はクリスマスローズの名前で呼ばれるようになりました。
 
ニゲルは草丈わずか15cm程で、直径5cmほどの白い清楚な花を2〜3輪咲かせます。しっとりした気品の漂う花ですが、初めて見る人には、ロマンチックな名前から受ける華やかなイメージとは、ずいぶんかけ離れた地味な花と写ってしまうことでしょう。
 しかし華やかなクリスマスパーティーには、真っ赤なポインセチアが良く似合いますが、清楚なクリスマスローズの白い花は、静かにお祈りをささげる聖夜には最もふさわしい花なのかも知れません。

文:(株)赤塚植物園 倉林雪夫氏
http://www.akatsuka.co.jp/



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