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クリスマスの花といえば、真っ赤なポインセチアがまず頭に浮かびますが、名前にクリスマスと付いた花もいくつかあります。クリスマスカクタスやクリスマスベゴニア、クリスマスホーリーなどもありますが、一番ロマンチックな響きのある名前はクリスマスローズでしょう。
クリスマスローズは最近でこそ、ガーデニングブームの中で丈夫な宿根草として人気の高まっている花ですが、以前は一部のマニアにしか知られていなかったマイナーな花でした。学名はヘレボラスという植物で、この仲間にはいくつかあるのですが、その中のニゲルという種類が本当に12月のクリスマスの頃から花を咲かせるために、この仲間はクリスマスローズの名前で呼ばれるようになりました。
ニゲルは草丈わずか15cm程で、直径5cmほどの白い清楚な花を2〜3輪咲かせます。しっとりした気品の漂う花ですが、初めて見る人には、ロマンチックな名前から受ける華やかなイメージとは、ずいぶんかけ離れた地味な花と写ってしまうことでしょう。
しかし華やかなクリスマスパーティーには、真っ赤なポインセチアが良く似合いますが、清楚なクリスマスローズの白い花は、静かにお祈りをささげる聖夜には最もふさわしい花なのかも知れません。
文:(株)赤塚植物園 倉林雪夫氏
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