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Home > さんさんバックナンバー > 2002.11.7 > 1面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【1面】

映画が街にやってきた!

映画が街にやってきた! 映画が街にやってきた!
映画が街にやってきた!

 四日市市を舞台にした映画、「いずれの森か青き海」の撮影が、先月5日から23日まで、市内各所において行われました。ロケ地はもとより出演者に至るまで、四日市をキーワードに制作されたこの映画には、多くの地域の人々がボランティアスタッフやエキストラとして参加しました。1カ月にわたる撮影の様子を紹介します。

 


四日市全国に発信!「いずれの森か青き海」
映画で四日市のイメージを一新

映画が街にやってきた!

 今回、メガホンを取ったのは、「坂の上のマリア」などの地域コミュニティを題材にした映画で、高い評価を受けている瀬木直貴監督(39)。「地域コミュニティの弱体化が論じられる今、人と人の繋がりの大切さを実感しています。自分の出身地ということで四日市を舞台に選んだこともありますが、いまだに公害の街というイメージで語られるこの街を、活気づける契機になればと考えています」と瀬木監督。
 物語の主人公は四日市に住む16歳の少女・アオイ。外国のメール友達に、自分の街は自然がいっぱいのリゾート地だと嘘をついてしまったことを発端に、様々な騒動が持ち上がります。自分の生まれた街に愛着を持てない少女が、地域の人と人との繋がりを通して、街と自分自身を見つめ直していきます。東京と地方の関係など、地方に住む者が直面する問題も盛り込まれています。
 今回、主役のアオイ役に選ばれたのは、津市の高校1年生・西村美紅さん(三重アクターズ養成所所属)。「瀬木監督からは無理にアオイを演じようとせずに、自分の中のアオイを出せばいいと言われています。映画の撮影は初めてで、戸惑うこともありますが、精一杯頑張ります」と西村さん。その他の出演者には、渡辺哲・小宮孝泰・内山信二・高野八誠・早坂好恵などプロの俳優陣が参加。時にシリアス、時にユーモラスに、物語の幅と娯楽性に深みを加えています。

映画が街にやってきた! 映画が街にやってきた!
ライオン通りで行われた撮影の様子
「将来は東京に出てくるの?」と渡辺さん
映画が街にやってきた! 映画が街にやってきた!
左から高野さん、ドミニクさん、西村さん 撮影を見守る瀬木監督。監督の優しい人柄で撮影現場はいつも和気あいあい
映画が街にやってきた! 映画が街にやってきた!
メイキングフィルムの取材をする今村さん(左)
メイキングフィルムの取材をする今村さん
映画が街にやってきた! 映画が街にやってきた!
多くの見物客で賑わった撮影現場 多くの見物客で賑わった撮影現場
映画が街にやってきた!  
   

映画が生む人々の出会い

 今回の映画撮影に際し、四日市市役所はPFY(プチフィルムコミッション四日市)を設立。約50人の職員が交代で、車の整理や荷物運びなど、ボランティアスタッフとして撮影のバックアップを行いました。四日市市教育委員会職員の岸田諭さん(33)からは、「滅多にないことで参加できて楽しい。職員みんな休日返上で参加しています。四日市の大変良いPRになると思います」と街の活性化を期待する声が聞かれた。
 「将来は自分も映像の世界に携わりたいと考えていますから、クレーンの上に乗っている自分を想像してドキドキしました」と語るのは、メイキングフィルムの制作を担当している、愛知教育大学4年生の今村彩子さん(23)。県内のアマチュア演劇者やエキストラとして参加する市民など、この映画をがきっかけとなり、多くの人々が年齢や団体を越えて交流を深める様子からは、四日市市の新しいまちづくりの息吹を感じました。

今度は我々の番!市民の声

 13日に市内商店街のライオン通りで行われた撮影には300人のエキストラが参加。「瀬木監督は高校生の時は、よくうちの店に来てくれた。今は地元のために大きな仕事をしてくれている。この撮影のように多くの人が集まる商店街が戻ってくるように、今度は我々が努力しなければいけない」と語るのは商店街でレストラン『ひふみ』を経営する萩原幸雄さん(63)。撮影の舞台となった塩浜中学校教頭・中西正彦さん(48)は、「映画の台本を読んで、四日市のPRに役立てるならと、撮影に協力させていただきました。撮影に参加した生徒たちもとても楽しそうでしたよ」と語る。撮影に参加した人、見学に来た人、多くの市民から映画を契機に街に元気を取り戻したいという声が聞かれました。

四日市の魅力を全国へ発信

 四日市の魅力をいっぱいに詰め込んで撮影を終了した「いずれの森か青き海」は、来年の公開に向けての編集段階に入っています。プロデューサーの中島雄一さんは、「前売り鑑賞券をご購入いただくことで、映画製作に協力していただける参加協力券の販売を開始しました。1枚1枚が映画製作の力となります。多くの皆さまのご協力を心よりお願い申し上げます」と映画製作の支援を呼びかけている。問い合わせは=電話080(3018)0406=まで。
 映画の完成は来年1月。その後、7月25日には四日市市文化会館で先行上映が行われ、全国公開、国際映画祭への出品も予定されています。
 詳しい撮影日誌やキャスト紹介などが掲載されている「いずれの森か青き海」のHPは以下のアドレス。
http://www.e-idea.co.jp/eiga/



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