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| ▲マンモグラフィを操作する放射線技師=松阪市川井町の松阪中央総合病院で |
専用のX線装置で乳房を写し、乳がんの早期発見をしようというマンモグラフィ検診の必要性、有用性が叫ばれている。欧米ではマンモグラフィ検診の普及で乳がんによる死亡率の低下という成果を上げているが、日本では受診率が20%程度と低く、その点ではまだまだ後進国の状態。そこで「ピンクリボンサポート」第2回はマンモグラフィについての認識を高めてもらう狙いで、記者が体験取材を試み、検診のポイントなどを考えてみた。
技師が丁寧にアドバイス
検診を受けるのは、松阪市川井町の松阪中央総合病院。はじめに同病院診療放射線技師の豊田友美さん(33)から説明を受け、検診を開始した。
まず、上半身を脱ぎ、マンモグラフィの台に乳房を乗せる。次に圧迫版で乳房を挟み。均等に伸ばして撮影。上下と斜め、2方向から撮影するが、場合によっては1方向のこともあるという。
豊田さんから「撮影のときに力が入ると、乳房を挟みにくくなり、鮮明に撮影できないのでリラックスして」とアドバイスを受けた。乳房を薄く伸ばすことで、乳がんが出来る乳腺を少ない放射線でもれなく写し出し、異常を見つけやすくするそうだ。
撮影時間は5分程度。簡単に終わったという印象だ。また、自分だけの乳がん検診ファイルを作成できるという「乳がん検診ネットワーク」(下記参照)への加入も済ませたので、一層、定期的に検診を受けようという気持ちになった。
「痛いというイメージが強いマンモグラフィ検査だが、『思ったほど痛くなかった』という声が多い」と豊田さん。ただし、個人差があるので気になることがあれば技師に伝えてほしいとのこと。豊田さんは「食事制限もなく、早朝でなければいけないという規制もないので、気軽に受けていただきたい」と話していた。
松阪中央総合病院では、毎週金曜日、乳腺外来を受け付けている。また、人間ドックのオプション検査としてマンモグラフィ検診がある。
松阪中央総合病院TEL21・5252
参考・NPO法人乳房健康研究会「マンモグラフィQ&A」 次回は乳がんのセルフチェックなどについて考える。
早期発見のメリットは?
乳がん手術を受けた患者が10年後に生存している割合は、早期だと90%以上と高い。また、早い段階での発見は患者に負担のない治療につながるといわれている。
読者からのお便り
◆30歳以上の女性の25人に1人がかかる乳がん。大変参考になりました。 (松阪市・青山敬子)
◆マンモグラフィの記事を読んで、健康が第一と思うので、これからも気をつけていきたいと思いました。 (松阪市・山本みよ子)
◆乳がん検診のことが気にかかっていたので、記事を興味深く読みました。 (四日市・井上あゆみ)
◆乳がん検診の記事を見て、毎年受けなくてはと思いました。 (菰野町・伊藤喜久子)
◆会社員の30歳代の長女が企業検診で先日、乳房検診を受けました。触診だけだったとのことですが、特集を読んで、次回からはマンモグラフィも受診するように勧めたいと思います。 (名張市、和田トシ子)
◆昨年あたりからテレビ等の影響もあり全国的に脚光を浴びてきたにも関わらず、伊賀地域においてはまだまだ浸透していません。私自身、車にピンクリボンのステッカーをつけていても、「これ何のマーク?」と質問されるのが現状で、何か寂しい思いをしていました。今年に入りピンクリボンの記事が掲載されているのを見て、これでこの伊賀でも、今より少しでも浸透して多くの方に周知していただけることを願っています。(伊賀市・廣田篤是)
ネットワーク登録者人数
現在33,757人 (2008年1月31日現在)
ネットワークに登録できる医療機関は下記ホームページ参照 問い合わせは、三重乳がん検診ネットワーク
http://mie-mmgnet.jp/ TEL059・231・5029 E-mail:mmg@clin.medic.mie-u.ac.jp
※三重乳がん検診ネットワークは専門医などによるマンモグラフィ検診をしている病院の集合体。検診後に登録すると、ファイルが作成され、今後の検診に役立てられる。 |