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Home > さんさんバックナンバー > 2002.10.3 > 3面
 
※掲載内容は取材時によるものです。詳細は各施設、店舗にお問い合せ下さい。

【3面】

【ぶらりお家散歩】
津市・朝倉克彦さん宅
「健康と安全」がテーマ、工夫を凝らした住宅兼事務所


津市・朝倉克彦さん宅

 津のヨットハーバー近くの柳山津興、そこを南北に走る近鉄道路(通称)から東へ1本入った道路沿いに先月、お洒落なレストラン風の家がお目見えしました。『この家だけ』という初めての試みを随所に施した実験的なお宅です。外壁には、床材に使うボンドフィラーを自然なタッチで塗りつけ、茶と緑色のグラデーションで仕上げてあります。その外壁にマッチした暖色系の屋根瓦は、中国から取り寄せたもので温もりいっぱいです。
 この木造2階建て55坪(182u)のお宅のコンセプトは「健康と安全」。ソフト開発・OA機器販売会社「Faye System(フェイシステム)」社長、朝倉克彦さん(33)の、こだわりの住まいで事務所も兼ねています。床や内壁、天井は健康のために塗料を使わずクロス張りも一切していません。清々しい木の香りが充満しています。
 1階は事務所。2階は住まい。その上に自然光をたっぷり採り入れたロフトも配置。台所と一体のリビングには、ごろ寝ができる畳の間も。リビングから出入りできるベランダは広々としたゆとりの設計です。また随所に物置をつくるなど『生活の動線』に配慮した間取りは、すべて奥さんの考案です。
 外観はコスト面からシンプルな箱形の家にしました。骨組みは構造の強さを考えて「2×4」と、柱も使った在来工法をミックス。また耐震性を考慮して外壁材は特に補強してあります。
 しかし、この家の最も特異な点は建設の分離発注です。知人の設計施工会社・アポア(津市藤方)がメーンとなりながら、電気・板金・材木・大工・塗装・サッシなどは朝倉さんの仕事の関係で付き合いにある業者との直接取引を試みました。「各部門のコストを圧縮することができました」という注目の建造物です。近くアポア主催の見学会も開かれます。

@お洒落なレストランを思わせる朝倉邸。9月に完成したばかり
A1階奥の事務所別室。健康のため床、壁、天井とも塗り物やクロスを一切使っていません。木の香りが充満しています
B2階リビングから出られるベランダ。広々として気持ちの良い空間です
C2階の上に設けたロフト。太陽光をいっぱい採り入れた清々しい部屋です
D奥さんが考案した2階の台所。動きやすく設計されています



【Gardening】
お庭で秋を楽しみませんか?

山を彩る紅葉は秋を代表するものですが、凋落の前の短い期間なだけに、深く動かしがたい美しさが心に残ります。 今回はお庭で楽しめる秋をご提案します。

Gardening Gardening

◎木を植える
 ◇ナツハゼ(ツツジ科)低木〜大低木=秋の紅葉は見事です。10月になると小さな黒い果実がつき、食べることもできます。腐植質に富んだ排水のよい軽いローム質の土が適します。
 ◇ナツヅタ(ブドウ科)=這う性質を利用して建物の壁や門柱・塀などに這わせ、その美しさを楽しみます。午後の西日を避けた場所を選んで植えます。

Gardening

◎コンテナに植える
 ◇シュウメイギク・ヤブラン=シンプルな素焼きの鉢に植えると上品な秋といった雰囲気になります。
 ◇タカノハススキやヤハズススキ=それだけを大型ポットにわさっと植えると、野性味がでておもしろいです。しゃらしゃらと風にゆれる穂の音からも秋を感じます。
アドバイス 鈴木錬美さん(東万津店) 0120(14)2883



【銘木をめぐる】
鈴鹿市南玉垣町の地蔵大松
古来の神々への信仰を今も伝える

地蔵大松

日本に仏教が公式に伝えられたのは538年(欽明7年)。崇仏派の蘇我氏と排仏派の物部氏との争いは、587年に物部氏が敗れる形で終わり、仏教以外の信仰が禁じられることとなった。当時、鈴鹿の地で古来より地蔵菩薩を信仰していた人々は、礼拝していた石像を地中深く埋めて隠匿し、その場所をひそかに後世に伝えるための目印としてこの松を植えたと伝えられている。  享保17年(1732年)にこの地に大干ばつが起こった際、この松の側を掘り返したところ地蔵菩薩が出土し、その下から水が沸き出し地域の田畑を潤したという説話が残っている。また、戦時中、近くにあった航空基地の発着の邪魔になるとして、この木の伐採が検討されたが、事故や病気が発生して中止されたという。現在、黒松の木の下には地蔵菩薩が祀られている。 所在地:鈴鹿市南玉垣町 交通アクセス:国道23号より東に約200m左。



【花式 】
VOL.26 秋桜

「秋桜」と書いて「コスモス」と読みます。秋晴れの青い空の下、休耕田一面にピンクの濃淡や白を交えて咲き乱れたコスモスを眺めると、誰でもきっと心が癒されるのを感じる事でしょう。
 原産地はメキシコ。外国から来たのにこれほど日本に溶け込み、季節の花として愛されている植物は他にはありません。日本には幕末の頃に入ってきたと言われていますが、栽培が広がってきたのは明治の中ごろで、同42年には文部省が全国の小学校に配布したということです。小学校の校庭には桜が付き物ですから、春一面に咲きそろう桜に対して秋の校庭を彩るコスモスに「秋桜」の字を当てたのは当時の小学生かもしれませんね。
 これ程秋のイメージが強い花なのに、実は今売られているタネのほとんどが早咲き種。品種改良のおかげで、いつでもタネを蒔けば、2ヶ月で咲きだします。つまり、春に種を蒔けば、夏にはもう咲いてきます。でも、しっとりとしたピンクのコスモスには、やはり秋が似合うようです。早咲きのコスモスを真夏に咲かせても、繊細な花は霞んでしまい、まるで目立ちません。同じように改良されたものにサルビアがありますが、こちらは今ではすっかり夏の花。元々サルビアも秋の花だったのに、今や秋のイメージはほとんどなくなってしまいました。
 色んな花たちが、品種改良(?)や栽培技術の進歩(?)で、どんどん季節感を失って行く中、コスモスだけはいつまでも「秋桜」でいて欲しいと思いますね。

アカツカ新着情報
 春のお庭を飾るチューリップの球根が続々入荷致しました。今年も富士山特大球を始め、オランダ産の珍しい形や色のもの、切り花になるタイプや、香りも楽しめるものなど品揃え豊富に全120種を販売しております。草花苗では、花色が鮮やかな「セローシア紫小町」が新登場。花だけでなく銅葉のような斑が入った葉も楽しめます。
観葉…今、注目を浴びている「ノニ」を御存知でしょうか。生育旺盛で年に3〜4回も花を咲かせ、その実もジュースにできて大人気。また部屋に置くと快眠がえられたり、葉を湯船に浮かべるとアトピー、乾燥肌に良いなど様々な体験談があります。
文:(株)赤塚植物園 倉林雪夫氏
http://www.akatsuka.co.jp/



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