平成10年に受けたカルチャースクールで地元二見のハマグリを歌人の西行と芭蕉が唄に詠んでいたことを知り、興味を持つようになった。「こんなにたくさん集めるようになるとは思っていませんでした」と長谷川さん。休日を利用して地元二見町の海岸で貝殻を集めてきた。 ハマグリの貝殻を集めていると聞いた近所の人が料理などで使った貝殻を持ってくるようにもなり、数は徐々に増えていった。4千個に達したときから模様や大きさにも興味を持つようになったという。 集めた貝殻はひとつずつたわしで洗い、上皮をとって、乾燥させ保存。3年ほど前からは整理を始めた。まずは大きさごとにわけ、模様をみて整理。小さいものは2センチほどで大きなものは10センチくらい。専用の箱を作り、箱の中の仕切りを大きさに合わせて、貝殻をひとつずつ並べていった。 まだら、縦じま、白黒、茶色など模様もバリエーション豊か。整理したハマグリは模様、大きさを分類していくと100パターンにもなったという。 「どうしてこんなに表面の模様が千差万別なのかとっても不思議。ひとつひとつがとても美しい。私にとっては宝石のようなものですね」と語る長谷川さん。 昨年の秋には同市内の賓日館で展示会も開催。その際には同年8月に採取した「夫婦岩」の模様のあるものを展示し、話題を呼んだ。 収集以外では貝にアクリル絵の具で絵を描く「貝アート」も行い、体験教室などで講師を務めたことも。 「この魅力をもっと多くの人にお伝えしたいです」と、今後の活動にも意欲的だ。 |