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▲K-1トライアウトに合格した田中さん=多気郡明和町坂本で
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「K‐1」トライアウト合格
多気郡明和町明星の田中雄基さん(26)がこのほど、テレビ放送などで人気の格闘技イベント「K─1」の出場を目指すファイターたちの登竜門K─1トライアウト(株式会社FEG主催)に合格した。今後は育成選手として合同練習などに参加し、査定試合を重ねる。9月に開かれる大会に出場し、結果を残せば、恒例となった大みそかの格闘技イベントへ出場できるという。 田中さんは、高校時代に兄の満さん(28)と独学でキックボクシングを始めた。テレビでK─1中継を見ながら自宅で練習。激しい動きに部屋の壁に穴があくこともあった。
自分たちの力を知りたいと6年ほど前には親戚の紹介で地元の空手道場に入門。大会にも出場、技を磨いていった。
2004年にはアマチュアのキックボクシングの大会に兄弟で出場。決勝では兄弟対決となり満さんを破って優勝。翌年も優勝した。
大会での活躍が興行主催者の目に止まり、プロのリングに上がることも。身長177センチ、体重80キロの田中さんが体格差で大きく上回る190センチ、110キロの外国人選手に勝利することもあった。
トライアウトの募集は今年1月。書類審査で500人ほどの中から100人に絞られ、先月2日に東京であった基礎体力、スパーリングなどの審査に参加。スパーリングでは相手を圧倒、ヘビー級12人の合格者の中に名を連ねた。
「一度見た技をすぐに習得してしまうところがすごい」と満さん。体重100キロの選手がひしめく階級での戦いとなるが、小回りの聞く動きとパワーを併せ持つ。K─1ではスター選手の誕生が新たな階級創設につながることが多いため、自身の活躍で今はまだない「ライトヘビー級」という階級を作るのも目標。そのためにも大みそかへのイベント出場は欠かせない。
練習環境を求め東京などにいく選手が多い中、地元での練習にこだわり続ける。現在も満さんが主宰する格闘技教室「BFA─SEED」に所属し、町内の体育館で地元の仲間とともに練習に励む。
田中さんは「世界チャンピオンはもちろん、自分が中心となって新しい階級を作りたい。地方にいてもやる気さえあればできるということを証明したいですね」と話した。 |